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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
165/204

街、もうちょい!

暇するアンナちゃん。

おはよう、アンナちゃんよ。


朝ごはん食べて、出発して、移動中ですわー。


夜の食事については、誰にもバレてない。


んふふ、これならハラカラも食べられそうかも。


ま、バレたらバレたで何とでも出来るし。別にどうってことも無い。


あの街の住人は一人残らず死にました、みたいな。


ま、いいけど。今やる必要も無し。


そんなことより暇だわ。


剣を手入れしたり、他にも使わないナイフとか予備の適当な剣とかを色々磨いたり。


それすら終わって、爪の手入れしたり。


本⋯⋯は読む気分じゃないし⋯⋯。


自分の状態を確認したり。うん、快調。


右腕の魔力回路を色々効率良くしてみたり。2%削減成功!


⋯⋯やることなくなった。


景色みながらぼーっとしてるけど、暇。


あ、鳥⋯⋯まだ残ってるなんて珍しい⋯⋯。


あの雲大きいー⋯⋯⋯⋯。


⋯⋯。


暇ッ!


暇すぎ!ハラカラでも大群で現れないかしら。


⋯⋯来たら来たで面倒だけど。


そんな事思っても現れる筈はなく。


暇ー。


次の街までは⋯⋯あー、どれくらいだっけ。


んー⋯⋯どうやったっけ⋯⋯ああそうだ、こう。


禁術発動。グローバ・ポインティー・サーチャ。⋯⋯暇すぎてわざわざ発動が面倒くさいのを使うとかいうね。


あら、後半日もしないうちに着くじゃない。それまでの辛抱かしら。


それに⋯⋯街の近くにハラカラの群れ。数はわからないけど、かなり大きい。


移動方向は⋯⋯街を逸れて、私達と同じ方向。ただ餌場を求めているだけって感じね。


んー、ならァ。ソウネェ。


ウフフフフフフ⋯⋯⋯⋯。


他ノヤツラハ見テイナイ。


他ノヤツラハ聞イテイナイ。


魔術発動、結界。不可視、防音。私ハ何モ発シテイナイ。


魔術発動、幻影。私ハ口ヲ開イテイナイ。


「喰ラE、喰RAE、全テNOモノヲ。」


「動KIシモノHA、ソノ道NIハ無イ。」


「染メRO、染MEロ。色付KUモノヲ。」


「汝RAノ生餌ハ直GU側NI。」


ッツーカ、チョット右ニ逸レロ。


ア、行キ過ギ、修正シテ。


ソウソウソッチソッチ。


ソノママ真ッ直グ一直線ダヨ。


ヨシヨシ、イイ子達ダ。


⋯⋯⋯⋯。


⋯⋯⋯⋯⋯⋯。


⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。


ハッ。


少し、落ちてた⋯⋯。


⋯⋯。


私、今何をしてた⋯⋯?


⋯⋯⋯⋯。


あーあー⋯⋯。


⋯⋯ま、いっか!暇潰しにさせてもらおう!


⋯⋯チッ。


⋯⋯私は私。まだ人間⋯⋯。未だ、人間。これからも⋯⋯。


はぁ。


よし。


街まで半日、進みましょー。





街はまだかー!

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