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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
186/204

小休止。

しょーじょしゅーふくちゅー。

⋯⋯。


アンナちゃんよ。


修復率⋯⋯67。


そろそろ動けそうではありますがー。


結界のせいで出られませんワ!


つーか。


外の様子が分かりません。


結界が途中から音も視界も塞ぐ様になってしまいまして。


スティティーラのヤツめ、何してくれんのよ。


あー、本当に何もわからないですわ。


暇。


修復をかなり速く出来るくらいには元気になってきた。


現在の修復率⋯⋯大体、79。


外どーなってるのかしらー。


⋯⋯。


まだ結界開かないなぁ。


万全にしろってことなのかなぁ。


⋯⋯。よし。


寝る。焦っても仕方ない。






起きた。修復率⋯⋯100!


いつでも動けるわ!


だから結界からだーしーてー!


結界を叩いて蹴って⋯⋯かったいなぁ!


早く出してよもー。


まだ戦ってんでしょー。


だーしーてー。


⋯⋯忘れられてないよね?






お腹すいてきました。


結界開くのを待つ間に暴走ラディーちゃんの殺し方をシミュレート。


出来ませんでした。不確定要素が多すぎですわー。


暴走なんて初めて見るし。


とりあえずどんな状況にも対応出来る様にしておこう。


携帯食料をもぐもぐして、待つ。


まだかなー。







結界に何かがぶつかったかな!


ヒビと外の空気!


そして⋯⋯血だ。


⋯⋯かなりの衝撃だったから、ぶつかった奴は⋯⋯。


ッチ。


ヒビに剣を入れて、広げる。


結界の向こうにぶつかった奴は居ないね、なら突き通して。


切り裂く!


結界の破壊を確認!


「っはハハハ!ハロハロォ、アンナちゃんの復活ですわァー⋯⋯あーあー。」


⋯⋯マジかー。


眼前。


股から口まで貫かれた騎士達。


無造作に転がった右腕の残骸。


蔦に縛られ、根に食われた探索者が二人。


砕かれた剣の欠片。


それらの目には、既に光は無く⋯⋯。


⋯⋯巫女共は!どこだ!


レーネリアちゃんは!


そして、ラディーは。


多分、あそこに。


ラディーが居た所から生える、禍々しい⋯⋯大樹。


多分、アレなんだろうなぁ⋯⋯。


真ん中辺りに、大きな洞が見える。


多分、あそこなんだろうなぁ⋯⋯。


魔術発動。探査。


⋯⋯中に、巫女二人とレーネリアちゃんと。


見知った様な、反応が複数。


そっか。来たんだねぇ。


なら私も行かないとね。


浮遊して。


枝を伝って、洞へ。


いざいざ、戦場へ!


まってなさいなー!






到着!


「⋯⋯アンナ!」


うわ、ボロボロじゃん、スティティーラ。


「アンナさん、おせーよォ!」


ごめんごめん。


「何とかコアまで到達出来たのは⋯⋯いいですけれど。」


レティシア、死にそうな顔してるんですが。


「もう無理ですわぁ⋯⋯。今はあの方々が戦っておりますわ。」


⋯⋯そうなのね。


「私はまだ行けるぜェ。ちっとばかし、休ませて貰ったがなァー。」


レーネリアちゃんは戦えると。


「私達はここまでだ⋯⋯後は、頼む。」


了解。ゆっくり休んでね。


「後で拾いに来るわ。それまで。」


「ええ。」


んじゃレーネリアちゃん、行きましょうか。




更に奥へ。


否、上へ。


洞の中、ゆったりとした螺旋状の道。


そこを上がって、その先へ。


光の見える出口を抜けて。


「うっわ、そんな風になってるんだ。」


戦闘音。奥には妖しく、禍々しく光るコア。


その手前に、異形の太枝が絡みついた⋯⋯ラディーと思しきモノ。


相対しているのは⋯⋯何でここにいるんですかねぇ。


「ゼルノー、なんで居るのさ。」


「フン、ようやく来たか。」


「おかーさま!」


「遅いですよ、師匠!」


「主役は遅れてくるものじゃよ、ほっほ。」


魔王ゼルノと、ギセン、グランダル、ヒスト、ツィディナ。


「四将勢揃いじゃないのよ。」


そして、細マッチョ、インテリ、ボサロリ、あとテルシエ。


お前ら何なの。


「何、世界の危機なんだ。これくらいしても問題無かろうよ。」


⋯⋯世界の危機?


「お前、気付いてないのか。この堕神、世界すら喰うつもりだぞ。」


マジすか。


「マジだ。」


それは大変な事になってるわねぇ⋯⋯。


「ついでに私のバカ主人共も来てるぜェ。」


⋯⋯?


「仲良し四人組ともいうがなァ。ホラ、今魔王の代わりにアレの相手してる。」


「む、行かねばな。」


あ、ゼルノが行った。で、相手してた三人と入れ替わって。


「アンナさん、お久しぶりですわ。お変わり⋯⋯ですわね。」


「話には聞いていたが⋯⋯本当に魔獣となっているのだな。」


「姿はそんなに変わんねぇけどな、存在感?がちげぇよなぁ。」


あれ、そういや黒みが薄くなってるかも。


ま、いっか。


久しぶり、アウルくん、エリューシャちゃん、アクロイくん。


「言いたい事はそこの真っ白になったバカにも沢山あるけれど。先ずはあの堕神をどうにかしないと。」


「ああ、エリーの言う通りだ。バカに言うことは後でも出来るからな。」


「バカレーネは後回し、と。」


「お前等なァ⋯⋯。」


⋯⋯もしかしてレーネリアちゃん、その姿を見せたのが今初めてみたいな?


「今まで何処行ってたかと思ったらコレだからな。」


「消えたと思ったら真っ白白ーなレーネ。何があったのやら。」


「⋯⋯話は後、今はあっちだ。そろそろ行くぞ。」


ま、いっか。


戦闘に混ざりますわぁー!










実は何気なく世界の危機。外から見ないとわかんないパターンだね!

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