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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
37427周目!
49/204

馬車の中からアンナちゃん!

○○ドナ的な。

おはよー、アンナちゃんだよー。馬車でーす。縛られたままだったので身体がギシギシしまーす。


「起きたか。そら、メシだ。」


ステーキっすかー。朝からいきますねぇー。


「あら、小さく切ってあるのね。ご苦労。」


「……お前、昨日とキャラ違わねえか?」


「刺激的でいいでしょう?うふふふふ。」


「……意味わかんねえ。どっちが素だ。」


「どっちも、かしらね?」


いーじゃんそんなこと。


食べやすいご飯ありがとう。


「ご馳走様。さて、今日も移動するのでしょう?」


「……ああ。」


あ、行っちゃった。ちぇ。


馬車の染みでも数えてよー。




暫くして、侍女役してた女が入ってきて、馬車が動き出した。


「ねえ、オジョーサマ。」


なにかー。


「屋敷に居た時とは性格が違いすぎるわよ。なに、あっちでは猫被ってたの?」


「なに当たり前の事言ってんのよ。」


あれも素だ。


「そう。……これから、売られる訳だけど。家に帰りたい?」


「なるようになーれ、ですわー。」


「答えになってないわよ。」


「これが答えですもの。」


適当に。


「訳が分からないわ。貴女、何考えてるの。」


「暇だなーって。何かする事ないのー。」


「あるわけないでしょ。」


「だよねー。」


無言。


ぼーーっと。


…………女の事をぼーっと見る。


「なによ。」


「何でもないわー。」


得意武器はナイフかな。


「あっち向いてなさい。」


「えー。」


「袋詰めるよ。」


ちぇ。


仕方ないから、探査で周りを見てよー。






魔術越しに風景を眺める事、数時間。


「獣の群れだ!」


おー、ありゃあ肉食の強い獣だねー。それがえーと……100くらい。


……100!?そんなに群れないよあれ!?普通多くて10くらいだよ!?てことは寄り集まって大移動してる!


となると。


「当然何かから逃げてる訳で。」


しかもあれ、ちょっと離れた所が生息地な訳で。


「逃げ続けてここまできたのかなー。」


つーことは。


「で、で、でたぁぁぁああああああ!!!!ドラゴンだああああああ!!!」


「に、逃げろォ!!!」


「全速で走れぇ!!!」


わーお。ドラゴン。中型かな。大体30mくらい。


「こっちに来るぞ!!!」


「逃げ続けろォ!!!」


あ、ブレスの前かな。……ヤバいね?


「私はにーげよー。」


転移。適当な所に飛ぶよ!


「頑張れー?生き残るといいねー。」


ばいばい。






転移成功!ここどこ!


寒い!冷たい!こ、これは。


雪の なかに いる。


上どっち!あっちか!炎よ弾けろー!


ぷはー。出てこれた。


魔術倉庫からコートと服を出して、もう一度開けた穴の中で着替える。


んー。


禁術発動、グローバ・ポインティー・サーチャ!しすてむじゃないよ、さーちゃだよ!魔術さん、現在地はどこかしら!


…………大陸、東の端にある、魚の尻尾みたいな形の半島。そこにある国の……さらに北。半島の真ん中にある山脈を越えた先。


大雪原の 真ん中に いる。


ま、マジかよ……。


とりあえず倉庫から防寒具を沢山出して、ついでにソリも出す。


着込んで、と。ソリに跨って、魔術発動。雪を操作して高速で進むよ!あと風が直に当たらないように風を操作するよ!


いざ、南へ!






よるっす。さむいっす。穴掘ってかまくらにしてます。火おこしてます、さむいっす。ココアが美味しい。


空気は風使って確保して、水は魔術で出して、暖は魔術で火起こして。


魔術ないと死んでる。


転移したらどうかって?なんかやだ。折角ランダムで来たのに、楽しまないなんて損!


とりあえず南の山脈まで行くよ!


今日はおやすみ。すやぁ。












アンナちゃんは無事国に帰れるのかな!15までには帰りたいね!

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