あっさーのひーざしまだ出てねえ!
といいつつ一日のお話。
おはようございますーアンナでーす。
朝です!ねむいー。
二度寝しよ……すやぁ。
はっ、ねてた!今いつ!
「巫女、アンナ。起きてますか。」
ドアから声。時計見ると、朝食前かな?……つーかこの声誰。昨日きいたような。
「今出ましたー……。」
「……そうですか。朝食には間に合うようにしてくださいね。」
はーい。ぱぱっと顔洗って、準備して、食堂に。
「……速いですね。」
うお、まだいたの。
「おはようございます。昨日の夜は素晴らしい夜でしたね。」
……ああ、そういうこと。
「ええ。とても楽しいぶとうかい、でしたわ。」
「これから宜しくお願いしますね。私のことは、シャリスと。」
シャリスね。
「アンナですわ。」
「はい。……もう一人は、シェイラといいます。あの子はレティシア様の方にいますので。」
「あれ、レティ別の所いるの?」
「学園ですね。」
あー、そうかー、そんな歳だったね。
「学園というのも面倒ですね。5年も拘束されるなど。」
「ですねぇ。誰ですかね、そんなの決めた人は。見つけたら引っこ抜いてやるわ。」
「……既に死んでますよ。」
チッ。
さて、食堂だ。朝ご飯!シャリスと一緒に。
うまかった。ごちそーさま!
少しのんびりして、今日も清掃の時間!またねーシャリス。
「おはようございます、アンナさん。」
おや、情報通。おはよう。
「聞きましたわよ、早速大司教に引っ張られて行ったと。……で、どうでした?」
どう、とは。
「大司教、よくシスターを部屋に入れるんですの。貴女が朝ごはんを食べていた子もよく。……中で何をしているかはわかりませんが。」
ふんふん。
「噂では、お楽しみをしているとかなんとか。……で、どうでした?」
「あっはっはっは。」
あえて何も言うまい。にこやかに笑って、語りませんのよ?
「……やはりそうですか。」
あ、なんか勘違いした。そういう対応したんだけどね!
「んー、私まだ処女ですよ?」
「……!てことは、まさか!」
顔を赤くして、また何か勘違いを……いやうん、面白そうだしそっとしておこう。
お尻抑えるんじゃないよ。きゃーきゃーとうねうねしてるのを横目に掃除ー。ぱたぱた。
掃除おわり!次おべんきょー。といっても何するんだろう。
昨日来た部屋で、一人待つ。多人数入る部屋だから広いよねーここ。一人だけど。
「待たせたね。」
「あれ、隊長とシャリス。どうしたんです?」
と、大司教。ようシスターとヤってる噂のあるエセ童貞。
「なに、この時間暇だと聞いてな。折角だし訓練にでも使おうと。」
「……引っ張られてきました。」
そういう。
「つーわけで部屋移動するぞ。いつもの大司教の所だよ。」
また噂になりそうな……。よし。
「今日は三人でやるの?」
「ああ。」
「私も沢山動きますから……。」
「ふふ、楽しみねー。いい汗かかないとねー!」
「そうだね。」
暗喩に聞こえなくもない事をちょっと大きめの声で。んふふ。
……おい情報通。そんな所に隠れて何をしている、何頬を染めている……!あ、にげた。
やったぜ。
「なにか、変な事を考えていない?」
「……?」
「気のせいか、ならいいよ。」
あぶねー。
で、部屋来た。……この部屋、三人だと狭くない?
「来たか。……こっちに来い。」
また本棚を動かして……奥に部屋かよ!しかも広い!
「毎度ながら謎だねここ。」
「そうだな……。何故こんな仕掛けがあるのか。」
「私も知らんのだ。あるから使っているが。」
うーん、謎。
「さて、やるぞー。シャリスは私と組み手な。アンナは……思ったんだが、お前色々な武器が使えるだろう?」
「バレましたかー。」
「動きがな。……ここにある武器、色々と試してみろ。」
はーい。本棚の裏にある武器庫、の中の模擬戦用武器を適当に引っ張り出す。んー。
「私は前の部屋に戻っているよ。なにかあったら呼べ。」
はーい。……これとかいってみようかな。
適当に二、三度振って、ちらりとあっちを見る。組み手頑張ってるねー。シャリス、なかなか出来るのね。
…………。んふふふふ。
二人が動き始めた瞬間を狙って!突撃ィ!!
「決まったか……なんだ、それ!?」
「私も知らないー!!!」
「……ハン、マー?」
長い柄を振って、先端の打撃する所でたたーく!
「形は……鎌?」
うーん、あたらない!
「そりゃあ!ぺったんこにしてやーる!」
「おっと。……名前とか書いてないの?」
「あたらん!……手元になにか書いてあるな。なんと?」
あたんねー!!!手元みる。……。
「突然止まってどうした。」
「…………武器じゃなかったみたい。」
「その形でか……。」
「ああ、そうか……。ソレなんだね……。」
……杵。シャリスがいうに、餅とかぺったんぺったん。
返してこよー……。
「ひとまず昼飯だ。その後もやるぞ。」
はーい。お昼ご飯!
お昼を食べて。それからまたこの部屋!……昼にお餅が出たんですがそれは。私がついたんじゃないよ!美味しかったけど。
……気を取り直して次の武器!また突撃ー!
「今度は何を選んうわっ!」
「なんて厳つい……。」
「モーニングスター!」
鎖付きの。一番扱いにくいアレ。
振って、よけられて、振って伸ばして、攻撃ィ!
あ、これまあまあ楽しいかも。
「あぶっ、くそ、面倒くさい武器だなそれ!」
「避けるの、簡単だよ。」
おー、反応わかれた。ここはひとつ、ティティを狙おう!
「そりゃー!」
「……慣れてきたっ!」
なんだかんだ全部避けるやーつ。あたんねー!
「後ろ、お留守。」
「あっぶなっ!」
シャリスの打撃が飛んでくる。避けるしかないじゃん!
「この武器も駄目だね!」
「……次もってこい!」
はいはい。
「それじゃ、次これ!いくよー!」
「斧か!」
「重量武器ばっかり……。」
いやほら、ロマンじゃん。私ロリ、いいね?
斧ぶんまわす。……まだ大剣のほうがいいなぁ。
「リーチ短いうえに小回りが効いてないぞ、それ。」
「ダメダメ。」
酷評ッ!次いこう!
「もう大剣でいいんじゃないかな……。」
「使い慣れたやつが一番だよ。」
……使い慣れた、やつかぁ。
「……なら、次はこれで。」
私の身長の、半分以上ある剣を、2つ。
「……私ってほら、巫女だしね。」
「巫女が双剣使うとは限らんよ?」
「……貴女の、神が使うのかな。」
「……いくよー。」
魔王と初めて会った時に言われた、アレを。名乗りに使うのが巫女としての礼儀だと思うの!
「シャムシャラの亡霊が行くぞーっ!」
「亡霊?」
「亡霊とは一体。」
答えませんよー。突撃ィー!!!
「動きが違う!これが本命か!」
懐に入ったと思ったら、後ろに。上から、下から、そしてド真ん中。
「けど、なんだか残虐な剣ね。」
「輪廻神は、邪神だというが……!」
そらそらァ!
「……凄まじい、な!」
ティティ、ちょっと本気入ってないかな。
「これは、使わない方がいいかも。」
シャリスは、とにかく避けてる。けどちょいちょい掠る。
「ストップだ!」
「チッ。」
もーちょい楽しみたかったのに。
「……やはり、お前は大剣を使え。その剣は、危険だ。」
取り上げられた。あぁん。
「……狂気、の剣。貴女はそれを何処で?」
笑って、首を傾げておく。
「……。まあいいさ。」
ティティたいちょー、顔が怖いでーす。
「そろそろ時間か。今日はこれで終わりにしようか。明日からもここでやるぞ。」
「はーい。」
「ああそうだ。アンナ、お前の武器を造るのにあたって、魔力を少し貰う。」
「魔力って、人が出るからね。」
「人によって違うしねー。」
魔力の色が違ってくるんだよね。深層心理とか、性格とかでかなり変わるのさ。
「この水晶に入れてくれ。」
部屋の端に置いてた荷物から水晶引っ張り出してきた。魔力、ぶち込む!
「よし。それじゃ戻ろうか。」
大司教のいる部屋に。水晶渡して、おわり。
「うむ、受け取った。職人に渡してこよう。出来るまでまた数日待つといい。」
はーい。……ところで、なんでそんなに汗かいてんの?
「見てたら身体を動かしたくなってな。」
隣の部屋でトレーニングしていたらしい。ふーん。臭いがねー。なんかねー。
「…………程々にな。」
ティティ、ちょっと顔赤い。シャリス、ジト目で頬が少し色付いてる。ふーーーーん。
「…………このエセ童貞。」
「コホン。」
誰とヤったんですかねェ……。
「さ、行きたまえ。汗を流してこい。」
まあいいですけどーーー。部屋を出る。……最後、なんかちょっと品定めされた気がするよ?
噂、マズったかなぁ……。
「さて、汗を流したら丁度夕食前だろう。どうだ、一緒に食べないか?」
「賛成。」
「おっけーですよー。」
各部屋に戻って汗流す!そして食堂に集合!
夕ご飯!いただきまーす!
ティティもシャリスも処女です。けど何回か大司教のお布団に。
つまりアレだよアレ。後ろのあn
尚、シャリスはアンナの三つ上の模様。




