混沌乱れてぐっちゃぐちゃ!
仲間をふやしてなんとやら!
はいやー!アンナちゃんだよー!
私は今、トレイル・ドライアーディーの森の前にいる!
そんでもって、エイロジャルの将軍と話してるよ!
「なるほど、邪なネクロマンサーの暴走に乗っかり王都を制圧した、と。」
「そそ、ネクロマンサーはぶっ殺したからいいんだけどね、皆アンデッドになっちゃったよ。有用な……アンデッド系魔族に変化した奴もいるけどね。」
勿論、嘘!私がやりました!
「ふむ。して、そのアンデッドは制御できるのですかな?」
「んー。ぞんびーは弾除けに最適みたいな?」
「ふむぅ。……それで、我らをこの森の前に誘導した事とどう関係があるのですかな?」
「中に超絶鬱陶しいのがいるから数で潰そうかな、と。」
狙うは、神の魂よ!うふふ、冒涜的な味がしそうよね!
「ふむ。確かに、我々にとってこの森は目の上の瘤。この機会に潰してしまうのも手ですな。」
「犠牲、かなり出る予想だけどいい?」
「戦争ですからな。致し方あるまいよ。」
ふーん。ま、いいけど。
どうせこいつもアンデッドになるさ!ひひひひっ。
つーことで、作戦!
アンデッドを突っ込ませる!
兵士突撃させる!
後ろから私が全部アンデッドにする!
ラディーちゃん見つけたら、殺す!
あとはしらん!
作戦決定!さあいくぞー!
「やあやあ我こそはグラスゴル生まれ旅路育ち、ハーヴェスタを廃墟にし魔族を虐殺したエイロジャルのアンナ=グリディナ・ディアグリムなりー!!!またの名を、アンナ・グリムディア!輪廻神の巫女にして、絶望振り撒く亡霊!!」
名乗りを上げろー!
「我等の目的はただ一つ!トレイル・ドライアーディーの討伐也!」
目標はお前だ!
「さあ、行くぞ森の主!シャムシャラの亡霊が、殺しに来たぞぅ!!!」
準備よし!
「進軍開始ー!!!」
「くっせぇゾンビ共!!!マスターの命令だ、肉片になるまで喰い散らかせェ!!!」
「ヴォォォォォ!!!」
突撃してったよ!五分待って、と。
「将軍ー!」
「うむ!火をかけろ!……撃てェー!」
さあ燃えろー!
「次!風を起こせ!撃てェー!」
燃えろ燃えろぉ!
「次!!油を飛ばせぇ!撃てェー!」
もえー!
「最後ォ!!!風を回せェ!撃てェー!!!」
森、絶対燃やすマン!
「……のうグリディナ、これゾンビも燃えないか?」
「今更かっ!」
燃えるに決まってんでしょーが!!!
「ま、見てなって。面白いものが見られるからさ!」
ぞんびーを燃やす、燃やすと。
「焼きぞんびーになる!」
美味しくなるよ!!!
「おい。」
「冗談だよー。」
美味しいのは本当。以外と臭みが抜けてうめーのよ。毒あったけど。
そうこうしている内に森がぞんびーと共に燃えていくよ!でも、相手の動きは無し。
奥にいるのはわかっているんだけどね、探査で。
「さてそろそろ、ぞんびー共やるよ!」
「黒焦げ死体共!!!マスターの命令だ!!!撒き散らせェ!!!」
レイスちゃん、便利。
燃えたぞんびーが集まって、ぐちゃぐちゃになって、肉がくっついて、骨が組み合わさって、塊になって!
「フレイムゾンキングに大変身ー!!!」
燃えた骨と肉の塊が巨大で頑丈になって帰ってきた!!!
「さーあ!皆で燃え上がろーう!!!」
「ブチまけろォ!!!」
油と肉と骨が固まった塊を、撒き散らして爆発させるよ!
森が燃える!!!
そしてでかい塊を奥にぶっとばして、と。
「これででてくるだろーねぇ。」
黒の森に、炎が到達する。
「私ノ森……。許サナイヨ!」
巨大な魔力!炎が消し飛んだ!冷めた!
「突撃準備ィ!!!」
「野郎共!突撃準備ーーィ!!!」
「テメェらァ!!!死肉削ってでも突っ込めよォ!!!」
さて。
「突撃ぃーー!!!!」
「ウォォォォアアアアアアアアアアア!!!!」
数で押しつぶすよ!
……森を、ね。
「魔術支援いきまー!!!風が鋭くてすっぱぱーんと!」
兵士の行き先を、伐採!そしてー。
「ンッフフフフフフ……汝ラガ恨ミ、我ガ晴ラソウ……!」
ネクロマンシー!木を、アンデッドにして、動かす!
「これで戦力も増強したね、さーいけいけー!」
黒の森を、人間と燃えるぞんびーと木が駆ける。
「雑兵、失セナサイ。」
そうして、ほとんどが無数の根に貫かれると。あ、将軍もやられた。あーあ。
「出てきたー!」
エンカウント!トレイル・ドライアーディー!
「貴女、ココデ養分トナリナサイ……!」
うわ、私狙ってきた。ここまで予想通りかな。
「あはは、はははははははっ!演出ご苦労ー!!!」
これで喰える!
「森の主、グラスゴルの守護神。なんていうか。」
普通に勝てるかな。
「さぁ!シャムシャラの亡霊がお前を殺しに来たぞゥ!!!」
接近。
「下僕、キナサイ!」
大量召喚、きた!
「貴様等ノ死ハ認メヌ……!立チ上ガレ!」
大量の死体をアンデッドに!
戦争第二ラウンドー!!!化け物対獣ー!!!
いってみよー!!!
皆殺しといこう。




