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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3300周目!
195/204

幕間・とある某のなんとやら。

なんか企んでる子がいるそうです。

僕は⋯⋯魔術師だ。


魔術学校に通っているけれど、見習い⋯⋯が付く様な奴らと一緒にして欲しくないね。


学校での成績は⋯⋯二位。


アイツが来るまでは一位だったさ。


あのいけ好かないイケメン野郎、途中で入ってきたかと思いきやなんだアレは。


容姿端麗成績優秀、ましてや魔力量もとんでもないときた。


しかも性別問わず愛想を振りまいて、味方を確実に増やしてやがる。


この僕にまで愛想を振りまいて、しかも自分が上にいることを自覚せずに教えを乞うてくるだと?


嫌味か貴様、と何度ぶちまけてやろうかと思ったさ。


しかも、しかもだ!アイツは使い魔の召喚授業で、あろうことか!小型ながら竜種を出しやがったんだ!しかも契約すら結んで!


竜種は危険だから出すなと言われていたのにだ!それでいて契約してしまったからと許可がでるだと!ふざけるな!


それなら僕もこんなトレントじゃなく、竜種を出せばよかった!


ああくそ。


いけ好かないのはアイツだけじゃない、教師共もだ。


アイツが来てからなんだそのチヤホヤぶりは。僕が一位だった時はそんな事はしていない癖に。


むしろ当然だと言わんばかりに見下げてきやがった癖に。


アイツに対しては持ち上げ褒め称えるだと?なんだそれは。


クラスの奴らもそうだ。アイツが来てから僕と比較しやがる。


アイツはかっこよくて素敵なのに僕は根暗で陰気だと?意味ほぼ同じじゃないか。言葉もう少し学べよ。語彙力皆無か?


⋯⋯じゃなかった、比較するんじゃない。態度すら変えやがって。何が木しか出せない根暗だ。ふざけやがって。


まあ、いいさ。


これから僕は⋯⋯朝日が登り、皆が見ている状態になったら。この学校の中庭で、ある魔術を使う。


それは学校に通っている奴では到底出来そうもない、アイツですら出来ないものだ!


否、教師すら使えないだろう!膨大な魔力の保存方法、陣の作成方法、発動の注意事項!


それらを皆知らぬものだからな!


国の図書館の奥で、埃に埋もれていたものだけど⋯⋯ふん、それでこそ発動する価値があるってものさ!


なにせ⋯⋯使い魔の召喚だからな。


今、学校で教えている様な使い魔の召喚では考えられない程、複雑で!螺旋(・・)を描き入り組んだ美しい術式!


これなら、アイツの竜種すら超えるものが召喚できる!


さあ、見ていろよ⋯⋯お前達をアッといわせてやる⋯⋯。


そしてアイツを見下してやるのさ⋯⋯僕が上だと!


はは、ははははは!!!


準備は出来た。後は、朝までここで魔力を練り込むだけ。


さあ、朝が楽しみだ⋯⋯寒いけど。


早くこい、朝!


何が出るかな!ナニが(びゅっびゅす)るかな!※しません

てれれてんてんててててん!



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