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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
117/204

あるーひー森の⋯⋯

脳内補完ヨロシク。

ごぼがはばっ!?!?


「ぶっふぁ、げぇっほ!っぶねオエッ!」


寝てたわ!溺れかけたわ!!!


っちわーっす⋯⋯アンナちゃんだよー⋯⋯。


全裸で浮いて寝てたら溺れかけたのですわ⋯⋯。


「うー、さむ⋯⋯流石に身体冷えた⋯⋯。」


火、まだ生きてるね⋯⋯魔術、火の玉、弱めで。


魔術、風の刃。そこら辺の木の枝、切って。


魔術、えーと⋯⋯乾燥。燃えやすくしてと。


火を強く。暖を取るよ。


「服は⋯⋯乾いてないわね⋯⋯。」


というかもう陽、落ちかけてるわ。


とりあえず暖かいものでも⋯⋯ミルク、あったかしら。


倉庫の中を漁って、ミルクを見つけて、あと手鍋。


火にかけて、あっためよう。


「なんで私、全裸で森の中いるのかしら⋯⋯。」


せいぎのみかたぜんらーまん⋯⋯。ぜんらーうーまん?


「とりあえずコート⋯⋯。」


コートを羽織る。うん、ちょっとは暖かくなった。


「ミルクおいしい⋯⋯。」


やべ、ちょっとこぼした。やべやべ。


胸にかかった⋯⋯。熱い。


「タオルタオル⋯⋯。」


しかも上澄み、どろっとしてるわ!はぁ。


「⋯⋯今の状態、男に見られたらヤバイ気がするわ?」


なんか、こう、ヤバイ。


⋯⋯物音!


ガサリと、鳴り子よりまだ外!


ささっと胸を拭いて、身構える。


鳴り子は⋯⋯鳴らない。何か来るか⋯⋯?


何時でも動ける様に構えながら、けど座って暖をとる。


「⋯⋯そろそろ身体も乾いたし下着着るか。」


流石に全裸コートで戦うのはちょっと。ぱぱっと下着つけて。


視線。


魔術発動。隠蔽最大。風の刃。


「覗き魔は斬られても仕方が無いと思いませんこと?」


「っきゃああっ!」


⋯⋯⋯⋯女の悲鳴。


「ほら、出てきなさい。出てこなければ、森ごと斬ってやるわ。」


魔術発動、展開、重複、風の刃。


「っつぁ⋯⋯ま、まっ、て⋯⋯!」


「⋯⋯もしかして、動けない?」


「あ、脚が⋯⋯。」


あらららら。チッ、仕方がないわ。


魔術発動、シュトゥーム。声がする方から、こっちに飛ばす。


「っきゃああああ!?」


あ、飛んできた。


「こんばんはぁ、覗き魔さん。」


転がり倒れた女の首筋に剣を。双剣、鋏みたいにしてね!


「ひ、の、覗き魔じゃないですっ!」


「じゃあ、なによ?」


耳尖ってるからなんとかエルフィかな。


「何時もここに来ているんですっ!そしたら貴女がいてっ⋯⋯!」


「で、覗いてたと。」


「け、警戒してたんですよっ!」


あ、そう。


「それは失礼。けど、何故こんな所に。」


「ここは私達の聖地なんですよ。巫女と長以外立ち入り禁止の。貴女こそ、何故ここに?」


「適当に来たらここに。」


「適当にって⋯⋯ここ、結界が張って⋯⋯。」


「なくね?」


「そんなわけ⋯⋯ないっ!?なんで!?」


こいつ、面白いわね。まだ剣を首に当てられてるのにわたわたしてるわ。


「とりあえず落ち着きなさい。首、斬れるわよ。」


「わわわ!?」


さらにわたわたと。はぁ。


剣を引っ込めるか。


とりあえずこいつが落ち着くまで待つか⋯⋯。


















尚、未だ下着にコートです。

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