巫女巫女アンナちゃん。
4010周目、ちょっと静かにはじまりまーす。
…………はっ!ここは……?やっぱり、神殿!
はろはろ、アンナちゃんですわ。また死んでしまいましたの……。もう慣れましたわ。
今回で、4010周目。正直、色々吹っ切れた所ですわ。
「こ、これは……。」
「どうしたのだ。」
「輪廻神の、祝福、か……。いや、巫女と出ている。」
「なんと、うちの娘が。」
この会話を聞くのも何回目でしょうね。殺してしまいたくなります。
「アンナ、どうした?」
「巫女、ですか。……神殿に、入る事になるのでしょうね。」
「それは……。」
「私は、構いませんよ。そういう定めだったのでしょう。」
「……少し考えさせてくれ。」
「わかりました。御家族でよく話し合って。」
はー。
「アンナ、本当にいいのか?」
家族会議ですわ。
「巫女は辛くて厳しいものらしいわよ。……本当にいいの?」
「おねーさま、家からでていくのですか?」
「ええ。」
決意は固く、に見えるように。
「……そうか。」
「アンナ……。」
「おねーさま、いっちゃやだー!」
はあ。
「いつでも帰ってこい。いいな。」
「わかりましたわ。」
「明日出立する。……荷物を纏めておけ。」
ははあ。
「アンナ様、荷物を纏めさせていただきます。」
「よろしく。」
あれはいらない、これは置いておく。これは持ってく。
夜まで纏めて、夕食を家族で。最後の晩餐になるのかしらね。
そして眠る。
朝。ご飯を食べてから、纏めた荷物を持って家を出る。
「元気でね……。」
「ううっ、おねーさまぁ……。」
「……いくぞ。」
馬車で、神殿に。馬車内、空気が重いですわ。
そして、神殿。
「娘を、宜しく御願いする。」
「はい。お預かり致します。」
「……元気でな。」
馬車を見送る。
…………。
「では巫女様、こちらに。神殿に入る儀式と禊をして頂きます。」
「…………。」
「巫女様?」
ふふ。うふふふふふふふふふ。
「いえ、なんでも?」
ついていく。
「こちらへ。」
神殿の聖堂。儀式で、なんやかんや。長いわ。
「汝、輪廻神の巫女をこの神殿に歓迎する。」
「有難うございます。」
あははは。
「禊を行います。着替えを。」
白い薄いドレスで、水を被る。うーん、冷たい。
「では、お部屋に。」
部屋到着。
…………。
あー長かった!神殿、入ったよ!楽な生活できるねー!あーっはっはっはっは!!!
つーわけで、アンナちゃんですわ!あー、このループは神殿の所属で暴れる事にしよう!はっはっはっはっは!
神殿にも暴れる部隊があるからねぇ。うふふ、そこ所属目指してがんばろー!
4010周目、ちょっとだうなーではじまりはじまりぃーー!!!!!
この時点で壊れてたアンナちゃん。




