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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
71/204

西へ行こう!

短いです。

はーあーい。アンナちゃんだよー。私は今、エイロジャルに続く道をふわふわと進んでまーす。


あ、そうそう。結局、生き残った兵士は0でした。全部アンデッドになっちゃったよ!


いやー、素晴らしいね。


まあそれはいいとして。


この街道を通るのも久しぶりかな。特にこっち向きはあれだね、この周の最初以来かな。


通る者のいない道。グラスゴルが壊滅したっつーことで、商人も旅人もいない。


さてさて、これからどーしよかな。


西に向かうのは確定してるね。あいつらの所に行こう。


あの10人、グラスゴルの王族二人と生き残りの魔族、そして高位貴族と巫女三人が入ってるからね、悪い様にはされない。力もある奴らだし、あの国で暮らしていける。


それを、私は……ふふ、ふふふふふ。


それは後に置いといて。


エイロジャル、向かってるけど……どーしよ、折角だし潰すかな?


その方が楽しいかも。


私の教えた魔術、それがどれほどのものになってるか確認もしたいしね。


実際に相対した方がわかるってものよー。


よし、決定。


目標、エイロジャル。


魔術発動、広域、拡声、遠距離。


「はろはろはろー?エイロジャルのみなさーん。これはエイロジャル全域に届けておりまーすぅ。」


ん、届いてるみたい。


「私、グリディナと申しますわぁー。ええ、皆さんの知ってるグリディナですぅー。」


反応が見れないのが残念。


「突然ですがー。私、この国に喧嘩を売ることにしましたぁ。恨みも何も無いですけどー。」


うふふ。


「グラスゴル潰したしー。次は隣でも潰そうかなーって。その方が楽しいじゃん?」


うふふふふ。


「つーわけでぇ。……貴様等ノ魂、私ガ喰ライ尽クス。」


人を食らう化け物のようにー。


「これは宣戦布告だよー。兵士だろうと傭兵だろうと一般市民だろうと、私を狙ってきなさーい。その全てを喰らい尽くして差上げますわ!」


そして脅す。


「ああ、もしつまらなかったら……魔族領と同じ事してあげるね。グラスゴルみたいに、アンデッドにしてもいいかもねぇ。っふふ、ふふふふふふ。」


どーしよっかなー。


「宣戦布告されて受けないとか無しねー。エイロジャルなら全力でやってくれるって期待してるよー。」


わくわく。


「以上、グリディナこと、アンナ=グリディナ・ディアグリム……あー、これ実は偽名なのよねー。」


めんどくなってきたので。


「本名、アンナ・グリムディア、輪廻神の巫女、シャムシャラの亡霊からの宣戦布告でしたー。あと五日くらいで国境につくから、せいぜい私を楽しませてねー。あははー!ばいばい!」


ブチッ。


一方的な通信終了!さ、そろそろ夜営といこう!


適当に狩って来た肉を焼いて、夜ご飯!


そして寝る!


すやぁ。





さあ、どんな絶望を振りまこうか。

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