表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
156/204

四人組、お泊まり。

かわいい来客を楽しむアンナちゃん。

どーも、アンナちゃんよ。


夜まで待っても雨は止まず。なので泊める事にしました。


夕食、何がいいか聞いたら。


「簡単なものにしてくれ。」


「アンナさんも一緒に食べられるもの!」


「穀物。」


「手伝いますよーっ。」


という事なので、余ったベシャメルを使ってシチューにしました。


レーネリアちゃん、料理上手。流石はサーヴァントの娘と言った所かしらね。


皆で食卓を囲む。


「アンナさんは料理も上手だし、あの魔獣を一撃で仕留めるほど強いし。魔術も上手そう。一体、どうしたらそんな風に?」


「それは私も聞きたい。」


「⋯⋯まあ、経験よね。数多の経験があるから、できるのよ。」


「経験⋯⋯。」


「色々な事をやってみるといいわ。貴方達はまだ、時間がたっぷりあるのだからね。」


この世界の未来が、この子達に。


⋯⋯その為にも、私は。


「⋯⋯どうしました?」


「いえ、なんでもないわ。冷める前に食べなさいな。」


私はこのままでいいのかしら。


⋯⋯ま、すぐに決めてどうこうする訳でもないし。その時が来たら決めましょ。


ご馳走様。


片付けはいいからお風呂行かせて。


ええ、あるんですよ。湯船あると便利だし。


流石に男女別々で入ったか。ま、そうよね。四人とも、もう一桁は過ぎるんじゃないかって所だし。


それで、早めに寝る場所決め。


とはいえ、部屋は少なくて。客用は二部屋しか。


そうしたら、個室はいいとか言い始めて。


子供はベッドで寝なさいよ。


「いや、そのですね。」


「皆で一緒に寝てみたい、というのがありまして。」


あぁ、そういう。


「うーん。リビングに寝ることになるけれど⋯⋯大丈夫?」


二部屋あるし、ベッドだけ移動させてもアリだけど。


「いや、大丈夫だ。これはこれで楽しい。」


「私は平気よ。レーネのおかげでね⋯⋯。」


「俺も大丈夫だ。」


「毛布さえあれば寝れる!」


逞しいわねぇ。ま、いっか。本人達がいいって言ってるんだし。


毛布とか布団とか寝袋は沢山あるから、それを敷いて。


枕は⋯⋯これも沢山あるわね。


「近くにいるから、何かあったら呼んでね。」


「ありがとうございます。」


子供ながらに、この状況を楽しんでいるのね。ふふ。


とはいえ、少し心配なので。


今日は揺り椅子で寝ますか。


「おやすみなさい。早めに寝なさいね。」


「ああ。おやすみ。」


「おやすみなさーい。」


「おやすみなさい。」


「んー、良い夢を!」


子供って強いわねぇ⋯⋯。


ゆらゆら。


すやすや。









お泊まりって、テンション上がらない?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ