また、あの村、そして。
村に到着!
はろー、アンナちゃんよぅ。
セイレエルフィの村に到着。出迎える村長と、その他。
「お帰りなさいませ、魔王様。成果は、いかがでしたでしょうか。」
「⋯⋯問題ない。旧い遺跡を発見した。」
「おお、それでは⋯⋯!」
「いや、魔獣に関しては詳しく調べてみないとわからん。後日、調査隊を派遣するつもりだ。」
「わかりました。⋯⋯拠点は。」
「ここにするつもりだが、いいか。」
「問題ありません。皆と話し合いましたからな。」
「そうか。何時になるかは、追って連絡する。」
「かしこまりました。」
「少しばかり私達は休む。またあの家を借りるぞ。」
「ええ。」
「それと、後で食い物を少し貰えるか。」
「ええ、後ほどお届け致します。」
という訳で、またあの家に。
「つーかーれーたー。」
「ああ⋯⋯。」
水浴びでもしましょう⋯⋯。
水場にいって、服脱いで、と。
桶に水を汲んで。あ、そうだ、これお湯にしよう。
魔術、火の玉。
適温なのを確認して、と。
タオルで身体を拭う。
にしても、あれね。
魔獣、ここに来た時は小動物や狼あたりだけ、と言っていたけど。
五年、それだけで竜が魔獣に。
ましてや、私がやられたモンスター。
結構、早い。
もしかしたら、表に出てきてなかっただけなのかもしれないけど。
奥地には、強い魔獣。
人の領域には、弱い魔獣。
獣は?奥地には、居ない?他のところには、いるのかも。
「入るぞ。」
わからない事が多いわね。
これは、調査が必要なのかも。
「む、居るのか。」
とはいえ、一人ではかなり大変かもしれないわね。
「⋯⋯聞いているのか?」
どうするか⋯⋯。
「おーい。」
うーん⋯⋯。
「揉むぞ?」
魔王の所行くか?
「それにしてもいい身体をしているな⋯⋯。絵になる。」
魔の将、居なくなったしね。
「よし、揉もう。」
聞いてみるか⋯⋯。
むにむに。
「うむ、いい揉み心地だ。」
「わひゃあ!?!?」
な、な、な、な。
「何してくさりやがるんじゃこのド変態がァーー!!!!」
「うおっ、危ないではないか!」
この、変態魔王が!
「今度こそそのタマ潰してくれるわァ!」
一揉み二命で精算してくれるわ!
「動く姿もまたイイな⋯⋯。」
「死に腐れやァ!」
こいつ今度こそぶっ殺してやるわ!
「魔王様、食事をお持ちいたしましたが⋯⋯あら。」
あ、あの娘ちゃん。
現在の体制。裸の魔王。裸の私。倒れた魔王、その胸の上に跨る私。
「お、お邪魔しましたー!」
「違う、違うからー!!!!あっちょっとまっ!」
なんてこったい。
「いいではないか。」
「よくない!」
とりあえず胯座を膝蹴りしておく。
「ぐぅ⋯⋯ぁ⋯⋯!!!!!!!!」
「そこで悶えてろクソボケ!」
あー、もー。
そのままベッド!寝る!
オヨメニイケナイー、ってやつよぉ。
はー。
アンナちゃん、無防備すぎませんかね?