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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
125/204

遺跡!

遺跡探索!

はろはろーう、アンナちゃんですよぅ。


空気がほぼ無い遺跡、いや空気ある感じはあるんだけどね、息できないみたいな。


そこを探索するわ!


さてさて、なにがあるかなーっと。


近い家に入る。


「お、本だ。」


何が書いてあるかなっと。


⋯⋯。


「エロ本じゃねーか!!!」


オスの地竜がオスの飛竜にヤられる本とか誰得だよ⋯⋯。コアすぎだろう⋯⋯。


「ま、まあ、昔の文化の参考文献として持っていこう、うん。」


何の参考になるか知らんけどな!!!


次!別の部屋!


「ここにも本棚。」


引き出し付きの机も。


空気が無いからなのか、結構読めそうなのが多いね。


さてさてこれは⋯⋯。


⋯⋯。


「なにこれ、全然読めないわ。何語?」


しっかりとした字、けど読めない。昔の言葉なのかしら?


「こっちも同じ形の字ね。何かしらこれ⋯⋯。」


ここの本棚、全部そう。


「忘れられた言葉、かしら。」


旧時代の。


「引き出しを見てみましょ。」


うわ、固い。鍵かかってるのかしら。鍵穴がある。


「なら何処かに鍵があるのね。」


探す。


⋯⋯。


本棚以外には何処にも無し。てことはここかしら。


「本の中にあるとか⋯⋯は流石にないわよね?」


ぱらぱらと開けていく。読めないわねぇ。


うわ。


「本が切り抜かれて、その中に鍵とか。なにこれ凄い。」


とりあえず、鍵げっと!


引き出し、開ける!


「これ、は⋯⋯手書きの、解読表?」


本の字を、別の字に当てようとしてるものが。⋯⋯⋯⋯どちらにせよ読めない!


「字って移り変わるのね⋯⋯。」


解読表を解読しないといけないとか。


「あれ、でもさっきのキワモノエロ本は読めたわね。」


もしかして。


引き出しの奥を探る。うーん、何も無い。


「うーん⋯⋯?」


何段階かで解読表があるとおもったんだけどなぁ。


本棚ももう一度探る。


「あれ、奥に⋯⋯。」


本棚の奥、小さな四角の切れ目。開きそう。


押したりズラしたり。あ、上にズレた。


「さてさてお宝でもあるのかしら⋯⋯。」


入っていたのは。


「紙の束。⋯⋯解読表?かしら。」


ギリギリ読める程度の字の書かれた紙と、読めない紙複数。


「字の形は対応してるわね⋯⋯。てことはこれが解読表であってるみたいね。」


かなりレアなものを見つけてしまったわ。んふふ。


倉庫に入れて、本も片っ端から倉庫に。


さ、他の部屋!


「この部屋は私室、かしら。」


ベッド、机、なにかがあった残骸。布の残骸⋯⋯?ガラス玉もあるわね、ボタンも。うーん、ぬいぐるみ?


とりあえず机ね。これも鍵穴。⋯⋯あ、でも傍に鍵があるわ。


「置き忘れたのかしら⋯⋯まあいいや、開けましょ。」


引き出しを開けたら、これは⋯⋯日記?


解読表、解読表⋯⋯。


えーと。


〇の月、〇の日。今日は⋯⋯を食べた。美味しかった。


×の月、△の日。今日は⋯⋯と一緒に⋯⋯を食べた。とても美味しかった。


□の月、◇の日。今日は疲れた、奮発して⋯⋯を沢山食べた。力がつく、美味しかった。


「⋯⋯食べたもの書いてあるだけよねこれ。」


どんな日記だ。


「まあいいわ⋯⋯持っていこう。」


倉庫に入れて。


引き出しもう一度探る。物は無いかし⋯⋯ん?


「引き出し、まだ奥があるわね。」


上手く偽装されてる。


「さてさて、何があるかしらっと。」


出てきたものは⋯⋯。


「また、日記?」


結構立派な装いの物が。鍵付き、けど開いてるわね。


「御開帳⋯⋯。」


解読表見ながら。


えーっと⋯⋯。


×の月、◇の日。こんなものに意味などない。しかし、書かねば。書き残さねば。後世に伝える為に。


×の月、△の日。記す。この世界を。


×の月、〇の日。日付は要らないな、これは。以後日付は記さない。


これを読んでいるという事は、大凡私は死んでいるだろう。⋯⋯書いてみたかっただけだ。


世界は移り変わる。


幾度の世界を経て、積み重なっていく。


世界は積み重なり、過去は未来に干渉する。


⋯⋯は⋯⋯⋯⋯となり選びし者を⋯⋯とする。


この⋯界では⋯⋯する者が⋯⋯に。


それ以外は消え去る。


なんて、ね。


これが真実なのか、虚構なのか。


信じるかは知らない。


だが、一つだけ。


色付きには気をつけろ。


ましてや、赤には。


それだけだ。


以上。


これ、書く意味は無かったかもしれないね。




「⋯⋯なにこれ?意味がわからない⋯⋯もうちょい纏まってから書けよ。」


なんなのこれ。


「とりあえず、回収⋯⋯。」


この家には、もう何もないかな。


次の所行こうか。














謎の文章⋯⋯。

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