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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
118/204

なんとかエルフィの娘。

Q. エルフィってどれだけ種類あるでしょうか。

こんばんは、アンナちゃんですわー。


「で、落ち着いたかしら。」


「は、はい⋯⋯。」


結局、蹴り転がして頭の横に剣をぶっ刺す方法で落ち着かせました、はい。


「止血したし、もう大丈夫でしょ。とりあえず、何エルフィよ。」


ええ、処置しましたよ。


「えっと⋯⋯セイレエルフィ、です⋯⋯。」


セイレエルフィ⋯⋯だと⋯⋯。


「何故森に居るのよ!!!なんで海じゃないのよ!!!!!おかしいでしょう!!!!!!!」


「ひいいっ!」


謎すぎるわーー!!!


「で、なんでよ。そこんところ詳しく。」


「え、えっと⋯⋯私達の先祖が⋯⋯。」


「三行で。」


「え、ええっ!?えと、えっと。」


はよ。


「海と。」


「海と?」


「この泉。」


「ほう。」


「繋がってる。」


なるほどなるほど⋯⋯⋯⋯。


「ってここ大陸のド真ん中よ!!!ちょっと東にズレてるけど!!!」


「大半島の狭まってる所からは以外と近いのですよ⋯⋯一ヶ月くらい。」


「遠いわ!」


近くないわ!


「それに、私達の村はこの中にありますから⋯⋯。」


「中にあるのね⋯⋯呼吸は?」


「村の所は空気があるのですよ。」


へぇー。


「じゃあ、なんでここが聖地?」


「ここは海と繋がっていますし、周りは大森林。人なんて餓死しそうな遭難者くらいしか来ませんし、周りの獣はかなり強い。しかもここではどれだけ強いモノでも何故か近寄らない。」


⋯⋯たしかに。この周辺だけ角うさぎくらいしかいないわ。


「なぜかしらね。」


「さぁ⋯⋯。村の言い伝えだと、ここで祖先が呪いの歌を振りまいたとか。」


「呪われてんじゃねーかよオイ。」


「呪いです!まじない!」


へー。わかりづらいわ。


「ここには貴重な薬草もありますし⋯⋯乱獲しないためにも聖地として入る人が限られているのです。」


「あら、それはいい心掛け。」


「ですから安心して周りを歩いていたのですが⋯⋯。」


「そこに私、と。」


そいつはすまんかった、ですわ。


「ま、まあいいです。⋯⋯妙な獣にも追われていましたし。」


「妙な獣?」


「ええ。⋯⋯黒い靄みたいなのがまとわりついていたんです。そんなの初めて見ました。聖地の中にも入ってきましたし⋯⋯。」


「なるほど魔獣。何だったの?狼?」


「そ、それが⋯⋯っ!?」


私の後ろを見て固まる。⋯⋯目線は上、少しずつ上がってる。てことはでかいか、空か。


「噂をすればなんとやら、ってね。」


振り返る。


えっ。


「で⋯⋯。」


「で⋯⋯⋯⋯!」


「「出たぁーーーーーーっ!?!?ドラゴンだぁーーーー!?!?!?」」


しかも風飛竜!具体的に言えば細身で四本足で背中にでかい羽根がついたやつ!


「なに貴女あんなのに追われていましてっ!?何したのよ!」


「歩いてたら目が合ったんですよぉ!」


しかも靄を纏ってる、魔獣。おいおい。


「とりあえず、退避するわよ。」


楽しそうだけど、足でまといが。


「い、泉に!泉に入りますよ!」


「まてまてまてまて!?」


とりあえず出したモノ全部収納!火は⋯⋯ああもう土でもかけとけ!


「あっちょっと引っ張らないでぇ!?」


引っ張られて泉にダイブ!ちょっとまて私息できないから!


「がべぼぼぼべべやぼる!(待てといってるでしょう!)」


魔術発動、レスピレータ!とりあえず呼吸だけでも確保しないと死ぬから!


「げっほげほぉっ!待てって言ってるじゃないのよ!」


「でも早く逃げないと食べられちゃいますよ!」


まあそうだけどさぁ。


手を引かれてどんどん底に。端の方、一部が穴になってて、これがまた結構でかいの。そして奥が見えないほど深い。


「で、泉に入ったはいいけどどうするの。」


「⋯⋯村に行きます。流石にこれは報告しないと⋯⋯。」


「聖地だからねぇ。にしても、上にまだいるわ。上がってくるの、待ってるのかしらね。」


「しつこいですね!」


確かに。


「でも、流石にドラゴンといえどここまでは追って来れないですよね!」


「待ってそれフラグ⋯⋯。」


「GRRRRROOOOOW!!!」


言ったそばから飛び込んできたぁーーー!!!


「⋯⋯チッ、面倒ね。」


引っ張る手を振りほどく。


「貴女は村に報告しなさい。」


「そんな、無茶ですよ!」


「貴女がいると満足に動けないのよ。ほら、食われたくなかったらさっさと行きなさい。」


「でも!」


はぁ。


「⋯⋯逃げろっつってんだよ、邪魔。さっさと行け。足でまとい。」


「っ⋯⋯すぐ、戻りますからねっ!」


ほらほらさっさといけよ。


「そういう事だから、お前の相手は私よ、トカゲ。」


風を纏って、呼吸してるのかこいつ。また面倒な。


「水中戦と、いこうじゃあないの。」


ドラゴンスレイ、はじめましょ。



















A. 元のエルフィが他種族に、んほぉ!らめぇ!された数だけある。

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