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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
54/204

闇に紛れる絶望。

ようこそあんだーわーるど!

こんばんは、アンナちゃんだよ。私は今、王領の地下にいる。


平伏す者共を見下ろして、死体の山に座ってますゥ。


「まことに、申し訳ございませんでしたぁ……ですから、どうか、命だけは……!」


「何に対して謝ってんのかなー。つーか謝られる事したかな?」


「あ、貴女様を侮り、歯向かった事についてです……。」


しらんがな。


「それこそ意味わかんないなー、私は侵入者、そっちは自衛の為に来たんでしょーに。まあいいけどー。楽しかったし。」


アングラは割と人が多かったよ。人間も割といた。


その1/4くらい殺したかもだけどー。


「私は暫くここに居させて貰えば良かっただけなんだけどねー。ま、楽しめたしいっか。」


「ははーっ。」


なんで平伏してるのかわかんぬぁーい!あれか、力か!魔族だから力か!


「力強き者に従うのは魔族の理ですぞ。」


へー。予想通りすぎて、へー。


「ま、いつも通りでいいっしょ。はい、かいさーん。」


解散。適当な所に泊まるかー。


「オススメの宿がございます。」


マジ?案内よろしくー。


このアングラ、なんでも古い街の遺跡を使ってるんだってさ。地面の下にあったからそのまま上に街が出来て王領。下には遺跡。


「元は盗掘者の集まりが拠点にしていた所を街として使っているのです。現在は、このような陽の下に出れぬ様な者達が寄り集まっております。」


「なるほどねー。」


「尚、遺跡研究者は襲わない様に配慮しているのです。なにせ、全容が未だ明らかになっておりませんので。」


「それって、一般人とか入ってこない?」


「表立った入り口が関係者以外立ち入り禁止となっておりまして。」


「裏があるわけねー。」


私が入ったのもそこだし。


「もし一般人が入った場合、我らの血肉となって頂きますが。」


ですよねー。


「さて、ここです。」


宿屋。なかなか立派な……。


「ここは、襲撃禁止区域にありますので。この区画のみ、治安は最高です。」


「もし誰かが襲撃したら?」


「血の一滴も残さない、と。」


「……なにがあるの?」


「この街の中央になりまして。ここを維持する為の巨大な魔石とそれに付随する機構があるのです。我々には直すことの出来ない技術ですので……。」


「オーバーテクノロジーってやつか。そりゃあ壊しちゃ大変だわ。」


なるほどねー。


「では、私はこれにて。この街をお楽しみください。」


ちぇっくいーん。


設備めっちゃ整ってる、部屋も綺麗、シーツも完璧、そしてなによりご飯が美味しいよここ!!!次に王領来た時もここにしよ!!!


この国は飲酒制限ないから、ワインも飲みまくれる!


紅茶もいいのがあるよ!?


ケーキ!ケーキ!


はー、最高。ここほんと最高だわ。


え、値段?高いに決まってるわ。私としては安いけどねー???んふふ、貴族最高。


よし、ゆっくりして、ねるよ!


おやすみぃ〜♪






おはおは、アンナちゃんだよ。いやー、ぐっすりだわ。朝ごはんも美味しい!


地下だから、日は見えないけどね。


さて、街を散策。


へぇ、色々そろってるんだねぇ。地下だから皆思い思いの時間で動いてる、だから眠らない街みたい。


ケンカもそこら辺の路地裏覗くとやってるねー。


「よう嬢ちゃん。ここはアブねぇ所だぜぇ?」


「ママの所に帰っておっぱいでも吸ってなぁ?」


「ま、二度と帰れねえけどなぁ!」


「嬢ちゃんのおっぱいもママみてえにしてやろうかぁ?ひひゃひゃ!」


おー、絡んできた。四人か。


「おう坊主共。ここはガキの来る所じゃないよぉ?ママの股でも舐めに帰ったらどうかなぁ???アヒャヒャヒャヒャ!!!!」


「ンだとこのガキ!」


「それともパパの棒でも舐めてんのかなぁ???ウケるわぁー!!!」


「ブッ殺す!」


あはは。


「自分の棒でも舐めてたらぁ???」


半分に畳んであげよう。よかったね、これで自分のを舐めれるねぇ???


「お、おいコイツヤベェ奴だ!」


「逃げ」


「られるとでも思ったかなーん????」


爆ぜろー。


「汚い花火ー。」


終了。はー、ウケる。


掃除は、それを仕事にしてる人がいるから放置でいいみたいよ。


つーわけで、散策続行!


屋台が沢山あるね、ここは商店街になるのかな?


「イラッシャイ!嬢ちゃん、さっきは凄かったねぇ!」


「イイモン見せてもらった礼だ!持ってけぃ!」


……なんか、色々貰っちゃったよ。果物によくわかんない瓶に金属のごちゃっとした固まりにひん曲がった剣。


……廃品回収?


「そこら辺ほっつき歩いてる遺跡研究者に売りゃいい金になるさ!ハハハハハハ!!!」


なーるほど。


「つまり、カモだね?」


「あたしらにとっちゃ、カモがネギ背負って薪と鍋担いでるみたいなもんさね!」


わーお。


「アイツらはここに居ねえ雰囲気出してるからすぐわかるさね!あそこの男とかさぁ!」


あ、ほんとだ。


よし。


「ねぇ、お兄ちゃん……これ、買ってくれない……?」


うるうる目、上目遣い、おどおどもじもじ!


どーだ、ろりろりだろぅ?


……金貨二枚で売れた。っぷぷぷ。


離れて行ったのを確認して、と。


「っひゃはははははははははは!!!!マジかよ!ウケるんだけどォー!!!」


「あれガラクタだぜ!?バカだ、バカがいた!!!」


「嬢ちゃんよくやったじゃねーか!!!今の演技、最高だったぜ!!」


周りにいた奴らと大爆笑!!


「よっしゃあ!パーッと飲むよお前ら!!!酒くれ!!つまみもな!!!」


「毎度ありィー!!」


そのまま路上宴会!これが出来るのがココの良い所!


「ゴチになりゃーっす!!」


「飲め飲めー!ひゃひゃひゃひゃ!!!」


金貨二枚じゃ足りないけど、こまかい事気にしちゃいけねーぜーい!!


そのまま飲み食いしまくって、バカ騒ぎして、ケンカに野次飛ばして、乱入して、騒ぐのだー!






……はっ。寝てた。周りを見渡したら、死屍累々。


……一日潰れたね?????


左右にエッロいおねーさま方が寝てるけど、細かい事は(ry


よ、よーし、散策続行するぞー。


その前にご飯食べにいこー。











紛れてないな???

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