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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
11111周目!
36/204

進みし者達。

三話連続投稿、中。この前に一話、後に一話あります。


名乗った四将、遊んでる四将。

……来たか。ほう、なるほど。一芸での勝負を挑まれ、それを了承したと。あの将達も粋なことをする。というか、手加減されたんだね?ああ、やっぱりそうか。……あんにゃろ、恨みつらみに巻き込まれたくねぇってか。完成に遊んでらぁ。つーか観てんじゃねーか!なにしてんだよ!!!


「いやー、その方が面白いじゃないですか?」


「個人的な事は個人的に解決せい、ほっほ。」


「いや、なあ。お前しか見てないじゃねえか。」


このやろー。私ゃ命かかってんだよ!


はぁ。まーいいや。やるよー。


「グリムディア侯爵。……いや、魔の将グリディナ。国のため、ここでお前を……倒す!」


クソ王子、地雷女、クソメガネ、脳筋、クソガキ、武人君、そして、謎の仮面の女。誰コイツ。


「お前に恨みのある者だそうだ。喋らない。」


そうかい。どこで恨み買ったかなー。まあいいや。


「光の巫女として……貴女を、倒します!」


「オレは、国の為戦うのみ!」


「私は、未来のために。」


「君はボクが倒すよ!」


「アンナ様……残念です。」


「…………。」


倒す、倒す。倒すねぇ。倒すかぁ。


「覚悟、出来てるかな。いくよ?」


殺すとは、言わねぇんだなァ?


「さーァ。覚悟の足りない諸君!私に剣を向けるかい!いいね、いいね、その蛮勇!その覚悟を悔やんで死ぬといい!」


「来るぞ!」


「シャムシャラの亡霊が、殺しに行くぞォ!!ギャハハハハハハハハハハハハ!!!!!」


瞬間、一閃。


「はぇ……?」


二閃、そして。


「ヒッ……!」


「嘘だろ……。」


クソガキ、その背骨はなかなか綺麗に抜けたよ。


「さーァ、次はどれにしようかなぁーーーーーーー?????」


背骨付きの頭を、地雷女に放る。おー、避けやがった(笑)


「オイオイ、仲間なんだろォ?取り巻きだろォ???避けるなんて酷いじゃないかぁ。ヒャハハハハハハ!!!」


「く、狂ってる……!」


何を今更。


「クソ、ォオオオオオオオ!!!」


脳筋が突っ込んできた。なんつーかさ、剣の威力は凄いけどおっっっっそいのよねぇ。


「バカ、やめろっ!」


「残念でしたァ。」


剣を、前に出した手の少し前で止める。そして動かない。


「うっ、動かねぇ!?」


「サヨナラ。」


呪術、尖石鱗。肉体を蝕まれ、激痛に悶え苦しみ死ね!


「ギャ、アアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」


「ひ、ヒール!ヒール!なんで、効かないようっ!」


そんなのでは効かないさ。なにせ、インテリ君が研究しているものだからねェ!解呪方法は、未だ無し。


そうこうしている間に、全身が石になった脳筋。砕いちゃおうねー。


「これで二人。次は、誰かなん?」


ま、さっきから何か詠唱してるクソメガネ狙うんですけどね。


「スピードアップ!撹乱して戦うぞ!」


「よ、よし、やるぞ!」


「いくよっ!」


ふーん。遅いんだけど。なにそれ。つまんないんですけど。やるならクソガキが死ぬ前にやれよ。つーか最初からかけておけよ。クソか。クソだったわ。


「子供の遊びかい、そりゃア。」


「なっ……。」


まずは喉を串刺しにします。続いて、お腹にも刺します。そして剣に炎を纏わせます。あら不思議!お肉の焼けるいい臭いが漂ってきました!


「ヒュッ……」


そして火力を上げます!燃えます!地雷女に投げます!!!


「ヒィィッ!」


「また避けた。オイオイ。」


受け止めてやんなよ。あーあ、炭になっちゃった。


ところでさ。武人君と仮面女。動いてねえな。どうした。


「……。」


……なるほど。動きを見極めてるのか。いいね。結論出たかな?


「クソッ……アンナ!何故このような事をッ!」


邪魔くせえな、クソ王子。


「答えろ!」


面倒くさい。


「私が楽しむ為。それ以外に理由が要るかしら?それとも、もっともらしい理由を付けてあげた方がよろしくて?」


あえて令嬢風に。


「殿下、貴方は本当に何も見えていないのですね。わかってましたけど、改めて実感致しましたわ。やっぱり、クソ王子ですわね。おほほほほほ。」


口パクパクさせて、水から出た魚かな???


さて。


「ところで、詠唱は終わりましたでしょうか。まだ?ならもう少しお喋り致しましょうか?さあ、どうします?」


地雷女は何をしてくるのかな。


「……いきます!くらって、神の光っ!」


おっと。これは必殺技じゃないか。まあ、なんだ。魔族と獣には効くやつ。


私の種族はーっと。


えー、人間。まだ人間だね、やったね!


眩しい光が視界を埋める。うーわー、やーらーれーたー。


「やったか!?」


んなわけねーだろ。


視界が戻ると、あら不思議。何事もなかったかのように佇むアンナちゃんだよー。


「なっ、なんで!?」


「バーカ。もうどうしようもなくバーカ。効くかそんなもん。ほんっとバーカ。ガキみたいに言ってやる、バーカバーカ。」


人間には撃ってないみたいねー。ま、それもそーか。


「んじゃ、そーゆーことで。バイバイ。」


地雷女を、スライスにします。脚から順番に、横斬りを連続で!


「え、あ、」


剣に熱を持たせて、薄いステーキが量産されていくね!


「そん、な……。」


おー、その顔いいね!クソ王子!


「絶望した?絶望したよね!その顔素敵、貴方の中で一番好きな顔してるわ!」


だからさ。


「素敵なまま、死んでね!」


「アンナ……」


断頭。斬首。転がる首。


「アッハハハハハハ!!」


さて。


「見て、どうだったかな?君達。」


武人君と、仮面女。君達はどうする?


「そう、ですか。本当に、残念です。アンナ様。」


うん?


「俺では勝ち目がありません。貴女に死を見ました。……ですが。」


ほう。


「ここが我が死地。アンナ様。最期の、稽古をお願い致しますッ!」


「承ったッ!」


武人君が来るか!


速い、その剣、かなり鍛えたねっ!


「いいね、いいね!」


一合、二合と打ち合う。だが、私には届かぬ剣。


「くっ、何度やっても強い……!」


「ハハハハハ!もっと見せてみろ!ライオネル!」


「初めて、名前を、呼びましたねっ!」


ああ、いつかは共に進んだライオネル。貴方と殺し合うのは何度目かなッ!


「くっ、そぉっ!」


次第に競り負ける剣。その刃が届くのは、あとほんの少しだよ。


「さあ、最期だ。」


剣を飛ばす。膝をついたその首元に、振りかぶり――


「……ッ!?」


仮面女ッ!避ける。あぶねえ、後ろから刺される所だったわ。


「俺は、生きるッ!さようなら、アンナ様!」


逃げるライオネル。立ち塞がる仮面女。ほう。


……逃げ足はええな!?あんなに速かったっけ……。はあ。一人逃がした事になるのかな。ま、いいや。


問題は目の前の仮面女。こいつ、何者だ。




















屍を積み上げて、物語は紡がれる。

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