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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
162/204

街に到着、よ!

ぶらり馬車で行く食べ歩き紀行。

やっほう!アンナちゃんだよ!


馬車に乗って街道を進む!うーん、のどか!


途中でハラカラを見つけたら食べて、さらに進む!


それにしても人いないなぁ、この時間って結構通るの多い気がしたけど。


やっぱりハラカラが多いからかしら。からからからー。


誰もいない道を、どんどん進む。


この道を進むのはワタシなんだからー!みたいな。


あ、馬車の残骸だ。ハラカラもいないね、けど新しめ。


軽く物色。んー、これはこれは。


貴金属が沢山。ついでに家財道具も?


引越しかしらね。金目のモノが取られてないから、ハラカラがやったのねー。


売れそうなのは貰っておこう。金があるに越したことは無い!


全部倉庫に、さあ進むよー。


からから、からから。


退屈。


んー、進むのはゴーレムに任せて、軽くお昼寝しましょ。


御者台に座ったまま、うとうと、すやすや。


すぴー⋯⋯。






⋯⋯ん。


結構寝てたみたい。


ここはどの辺り⋯⋯ああ、結構進んだみたいね。


王都から二つくらい隣の街が近い。


あー、どうしよ。


迂回する道もあるけど⋯⋯。


王都に急ぐならこの街を通るのがいいのよねー。


よし、急ぐ旅でもないけど。入るかー。


門に向かって進む。⋯⋯並んでる人、いないね。


ちょっと様子が変。


魔術発動、探査。広域。


⋯⋯⋯⋯あー。


人の反応が少ししかないね。むしろハラカラの方が多い⋯⋯ふぅん。


ハラカラにやられた街、か。だから通る人居なかったのね。


まー、大変ね。とりあえずご飯にしよう。


街に入って、と。


ハラカラの踊り食いバイキング!


馬車でぐるっと回って、見つけたのを片っ端から食べる!


美味しいね!


見つけて探して、ひとつ残らず!


食べ尽くしてやったわ。けぷ。


⋯⋯おや、人の反応あり。行ってみましょ。




到着!馬車とゴーレムをしまって。


ここは⋯⋯なんだっけ。


ああ、そうだ。探索者が集う所。国営な傭兵じゃなくて、民営の探索者。


自由度はこっちの方が高いよね、うん。


で。


入口が開きません。中から板とかで打ち付けられてるね。釘見えてるし。


どこから入るのかな、っと。


⋯⋯ああ、梯子。たしかにこれなら普通のハラカラは入れないね。


登って。


こんにちはーですわぁ。


「っ、誰だお前!」


「ヤツらか!?」


「まて!人だ!」


いえす、人間。


「どうやってここまで⋯⋯!」


「危険じゃなかったのか!」


「⋯⋯!服の血⋯⋯返り血か!」


あらやだ、汚れてた?


魔術で綺麗に。


よし。


「⋯⋯倒したのか!?」


そうですが。


「強そうに見え⋯⋯なくもないな?」


「とりあえずその剣、仕舞おうぜ?」


おっと失礼。


「まだ、外に居るのか?」


「どれほど残っているんだ?」


死体だけです。


「っ、おい!確認するぞ!」


「必ず五人一組で行くんだ!ヤバイと思ったら直ぐに戻ってこい、いいな!」


「おうよ!」


いってらっしゃーい。


「それで、だ。外はどんな様子だった。」


人っ子一人いないね?


「⋯⋯そうか。そりゃあそうだよな⋯⋯。」


なに、結構長め?


「この街がやられたのは⋯⋯一ヶ月程前だ。領軍は壊滅、傭兵は撤退。俺達も残ったのは逃げきれなかったからだ。」


ほー。


「ここに籠城して⋯⋯スキをみて戦えない奴らを逃がしながら、既に一ヶ月だ。残るのは俺達⋯⋯えぇと、28人か。」


結構逃がしたのかな。


「最初は寝転ぶ隙間も無かった程だったんだが、なんとか⋯⋯な。」


頑張ったねぇ。


「ありがとよ、だがまだ終わっちゃいねぇ。全員生きて、この街から出る。」


そうだねー。


「⋯⋯すまねぇ、会って早々愚痴っぽくなっちまって。」


いいのよ。


「おい!外、すげぇぞ!」


「どうした!?」


あ、戻ってきた。


「動くモノ、何にも居やしねえ!全部くたばってやがる!」


「スッパリ逝ってやがったぜ!清々しいくれぇにな!」


「なんだと!?」


「なあ!今なら⋯⋯!」


「っ⋯⋯!」


「またと無ぇチャンスだぜ!」


「お前等!準備しろ!!!」


「おうよ!」


「あれ全部お前がやったのか?」


はい。


「⋯⋯ヤベェ、すげぇぜ!ありがとよ!」


はいはい。


ドタバタしてるねー。ま、ここから出る機会窺ってたみたいだし。


あ、結構若い子もいるのね。老若男女、28人だっけ?


へぇ、馬車もあるのね。馬、よく残ったね。


「準備完了!いつでもいけるわ!」


「こっちもだ!」


「全員揃ったな!」


「おうよ!」


「忘れ物はねえな!」


「ああ!」


「未練はねえな!」


「ありまくりだクソッタレ!」


「よし、行くぞ!目指すは王都!」


「応!」


元気ネー。


「なあ、お前⋯⋯いや、姉御。」


姉御⋯⋯初対面なんですが。


「姉御もくるんだろ?」


んー。


ま、いっか。付いていくのも退屈しなさそうだしね。


「よし!王都までよろしくな!」


はいはい。


馬車の一団に付いていくことにしましたよっと。


⋯⋯しばらくハラカラは食べれなさそう、まいっか。














はてさて、アンナちゃんは何か喋ったかな?

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