表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
61/204

魔術研究所!

アンナちゃん、また教える羽目に。

ちわちわーす。アンナちゃんだ。私は今、エイロジャルの城にいまーす。


謁見の間ってやつでーす。


王の話うだうだ聞いてまーす。うちは魔術がうんぬんかんぬん、私もさっぱりだうんぬん。


「そういう訳だから、よろしく頼むぞ、グリディナちゃんよ!はっはっは!」


ちゃん……。


話を聞く限り、とても由々しき事に、かなり初歩からやんないとかも……。


うーん。




「ここが貴女の研究室となります。先ず最初は我々研究所の人間に教える事から始まると思いますが……。」


まあ、そーなるよね。


研究所の人、総勢20名。以外と多いのな。


よろしくー。とりあえずどこまで出来るか見せて欲しいかも。


「わかりました。では順番に撃てるものを。」


……。


…………。


あー、うん、なんだ。


予想していた以上に……。


「えー、あー。なんだ、その、うん。こっからか……。」


生活に使える魔術があるんだけど、それを強くして攻撃してる感じの……。鉄で出来た箒でぶん殴ってる感じの……。石で出来た布団叩きでぶん殴ってる感じの……。


「先ずはちゃんとした魔術を覚える所から始めましょうね……。」


やってやーるやってやーる。


「魔術の何たるかを叩き込んでやらァ!」


スパールター!








一ヶ月!経ったよ!早いって?経ったっつったら経ったんだよ!!!あまりに初歩すぎてつまんねーよ!


簡単に略して言うと。


まず魔力の使い方、外に放出する使い方を知らない。


内側に通す使い方はとても長けている。


なので先ずは外に出す訓練な!あっこら、中に出すんじゃあない!


テメエらの竿でも外に出せるだろーが!出来る筈だ!!


バーカ!本当に竿から出すんじゃねえ!バーカ!


あはははは!腕爆発してやんのー!バーカ!


何お前妊婦???男なのに???バーカ!


的な。


……お前らタマついてんのに玉に出来ねえのはなんでなの???棒にはできるのになんでなの???形も変えられるのになんで???


魔術が不得意っつーレベルじゃねえぞ!もはや別物な!


つーわけで。


「おーけーおーけー……よくわかった……。私が間違っていたようだ……。」


「し、師匠……?」


あ、師匠って呼ばれてます。


「どうやらこの国の人間は少々……魔術の回路がおかしいようだ……。」


まとめよー。


内側に通す事は可能。得意。


外側に出す事は要訓練。訓練すればなんとか。


玉として出す、不可能。無理。


棒として出す、可能。攻撃はどうしても剣をイメージしてしまうらしい。


纏わせる、可能。内側に通す応用。


ふむ。


「やり方を、考え方を変えよう。」


イメージするのは、剣を使った魔術。


いや、むしろ魔術で剣をつくってしまうか?


両方いけそうかもね。


「こういうのは、如何かな。」


炎を剣の形に、圧縮、形成して。


振る。


炎の斬撃が飛んでいくよ!


「おお!」


「これならイメージしやすい!」


よしよし。


「次、これは。」


剣に炎を薄く纏わせて、丸太に押し当てる。


押し当てた所から焼き切るよ!


「これもまた、いけそうだ!」


「これなら……!」


よーしよし。


「ならこれらを中心にやってくぞー。」


決定!


剣を軸に、付与とか形成でぶん殴っていくタイプで!


魔剣士だー!


……身に付いてくれよ、頼むから……。私の労力……。








面倒くせえ!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ