技、錬、武、魔。
三話連続投稿。前。この後に二話有。
四将、その名乗りを上げよ。
「来たかね、勇者一行。貴様達は、何を欲してここに来た?」
「きおったか、若者共。貴様等は、何を夢見てここに来た?」
「来たか、勇ましき者。貴様は、何を悔やみここに来た?」
「ようやく来たかい、貴様等。待ち望んだよ。お前達は何を信念にここに来た?」
「国の怨敵、か。それを産んだのは貴様達だ。」
「国の未来、か。それはこの行いと噛み合った事なのかの?」
「友の行い、か。それは貴様が止められた事なのか?」
「私を倒す、ただそれだけか。それはここに来る事に意味があることなのかい?」
「まあ、いいさ。私は目の前の敵を排除するだけ。」
「よい、よい。わしはここを護るのみじゃ。」
「くだらん話だったか。俺はこの戦いを楽しむのみ。」
「ま、それは置いておこう。私はこの時を過ごすのみだわ。」
「技の将、ヒスト。極めし技術は、人を超える。」
「錬の将、グランダル。錬金術の極意を、見よ。」
「武の将、ギセン。我が武術の極み、刮目せよ。」
「魔の将、グリディナ。極めし魔術で絶望せよ。」
「いざ、行かん。」
「いざ、参ろう。」
「いざ、尋常に。」
「いざ、勝負を。」
相対するは、八人の勇者達。
さあ、極めし者との戦い。その戦いを勝ち抜いてみよ。そして、未来を勝ち取ってみせろ。
さあ、祭りの始まりだ!
勇者は、生き延びる事ができるかな?




