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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
153/204

ここをキャンプ地⋯⋯というかもう拠点にする!

のんびりまったり。

やっほ、アンナちゃんよ。


この浜辺に来てから早三ヶ月!


え?時間の進みが早い?


だってだらだらしてただけなんだもの。


いやぁ、何も無い日々って本当に大切。


とうとう洞窟に、家を立ててしまったし。倉庫に、何に使おうか迷ってた石材と木材が沢山あったから⋯⋯。


魔石を使って、洞窟の入口に結界を張ったから嵐も大丈夫。ああ、とりあえず強風と海水だけ遮断ね。


たまに近くの町に行って買い物したりするけど、基本的にはここでずーっとのんびり。


ただ、少し暇。読書ばかりじゃ身体も鈍るし。


毎日剣を振るのは忘れてない。


けれど、それだけじゃあね。


なので、近くで採れる薬草とか。


漁師が網にかかって邪魔だとかで、捨てる変な海藻とか。


色々なものを貰ったり買ったりしながら、調合したりしてまーす。


そうそう、この前の話なんだけど。


海の魔獣に噛まれたとかで、大怪我してた漁師がいてね。いつも色々貰ったりしてる人だったからさ、治してあげたのよ。


調合したやつで。


めっちゃ効いた。いやまあ効果は確認してたけど。めっちゃ効いた。


全快した。


そしたらなんか、町で噂が広がったみたいで。


薬師なのか、とか。


魔術師様なのか、とか聞かれ始めたのよねー。


魔術師です、はい。


それからたまに、薬を売ったりしてる。簡単なやつだけね。傷薬とか、頭痛薬とか。あと、滋養強壮とか。


私としても、ここの人達が居なくなったら色々面倒くさいし。


なので。


たまに来る美人薬師としてこの町の一員みたいになってまーす。


美人だって。ふふふ。当たり前よ。だって私ですから。


ぐふふふふ。


イヤラシイ目で見るんじゃないよ。


まあいいや。


とりあえず、今日はゆっくりと。


「最近は日差しが強いから、日焼け止めがよく売れてるわねぇ。」


昨日、売ってきたのよ。


「はした金ではあるけれど。ま、これもまた一興かしらね⋯⋯。」


暇つぶしには丁度いいかな⋯⋯。


「あ、この草使うと紅茶が美味しいわ。」


ほんのりフルーティな甘みがー。


「これは売らずにいようかしら。どうせ、紅茶なんて高級だしね。」


貴族に売るのはとても面倒な事になりそうだから。関わりあいにならないように、ね。


変なのが来ても、魚の餌になるだけではあるけど。


「有象無象が元魔の将に適うはずもなし⋯⋯なんてね。」


まあいいや。


椅子に寝そべって、ゆったり、のんびり。


この生活も、悪くない。










隠居生活⋯⋯。

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