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宿に顔だして。
短い話。
や、アンナちゃんよ。
「あ、シレーティナの姉御！」
久しぶりねー。
皆はいるかな？
「ああ。今日は皆で休みだ。」
そう。⋯⋯リーダーは部屋かな？ちょっと話したい事があって。
「部屋で休んでるぜ、二階の一番奥だ。」
ありがと。
リーダーの部屋に行く。そういやコイツら宿代は大丈夫なのかしら。探索者だから仕事してるみたいだけど。
ノックする。
「誰だ？⋯⋯入れ。」
やっほう。
「姉御！？」
久しぶりねー。
「帰っていたのか。野暮用とやらは終わったのか？」
その事について一つ話があってね。
「⋯⋯なんだ。」
王都、攻める事になったから。
「王都を攻める？」
要は周りの魔獣ぶっ殺して王都奪還するぜ祭よ。
「だがあの数だぞ？」
なぁに、大丈夫よ。減らしたから。それに⋯⋯。
「それに？」
王都外にいる軍が動くよ。その準備も出来てるみたい。後は、動くだけ。
だからさ。もう少ししたら、ちょっとお祭りあるんだけど⋯⋯参加してかない？
「⋯⋯皆と相談しよう。」
でしょうね。
決まったら連絡して。もう少しこの街にいるから。
「わかった。」
話終わり。さてと。
宿を出て、適当にご飯食べてこよう。
たべてきた。まあまあだったわ。
街をぶらぶら。
ここも物資、少なくなってるのかしら。
皆の顔も、少し暗くなってきてるね。
⋯⋯早い所、何とかしないと駄目かもねぇ？
ま、私には⋯⋯。
ふん。
まあいいわ。
適当な屋台で買い食い。⋯⋯これも微妙ね。
またぶらぶらしてましょ。
ぶらぶらと。
