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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
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来てやったぜエイロジャル!

アンナちゃんが!エイロジャルに!

どうも、アンナちゃんだよー。


私は今、人の姿でエイロジャル国内にいまーす。


国境?ああ、潰しました。さくっと。


で、ふわふわと首都を目指してるんだけどさ。兵士いねーなぁ。


道中で待ち構えてるかと思ってたけど……うーん。


首都に集まってるのかしら。


途中の村に行っても、人っ子一人いない。避難した形跡あり。ふーむ。


そんなこんなでとっても順調に行って、予定より一日早く首都近くまで着いてしまってね。


……首都は、人が居るみたいね。門番がいる。けど、並ぶ人達も兵士の姿も見えない。


あ、遠くから見てたら門番に見つかった。……私しか居ないからね、しょうがないよね。


慌ただしく中に入っていく門番。本当に来やがった!みたいな感じかな。


私はゆっくり、門に進む。……門番、来ないなぁ。遅い。


門に着いてしまった……。門番いないし、開けるか。


門に手を触れようとして。


……術式反応!これは、浄化!門にかかってるね!


あー、うん。私浄化されないんだよね……。人間だし。


ま、普通に開けます。かなり重い門だけど、まあそこは、魔術便利ってことで。


街の中に入りましたー。……あれ?人居なくね?


と思ったら、道に一人。


「……予定通り、ですね。グリディナさん。」


やー、魔術研究員君。ほら、勧誘してきたヤツ。


「皆どこいったのさ。もしかして、逃げた?」


「ふふ。逃げてなどいませんよ。」


ふーん。


「このでっかい魔術反応もそれかな?首都全域にかかってるね、効果は……回復と能力上昇、増血?」


「……ええ。この国の……首都に付随する防衛魔術です。」


「へー。」


「効果は永続。本体を止めないと永遠に続きますね。」


「ふーん。で、それを使ってどーすんのさ。」


「ふふ。なに、お楽しみの時間ですよ。……皆、準備は出来ております。」


ふむ。


「一つ、聞きたい事が。」


「なに?」


「貴女は、何を楽しんでこのような事を?」


ふむ。


「殺したり……暴れたり……命のやり取りっていうのかなー。そーいうのが好きだね。あと絶望する顔を見るのが好きかな?それを私の手でやるのが楽しいのさ。」


「……そうですか。我々とは、少々違うようですね。我々は戦いそのものが楽しいのです。絶望は、与える必要がない。」


「ははっ、意図せず与える事もあるのに?」


「それはそれ、これはこれです。……貴女の戦いは、歪み歪んでいる。」


「そーかもねぇ。」


歪みきってるんだろーね。


「さて、お喋りはここまでとしましょう。」


「そーだね。」


剣を抜こうとして。


「サーーーーーーァとうとうこの時が来てしまった!!!エイロジャルに宣戦布告したるは、たった一人の少女!されど侮る事なかれ、こいつは国滅ぼしの亡霊だーーーぁ!!!」


!?


「我らの総意はただ一つ!こんな面白いお祭りはない!!!各地の街から領地から村という村から、この首都にひしめき合って待っていたぁ!!!」


!?!?


「世界最凶すら殺した最悪の亡霊、それと戦わんと集まってきたァ!!!!!」


マジかよ。


「東西南北中央から!ヨボヨボのバァさんから乳のみ赤子まで剣を握って!集まりし我ら総勢500万と少し!!!」


赤ん坊!!!!!


「その全てと、相対してもらおうかァ!!!」


……いいだろう!


「素晴らしい!!!!!なんて楽しいお祭りだ!!!」


ニヤニヤがとまらないね!


「さあ、王様、一言号令をお願いします!!!」


「よく来た、グリディナ!待っておったぞ!これほどの楽しみ、夜も眠れんかったわ!」


「いいねぇ!」


「さあ、待たせるのも悪い!さっさと始めてしまおう!……皆のもの、剣を抜けぇ!」


首都中から金属の擦れる大音響!


「雄叫びを上げろぉ!」


「「「「「「ッッッッッォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」


すげー声!!!地面が揺れてる感ある!!!


これは本気で楽しまないと!!!全力で、行くよ!


「さあ!!!いざ尋常に……!!!」


「勝負ゥ!!!」


「バトル・オブ・エイロジャル!レーーディーーーー!!!!!」


「「「「「「ゴーーーーー!!!!!」」」」」」


「者共、突撃ィイ!!」


「ヒャハハハハハハハハハハハハ!!!!!シャムシャラの亡霊、いざ参るゥ!!!」


「師匠ォォォォ!!!行きますよォオアアアア!!!」


四方八方から人の壁が迫ってくるんだけどォ!!!


「そうら、かかってこいやぁー!!!ヒャハハハハハハハ!!!!」


炎剣、氷剣、風剣、雷剣、砂剣、その他色々エトセトラ!!!


私の教えたやり方が、改良されて襲いかかってくるね!!!


「最っ高だテメェラアアアアア!!!」


ちょ!赤ん坊ですら水剣かよ!すげーな!?


その場でくるくると回り続けて、死体を積み上げていくぜ!老若男女問わず全部皆殺しだぁーーーーー!!!!


アッハ、ハハハハハハ、ヒャハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!














アンナちゃん×エイロジャル=カオス。

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