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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3300周目!
199/204

学園の夜!

がーくえーんちょー。

こんばんは、アンナちゃんよ!


えー、今はシレーティナです。


私は今、学園長の部屋にいる!


「⋯⋯なるほど、少人数で魔術の講義、ですか。」


「完全不定期でね。それに沢山の相手になんて話しても、伝わる訳がないでしょう?私の魔術は安くないのよ。」


「ふむ⋯⋯不定期なのは何ともいただけませんが⋯⋯手配します。」


あら、すんなり。


「しかし最低でも隔週に一度は行って頂きたいですね。週のどこでやるかも決めて頂ければ。」


「善処するわ。⋯⋯真ん中あたりがいいわね。」


「わかりました、ではそのように手配しましょう。」


「いいの?」


「ええ。隔週の講義もありますし。それに多人数での講義を嫌う教師もおりますので⋯⋯。」


「なるほどねぇ。」


把握。


「器材は揃えましょうか?魔術の講義となりますと⋯⋯色々道具も必要ですし。」


「頼みますわ。補充は、申請すればいいのかしら。」


「ええ。余程のものではない限り、補充はできますので。」


ふとっぱらー。


「言いたいことはわかりますが私のお腹を見ないで頂きたいですな⋯⋯。」


おっと、失礼。


「それで、他に必要な事はありますか。」


「⋯⋯そうね。この付近で⋯⋯実戦をさせたいのだけれど。」


「実戦⋯⋯ですか。」


「ええ。いくら机の上で出来たって、いざという時に使えなければ全く意味が無いわ。」


「⋯⋯そうですね。となると⋯⋯ふむ。地下湖付近、街から出た所にある森⋯⋯ですか。」


「地下湖付近?」


「ええ。ここ、首都の下には海に繋がった巨大な地下湖があるのです。その周辺、地下に幾つもの横道がありまして。そこに獣が沢山いるのです。」


「へぇ、それは面白そうね。」


「奥まで行きますとかなり⋯⋯入り組んでおります。この学園の、卒業試験にも使われる場所でもあります。」


「踏破されてるのかしら。」


「いいえ。首都の広さまでは踏破されておりますが、その先は未開の地。危険な獣もいるとか。⋯⋯踏破された場所は地図も作られておりますので、生徒を連れる場合はそこまででお願いします。」


チッ、バレたか。


「それと、危険地帯として指定されている場所もありますので、そちらには近付かない様にお願いします。⋯⋯貴女を侮る訳ではありませんが、ダンジョン⋯⋯いえ、ラビリンスとなっておりますので、お一人では⋯⋯。」


「生徒も連れては行けなさそうね。」


ラビリンス⋯⋯は、恐ろしいからね。迷い死んだ時もあったかしら⋯⋯?あれ、どうだったかな。うむむ。


まあいいや。


「わかったわ。他には何かあるかしら。」


「そうですね⋯⋯講義とはいえ実戦ですので、探索者の登録をお願いします。生徒達にも。」


「そうね。」


やることは変わらないからね。


「登録用紙はこちらで用意しておきますので、記入後私へお願いします。」


「あら、そっちでやってくれるのね。」


「ええ。不備で何かあっては困りますから。」


⋯⋯思うところはあるけど何も言わないでおきましょ。


「学園には生徒達を預かる責任がありますから。」


⋯⋯そう。


「人が良すぎるという顔をしておりますよ。」


「バレてるわね?」


「バレてますとも。」


まあ、いいか。


「では、後はこちらでやっておきます。そうですね⋯⋯、一週間ほど見ていただければ。」


「随分早いのね⋯⋯。」


「こちらも想定しておりましたから。」


あらら⋯⋯。


「⋯⋯ま、いいわ。よろしくね。」


「ええ。」


退出!


さてさて、色々やらないとね!


まずは⋯⋯街に行ってみましょ!


あ、ちゃんと門から出ますとも。


街に向かってごー!







街!


「賑わってるわねぇ⋯⋯殆ど学生だけれど。」


学園の門を抜けたら既に街!学生の街って感じするね!


とりあえず隠密つけて、ぶらぶらと。人相書きが出てるからね、騒ぎになってもめんどくさいし。


学生の間を縫ってふわふわと。ウインドウショッピングってやつだね!


「って言っても学生向けねぇ⋯⋯。」


何もかも学生向け、やっぱり学生ばっかりだからかな。特に服とかは注文しないと絶望的かも。


だって私アンナちゃんじゅっさい!発育がいいっていってもロリですもの!


あ、肉屋。解体ショーやってる⋯⋯うん、おにく。


たべたいなー⋯⋯。


あの衝動はこない。ここで来られても困るけどね!


魔術、幻影。成長した私の姿を纏って。


路地で隠密解除、と。


「お肉くださいなーっと。」


おばちゃーん!美味しいとこのやつ!


「あいよ!⋯⋯見ない顔だね?」


「最近教師としてここに来まして。とはいえ、まだ講義も決まってませんが⋯⋯。」


「へえ、これからの新しい教師さんかい!ここの生徒は元気なのが多いからね、がんばりな!」


「ふふ、ありがとうございます。」


ちょっとおまけしてくれた。やさしいね!


⋯⋯ていうか全員覚えてんの?あのおばちゃん。


まいっか。


倉庫に入れて、他の所へ。


野菜、お茶、消耗品、日用品、フライパン⋯⋯


魔術の道具も買いましたとも。ええ。必要なものは揃えてくれるって言ってたけどね。


場所が変わると物も変わって面白いよねー。


買いたいもの買って、路地で幻影解除して。


門から戻る!門番さんお疲れ様です。


部屋に戻ってーと。


おにくたべよう!


ちゃんと焼いてね!野菜もしっかりと!


うん。まあまあかな。


自分で淹れたお茶を飲んで。


これからどーしよかな!


講義も一週間は準備に必要とか言ってたし。んー。


よし!適当でいこう!


そうと決まったら寝る!


すやすや。




予定は未定!

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