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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3300周目!
193/204

ごそごそ護送ー。

神殿に行こうのまきー。

どもー、アンナちゃんですわー。


朝ごはん食べたと思ったら睡眠薬入れられてました。


ええ、全部食べましたとも。正直睡眠薬とか効く気がしない。というか解毒した。魔術便利。


で、寝たフリしてます。さっき起きたばっかりなのに!アホか。まあいいや。


そしたら拘束外され移動されて、身綺麗にされて、ガッチガチの拘束付けられて、その上から綺麗な服着せられました。


身動き取れない様な。身体の線が出て綺麗みたいな。


⋯⋯私まだ世間一般でいうロリなんですけどね。


で、馬車に載せられ⋯⋯乗せられたんじゃないよ、載せられたんだよ。


⋯⋯売られるんじゃないよ。どなどなどー○ー○ー○ー。


子牛ではない。


神殿きましたわ。⋯⋯あってるよね?


目隠しされてるから臭いでしかわかりませんー。


嘘です探査使ってます。神殿です。


正直祝福受けた時からスタートってのばっかりだったからこの始まりは面白いわ。


⋯⋯あの神、もしや好きな所から始めれるんじゃねーの。


⋯⋯⋯⋯まあいいけど。


で、神殿にきて⋯⋯はい、輪廻神の巫女です。どもー。


ああ、もう寝たフリは神殿ついた頃からやめてますのでー。


「で、予定に狂いはあるかしらぁー?」


「⋯⋯巫女だというのが予定外だ。」


ですよねー。


それでも神殿行きなのは変わりませんので。


父親とはお別れ。ばいばーい。


で、別室です。神殿長じいさんと大司教おじさん!


「⋯⋯さて、アンナ嬢。君の処遇なのだが。」


「狂人だときいておるが。それも輪廻神の加護によるものなのか。」


「さぁ?知らないわ?知る由もないわ?アハハッ。」


「⋯⋯異端審問にでも入れるか?」


「人を食った、とも聞いたな⋯⋯。まあ、それが妥当だろう。」


「しかし他の者が食われては敵わん、基本は部屋に監禁、だな。」


「それがいいだろう。」


「⋯⋯それ、私の前で相談する事なの?」


じとー。ロリのジト目は強いのよー。


「巫女でなければ即刻辺境だが。」


効いてねぇ。チッ。女の園だからあれか、見慣れすぎか、このおっさん共。


「⋯⋯一先ず移動するぞ。」


はーい。拘束されてるので動けませーん。


担がれました。


で、移動。


部屋に着いたっぽい。


「せめて目隠しぐらい取ってくれないかしらー。」


「⋯⋯それもそうだな。」


装備 目隠しを とられました。


「⋯⋯案外綺麗な部屋じゃないの。ここで監禁?」


「そうだ。⋯⋯その前に、こっちを見ろ。」


⋯⋯本棚?あ、動いた。奥に部屋があるのね。


で、そっちに担がれると。砂が撒かれた石の部屋?


「なに、力を見るだけだ。」


部屋の真ん中に置かれて⋯⋯あっちょっと。


隣の部屋にいっちゃった。どーすんのよ。


⋯⋯魔術反応。お、手足と口の拘束外れた。


あー、身体固まってるわ。ぐるぐるしないと。


「君にはソレと戦ってもらう。」


⋯⋯檻がせり上がってきました。なにそのギミック。


⋯⋯熊?


「武器は壁にあるだろう。それを使え。」


あー、はい。


⋯⋯⋯⋯いやこれ、私じゃなかったら泣くか喚くかして死ぬよね。何考えてるのかしら。


とりあえず⋯⋯適当な剣持って。


熊が解き放たれたので戦いますわ。


とりあえず睨み合って⋯⋯


魔術発動。風の刄。一応、詠唱してる風に。


首狙いだったけど、避けたかー。けど身体の横、バッサリいってるよ。


うーん、血の匂い⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯


「ェ、あ。」


ドクン、と。


思わず後ろにたたらを踏む。


オイシソウ。


素晴らしい匂いだ


食べたいわ


飲みたいわ


「はらからにはならないけどでもくらうことにはもんだいないよねうひひひゃひゃひゃあははははははははは!!!」


魔術発動。闇の刄。爪に纏わせ、鋭く延ばす。


魔術発動。浮遊。滑る様に。


「いただきます♪」


爪で切り裂け!その血を飲ませろ!


魔術発動。闇の刄。歯に。口に。噛みちぎれる様に!


「イタダキマァス♡」


がぶり。美味しい!


どんどん食べよう!お残しは許しませんことよ!


「そこまで。⋯⋯そこまで!」


なんか言ってるけど無視。まだ残ってるもの。


全部平らげて、ご馳走様でした。命には感謝しないとね。


「フゥ。ご馳走様でしたわ。」


アハハハッ。美味しかった。


⋯⋯⋯⋯って、私なにしてんのよ。


熊一頭食べちゃったよ。どこに入ったの。これ。


あーあー、服が真っ赤になっちゃった。まあいいか。


「⋯⋯なるほど、確かに狂人だな。」


「どこに入ったんだ、あれ。」


「さあな。⋯⋯あれだけ食えば満腹になっただろう。」


部屋に入ってきたねぇ。


⋯⋯アレは不味そうだ。やめておこう。


「でぇ?異端とやらを食べさせてくれるんでしょ?」


「⋯⋯ああ。君は確かに、凄まじい力を持っている様だ。」


「招集がかかるまで、部屋に待機。食事は⋯⋯ここで取れ。」


「普通の食事がしたいのだけれど。美味しい料理、暖かいスープ!」


「⋯⋯シスターは食うな、殺すなだ。破ったら、即刻服毒だ。」


「わかりましたわー。大人しくしてますとも。ああ、この部屋で運動しても?」


「問題ない。だが部屋を壊すなよ。破ったら、」


「服毒。ですわねぇ?」


「ああ。⋯⋯では、我々は失礼する。着替えや日常品は、世話役に頼め。補充する。」


世話役?


「紹介は後だ。先ずはその血を落とせ。」


さっきの部屋に戻って、シャワー!


シャワー浴びれるのは本当に素敵ねー。お、石鹸もいいものじゃないの。


さっぱりしました。


着替え⋯⋯あら、シスター服?⋯⋯ちょっとドレスみたいでいいわね。


着替えたら⋯⋯うわまたおっさん二人だ。⋯⋯と、シスターも。


「紹介する。お前の世話役、シェイラだ。」


「⋯⋯シェイラ、と申します。」


「アンナですわ。よろしくねぇ。」


シェイラ、ね。


「基本的に朝と夜、また食事の時に来る。食事も基本ここで取ってもらうからな。」


「また、シェイラには防護の結界が張ってある。⋯⋯ついでに、危害を加えようとしたら⋯⋯その服が拘束となる様にしてある。」


そうなのねー。だからデザイン違うのかしら。


「⋯⋯いえ、その服は巫女用の服です。輪廻神の巫女とお聞きしましたが⋯⋯。」


ああ、なるほどね。それを改造したのね。


「魔術便利ってやつね。」


「魔術便利ってやつだ。」


「それと、シェイラも異端審問だ。ま、共に動く事は無いだろうがな。」


そうなのねー。


「シェイラが任務の時は別の者が来る。⋯⋯そちらにも同様の魔術をかけるからな。」


「危害加えるなってやつね。わかってますわー。」


「信用ならんが⋯⋯まあいい。何か用がある場合は、そこのベルを鳴らせ。そこの⋯⋯伝声の箱がある。そこで用を言え。」


「何か欲しい時もそれで?」


「そうだ。無理な事は言うなよ。」


「わかってますとも。」


「⋯⋯我々からは以上だ。質問は?」


「本をくださいな。なるべく多めで。」


「⋯⋯わかった。手配しよう。他には?」


「掃除道具。」


「それはあの棚にある。」


「わかりましたわー。⋯⋯後はー。んー、今はないですわ。」


「そうか。では、失礼する。」


「⋯⋯失礼しますね。」


全員出てった。


ぽつーん。


⋯⋯⋯⋯。


隠居生活が早まったと思えばいいか。


さてと。


とりあえず掃除と模様変え!私の部屋だしね!


やりますわぁー!








悠々自適な生活ですな!

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