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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
11111周目!
24/204

出兵、そして第一王子。

物量ってこわいよね!

はろはろー、アンナちゃんだよー。私は今、馬車の中!周りには領軍およそ500!そう500だよ!少ないって?そりゃそーさ、領地守る奴が居なくなるじゃん。全員出すとか馬鹿だろう。第二王子じゃあるまいし。


さてそろそろ王都に近くなるのよ。


「団長、近くの森に入れ。そこで野営の準備。」


「はっ、アンナ様が離れる間隠れるのですな!」


そうだとも。


「ああ、その間に私は第一王子の所に行ってくる。合図がきたら、出ろ。」


「かしこまりました!お気をつけて。」


つーわけで、ラディーちゃんの所にごー。




「ちーっす、元気かー。」


「グリムディア侯爵。」


よう第一王子。


「もう直ぐ出るぞ。」


「私モ行クンダヨネ?」


「そうさー、こいつに箔をつけてやってくれい。」


「ワカッタヨー。ンフフ、私ノ縄張リニ入ッタコト、後悔サセテアゲル。」


「あっはは、頼もしいね!」


「ラディーには世話になる。」


お?


「イーンダヨ、殿下♪」


おお?


「お前ら仲良くなってんのな……。」


「そう、だな。」


「イヤン♡」


あー。


「……お前らな…………。」


ジト目。


目を逸らすんじゃない、第一王子。ヤったのか、ヤっちまったのか。この野郎爆発しろ。


いいもん、欲求不満は戦争で消費するもん。


「……とりあえず、連絡があったら行くぞ。」


「わかった。」


「ワカッタヨー!」




「主。」


「きたか!」


一時間くらい待って、影きた。待ってたよ。


「第二王子が敗走しました。敵は追撃しつつ、王都の目の前に。」


「ほう。」


「王都の門が閉まっており、第二王子が入れない等というアクシデントもあり。第二王子は逆側に移動して先程ようやく王都に入った模様。」


「ぶっはははははははははははははははは!!!!!締め出しくらってんのかよ!!!!!!王なのに!!!!!王なのに!!!!!!!!!!あーーっはっはっはっは!!!!!!!」


ウケる!!!


「……現在敵は壁に張り付き取り囲んでいる状態。やるなら。」


「今か。」


さー、楽しいお時間ですよ。


「聞いたな、お前ら。行くぞ。」


「ああ。」


「ヤルヨー!」


「合図を送れ!」


「御意!」


さあ、戦争だァ!






声が世界に響き渡る。


「私は、この国の第一王子である!守護神の名により、敵を葬り去る!」


「我コソハ、トレイル・ドライアーディー。我ガ領域ヲ犯ス者共ヨ。死シテ償ワン。」


隠した兵が熱を帯びる。


「皆の衆今こそ立ち上がる時よ!集え、そしていざ行かん!」


「サア、進メ、進メ。ソシテ全テヲ喰ライ尽セ。」


怯える民が火を灯す。


「剣を握れ、弓を持てっ!そしてこの国を護り給えっ!」


「我ガ領域ノ糧トナレ。」


全てが手に剣を握る。


「いざ、神の名の元にッ!」


「我ガ名ニオイテ祝福シヨウ。」


天を仰ぎ、拳を上げる。


「すべての者よ!雄叫びを上げろッ!!」


「吼エロ。」


「「「ウオオオオオオオオオアアアアアアアア!!!!!!」」」


おー、王都周辺に潜ませていたいろんな所の兵が叫ぶ。王都の中からも叫ぶ。すげー。


「突撃ッ!!!」


「突キ破レ。」


王都を囲んでいた敵に対し、二倍の数を集めた軍。それを、壁のように取り囲んで物量で押しつぶす。簡単な作戦ともいえない暴力!それが快勝して緩んだのをぶっ殺すのにいい!あっははは!


あ、ちゃんと逃げ道はつくっておいたよ、元の道にお帰りくださいってね。


あっという間に逃げ道に殺到する敵。そして、包囲を抜けたその先に。


「やあやあ、諸君。御機嫌如何かな???」


まずは一撃、魔術で爆炎!


「な、なんだぁ!?」


「シャムシャラの亡霊が殺しに来たぞゥ!アッハハハ♪」


私のステージが此処に在る!


「さあさあさあさあさあさあ!!!獲物がたっくさぁん♡ヒャハハハハハッ!!!」


ざっと見残数7000!アッハ♡


本気で、楽しませて貰うねぇっ!


「そうら爆炎!爆炎!冷凍!雷!からの爆炎っ!」


大爆発っ!


「魔術師かよっ……!怯むな!近付けば殺せる!」


「相手は一人だ!押し潰せ!」


「アッハハハハハ♡」


何の為に剣を持ってると思ってるのかなー????


剣に空気の刃を、全長10mくらいで!


「ギャッ」


「なん」


「ヒギ」


「グボロッ」


「エンd」


「イヤァーッ!」


そうらそうら!死体の山だァ!私はどんどん近付いていくぞぉーっ!


「ッヒ、逃げ……!」


私の後ろに行った?アッハ、わざわざ開けた所にありがとう!


「雷ドーン!」


20発くらい!


「なんてことだ……!」


前に私、後ろに軍の壁!ほうら、死兵となってでも私の所に来なァ!楽しませてやるよ!


「そうらそうらァ!シャムシャラの亡霊が喰らい尽してやる!!」


横があいてる?……あいてると思う?そこラディーちゃんのつくった森が、すげー勢いで迫って来てる。こえーよ。ホラーだよ。そんなこんなで、逃げ道は私の所のみ!


生きて帰れたらいいね!無理か!


「クソ、クソ、クソ!ぶっ通せエエエエエ!!!!」


死兵になったのー。あっはは、とても。


「たァのしいィ♡」


斬ってー斬ってー撃って斬ってー撃ってー撃ってーまた斬ってー。


エンドレスダンス!


「こ、降参だぁ!やめてくれっ!」


白旗を上げた人。


その旗は赤く染まってるよ!


「こうs……」


お前の血でな!ぎゃははははははは!!!


「こーんなたァのしいィ舞踏会だ!途中で終わりなんか認めないよォ!!!」


全部狩り尽くすまで止まらないっ!


アハハハハハハハハハハハハ!!!






「あ、あああ、ああ……。」


「サヨーナラァ♡」


最後の一匹。


「ッフフ、フフフハ、フハハハハハハハハハハハッ!!!!ゴチソーサマァ!!!!アッハハハハハハ!!!!」


全部真っ赤に染まっちまったー!


「ぼ、亡霊……。」


「死神……。」


……あってる。味方にドン引きされてらー!アッハァ♡


さぁて、と。


ここから私は――


























その先にある選択肢は。死か、栄光か、それとも。どれを選ぶ、輪廻の巫女よ。

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