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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
176/204

そろそろ、やらないとね、

旅は道連れ。

や、アンナちゃんですわ。


さあリーダー、答えを聞こう。


「⋯⋯俺達は、参加しない。」


あら。王都に行って、報告するんじゃないの?


「ああ。そのつもりだったが⋯⋯。」


⋯⋯なにかあった?


「魔獣と戦闘があってな⋯⋯。16人。俺も含めて負傷した。まだ復帰出来そうにない。」


⋯⋯そっか。仲間の食い扶持も稼がないとだしね。ならしょうがない、か。


「⋯⋯それで、一つ。シレーティナに頼みがある。」


なにかな。


「ルナーラを、王都に連れて行って欲しい。」


ルナーラをか。


「姉御が了承してくれるのなら⋯⋯三人、護衛に出せる。」


うーん。誰?


「料理が下手なアイツらだ。」


あー。


アイツらならいいか。


わかったわ。ルナーラを護衛共々王都に。


「⋯⋯すまない。俺がミスったばかりに⋯⋯。」


気にしないで。今は休んで、また動ける様にね。


「⋯⋯ああ。これが治ったら、絶対に挨拶に行こう。」


そうして。


「伝えてくる。食堂で待ってろ。」


はいはい。


食堂に戻って、と。


おかみさん、酒をくれ!


「はいよ。昼間っから飲むのかい。」


頑張ったからね!景気づけもあるわ!


麦酒をぐいっと。


適当につまみも頼んで。1人呑み。


このベーコンうめぇ。


三杯目頼んだ所で、酒と一緒に待ち人が来た。


「お久しぶりです、シレーティナさん!」


やっほう、四人とも元気そうね。


「そう簡単には⋯⋯くたばらないよ。」


そう。⋯⋯話は?


「ああ、話はしてある。」


なら早いね。


ルナーラを王都に配達するお仕事。私はアタッカー、三人はディフェンダー。


馬車で群れを突っ切って、そのまま王都の中へ。


「門はどうするのです?」


問題ないわ。いい方法があるのよ。


「それは教えてくれねぇのか?」


ちょっと、ね。


「⋯⋯シレーティナさんの、とっておきですか。」


そういう事。


「とっておき?」


「貴族が持ってる脱出ルートです。王都に入るのも可能な道があるらしいですよ。」


「なるほど。」


「貴族ってのは⋯⋯まあいいけどよ。」


うふふ。


「まあいい。そのとっておきって道までは魔獣の群れを突っ切ってくんだな。」


そうよ。


「ざっとでいいから大体ここら辺通る、とかいうのは教えてくれねぇのか?」


んー。そうね。南門と西門の間あたり?


「⋯⋯ここから一直線か。」


そゆこと。楽よ?


「荒地を走るのですか?馬車が持つでしょうか⋯⋯。」


そこは私の頑丈な馬車で。馬も強靭よ?


⋯⋯なにせ、ゴーレムだしね。


「走れるならいい。」


「さっさと抜けられるなら、それで行きましょう。」


「⋯⋯わかりました、行きましょう。」


よし、決定ね。行くのは、そうね⋯⋯。


『ねェ、ねェ。』


なにようるさいわね。


「何時にするんだ?」


『行くのなラ、二日後ガイイカモよ?』


何故?


「明日でも行けますが⋯⋯シレーティナさん?」


『一番、ベストタイミングってヤツよ。』


何のタイミングだ。


「⋯⋯姉御?」


『キヒヒヒッ。教えなーい。』


⋯⋯信用ならないわね。


行くのは明日の朝で。早く行くに越したことはないわ。


「明日ですね、わかりました。」


「何を考えてたかはしらんが、朝だな。」


「準備、済ませてしまいましょう。」


よろしくね。


『アーァ。ッフフフ。』


このおまんじゅう⋯⋯何を考えている?


⋯⋯警戒はしておきましょうか。










世は地獄。はたまた、天国?

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