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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
11111周目!
13/204

悪鬼羅刹の亡霊剣舞……なんてね。

弾ける!アンナちゃん!軽くグロいかも!嫌な方は後書きに行ってね!


右の翼は死せる薬を。左の翼は生きし毒を。右の脚は生なる道を。左の脚は死への道を。右の腕は死を与え。左の腕は生を与える。右の瞳は旧き時を。左の瞳は未知なる時を。冷徹な美貌に慈愛の眼差し、口に浮かぶは凄絶な笑み。禍つ捻れた角飾りは生と死の威容。これぞ輪廻、邪なる女神が姿也。


――禁書・シャムシャラより














さあ、さあさあさあさあさあ!!やって参りました戦闘区域!第一王子一行と戦闘集団がかち合わせたのがみえるね!いくら騎士とて1対多の集団戦では勝ち目がないとみえる!剣を二つ持とう、沢山斬れる。んでこれを左右に、翼のように広げてー。


「さーーァ、いっくよォーーー!!!」


顔が判りにくいように左右に角の生えた上半分を隠す女神の仮面をつけてー。私アンナちゃん!今、貴方達の後ろにいるの!


馬車から文字通り飛び出して、そのまま集団に突っこむ。


「な、なんd……。」


はいまず二人ィ!ひっさびさの血、血、血ィ!!


「み、見方なのか!?」


「アッハハハハハハハハ!!!」


「ギャグバラッ!」


ぎゃはははは!!変な断末魔ァ!!


「サア、サア、サアサアサア!」


目の前に突っ立ってるヤツの背骨にそって斬って、うなじから剣を突き入れる!あとは、首ィ掴んでェ!


「上手に抜けましたァーーーーーーーー!!!!!」


首と背骨の一本抜きでございまァーーす!!!


「な、なんなんだこいつはぁ!?」


何だってェ?聞く?聞いちゃう???


「アッハハハハハハ!!!きたぞ、来たぞ、シャムシャラの亡霊がお前達を殺しに来たぞ!!!」


名乗りを上げて、さぁ斬りまくりよぉ!


ハイいーっちにーっさーーんよーんっ!


獲物が五匹、真っ二つゥ!


「こ、こんなの聞いてねぇよ……ッ!」


おや、逃げ出し初めてやがる。


「美味しい獲物、逃がすとでも思ったのかァい?」


魔術って便利よねぇ、凄まじい速さで移動出来るんだからね!


「う、そだ、ろ……。」


「ぎゃははははは!!!」


狼狽えてる間にどんどん減るよぉ?


「貴様ッ……何者だッ!」


おや、つよそーなの。つーかさっき名乗ったよねェ?


「聞いてなかったのぉーーー????耳遠いのぉー?おじーちゃんなのーーーーー?????


「こっ、の……!」


「あははははははっ!」


腕二本頂きぃー。つーかおっせえなこいつ。弱い。つまんねー。


「だーるまさんがーぁ。」


脚、二本いただき。根本からねぇー。


「転がったぁー。」


蹴っ飛ばして、適当なのにあてる。おー、吹っ飛んだ。


「おおっとぉ?」


爆炎、咄嗟に避ける。


「い、今のを避けるのかよっ……!」


「魔術かぁー、弱いよわーい。」


焼くならこう。


「そぅら、燃えろォ。」


身体の中からこんがりジューシー!


「ッアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」


身体の穴という穴から炎が吹き出てらぁー。


「上手に焼けましたァーーー!!!!」


こんがり肉ですか?いいえ、コゲ肉です。


「ッヒィッ……。」


「狩りの基本は踏襲しましょーねぇー?」


腰を抜かした野郎が居たけど、一瞬で胴体と腰がお別れしましたあー。


「ば、化け物ッ……!」


「アッハハハハハ!!!亡霊チャンでございまァーす♡」


「ッヒ、くるな、くるなァーーーー!!!」


「やめ」


「助けっ」


「いやぁーっ!」


「オカーチャーン!」


「ステーキ食べたかっ……」


「かっ、カキザ」


「あ、あぁぁ……」


戦闘集団、その全てを狩り尽くしてやりまぁーすぅ。というか、これで。


「そ、そんな、皆」


「んひひひひひっ。」


さあ、最後の一匹。


「お前の魂、我が糧となれ……。」


っつってな!!!ひゃはははははは!!!


ザックリ。


「な、なんと……。」


おんや、王子は逃げてなかったか。僥倖僥倖。


「ドォーモ、第一王子一行サァン。シャムシャラの亡霊に御座いまァす♡」


髪も、服も、顔も仮面も全て紅く染めて、にっかり笑ってコンニチワ。


「アッハハ、お怪我は御座いませんかァー?」


「……味方と思っていいのか?」


「お好きなよーにぃ。モチロン、私は貴方達を攻撃しないけどネ♡」


「……ならば、味方と思わせてもらおう。」


「殿下!中へお戻り下さい!危険ですぞ!」


「いや、いい。どうせ中に居ようと変わらんだろう。」


「アッハ、判ってるじゃン♡」


第一王子登場。さてさて、お仕事といこうかね。


「……此度の助太刀、誠に有難い。」


「イインダヨー、私も貴方に用があったんだしィー?」


「……用だと?」


「ウン、二つあるんだよぉ。」


「殿下、いけませぬ!」


「よい、今私等に決定権はない。となると聞くしかないだろう。」


「ンッフフフフ、イイネェ、クソとは大違いだよ。んじゃ、話していいかな?」


「……ああ、要件はなんだ。」


「先ずはヒトーツ。この襲撃は第二王子のモノだねぇ、ホラ、明日処刑される男いるじゃーん?あそこが事ォ起こしたワケ。」


「…………やはり、か。」


ま、政争してりゃわかるよねーって。


「そんでもって今王都に帰るとスッゲー危険ってワケ。ンヒヒヒヒ、大変だねェー。」



王都にゃ第二王子派の影が今動きまくってるみたいだよぉ。第一王子派も対抗して動きまくってる。そんな中に行ったらまー、楽しい事になるよね。


「それで、もう一つの要件はなんだ。」


「んふふ、もう一つはねー。」


ニタリと笑って。


「我らが神より招待状を預かっておりまァーす♪どうぞ、ご確認くださいなー♡」


必殺!ラディーちゃん印の招待状!王都にほど近い森の入り口に来いってよ!


「……これは。」


「なんでも、我らが神は貴方の味方してくれるんだってさぁ!アッハハ、すげーよね!安全な場所を提供するってさー!」


「……拒否権は。」


「あるとおもってんのー?」


うひひ。


「殿下!」


「……これが罠でも、行くしかあるまい。ここの周りの領地は第二王子派ばかりだ。逃げ切れるとは思えぬ。」


潔くてイイネ!


「うんうん、それじゃ、あの馬車についてきてね!」


つーわけで、移動!


ああ、私は第一王子の馬車に乗ってね!にがさなぁい♡


それじゃ、しゅっぱーつ!







アンナちゃん、仮面着けてシャムシャラの亡霊と名乗る。


アンナちゃん、敵100人斬り飛ばす。


アンナちゃん、第一王子を脅して連れていく。


の3本立てでお送りしましたー。


アッハァ♡

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