暴喰の宴!
正直魔獣戦って一辺倒よね。
うふふー、アンナちゃんよ!
「ドモー、レピィちゃんよ!」
真似してるんじゃない。
「イージャン。」
⋯⋯まあいいけど。
現在、王都の上空。うーん、凄い量ね。食べきれるかしら。
「軽く減らしたラァ?お残しハユルシマセーン。」
はいはい。
さて、どっちから行く?
「南カラ、右回り。」
なら、私は左回りで。
「北で会オウ!」
はいなー。
「ンジャ軽く。そーれェ!」
⋯⋯なにそれ。
「エ?メテオ。」
黒い塊の?グニョグニョの?
「ベシャッと、取り込む。美味しく食べ放題!」
⋯⋯佐用で。私には無理だわーそれ。
大人しく、ブラスティラヴァ。黒いの入れて、軽く齧る感じに。
王都上空から、黒い塊と焔の塊が降り注ぐよ!
おー、かなり減ったっぽい?
「ンジャ、オ先ー!」
⋯⋯行くかな。
南に降り立って。さ、食べ放題と行きましょうか!
双剣抜いて、黒いの纏わせて。
目に付くハラカラを全て斬り喰うよ!
魔術も使って、焼肉したり!
風でバラバラに、ミンチにして!焼いて食べる!
嵐の様に、突き進む!
通った後は、死骸も残らない!
「AHA-HA-♪」
東に来たね!いやあ楽しい!
「HA!HA!HA!ハ!HA!タノシー♪」
おお?
「Aレ?ナンカ調子イイ?」
声、いい感じ?
⋯⋯よし、もっと食べるわ!
右腕、地面に突き刺して!周囲に大刺、そのまま喰い尽くす!
居なくなったら近くのハラカラに突撃!
左腕!剣ごと突き刺して、喰い尽く⋯⋯あら。
左腕も出来ちゃった。⋯⋯ま、いっか。
今は食べる事が優先事項よ!どんどん食べる!
太る心配?しなくていいわ!だってハラカラだもの!
最高の食料!オーッホッホッホ!
そうこうしている内に、北に到着!早い!
「ヤッホ、食ベター?」
「食ベタワ!」
「⋯⋯へぇ。いい感じじゃン。クヒッ。」
うん?何か言った?
「いいえ?ソレヨリ、こんなに食べてもマタ、量は減るけど同じ所に沢山集マルし、発生スルカラネー。」
あ、そうなの?てことは定期的に食べないといけないのかしら。
「根本カラ解決する事も出来るケドネ?ンフフ、それはまた別の機会♪」
そう。ならいいや。
「それより、ボスは見付けたカナ?」
⋯⋯そういや、見なかったわね。
「私も見なかったヨ。⋯⋯何処か行ってるミタイネ。」
⋯⋯見逃して無いでしょうね。
「マサカ!見付けてたら連れてきてるヨ、というか勝手に付いてくると思うケドネ。」
⋯⋯まあ、いいか。お楽しみは今度にしよう。
「デ、アレどうする?」
どうしようね⋯⋯。
王都の外壁。兵士がめっちゃ見てる。
「⋯⋯ア、マタ出てきたよ、同胞。」
⋯⋯湧くの早いわね。
「どうするヨ?」
撤退。面倒臭いし。
「オッケー、なら繭の所に戻ろう。」
転移!サヨナラー!
逃げおったこやつ。