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悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
115/204

学園にひょっこりと。

ようやく行動開始。

はろはろろ、アンナちゃんよー。


朝っ!あれから飲みまくってラディーちゃん所に帰ったのよー。


で、国を出る事にしたので、一応実家に手紙を書いた。


で、とりあえず学園に顔出すよ。


尚、学園には出る事を伝えません。面倒くさいもの。


「おはよーう。」


⋯⋯あれ?


「お⋯⋯おはようございます、アンナ様。」


皆私の顔見てビクッと。なによこれ。


「⋯⋯私の事で何かあったのかしら、ねぇ。」


「い、いえその⋯⋯。」


⋯⋯挨拶してくれた娘の瞳を覗き込む。ふーむ。


「私が恐いぃ?」


にっこりと。


「あ、いえ、その⋯⋯っ!」


ふふ、こわいかー。


「まあいいや。恐がられるのは慣れてるしね。アハハハハハッ!」


よし、ならばイメージを強めてやろうー!適当に端っこの席について、剣を出して。


「ふんふふん〜。」


剣を磨くだけ!


やべー、皆近寄ってこない。ウケるわー。


「⋯⋯グリムディア嬢。」


第三なんとか。⋯⋯来たね。


「何用でございましょうか、殿下?」


ぎろりと。


「う⋯⋯その、な。」


なによ。


「教室で剣を出すのは⋯⋯やめてくれ。その、皆が、な。」


「⋯⋯日課なんだけど。」


「別の場所で⋯⋯まさか何時も居ないのはそれか!」


「そうですけどなにか?」


しゃーない、しまうか。


「もう少し勉学を⋯⋯。」


「試験の結果、ご存知で?」


一位ですがなにか。


「皆との関わりを⋯⋯。」


「必要性を感じないわ。」


どうせ国を出るし。


「どういう事だ、お前とて貴族だろう。」


「まあ、そうね?」


面倒くさいけど。


「ならば貴族同士、いやそれだけではない、あらゆる者との関わりが必要だろう!」


「そうねぇ。貴方みたいに1人の娘を数人で囲い込むみたいなのもできるしねぇ。」


「っ!何を言っている!」


「あら、私から乗り換えたのかと思ってたけど。」


「婚約者は貴様だろうに!」


「ああ、それで?」


「私は婚約者として、貴様がまともな貴族となるように⋯⋯!」


「いらないわ、そんなもの。さらに言うと、貴方もいらないわ。鬱陶しいわね。」


「アンナ、貴様っ⋯⋯!」


「婚約破棄、是非ともして欲しいわ。その方が双方共に有益だと思うわ。」


「有益⋯⋯?」


「ええ。貴方は私に縛られなくなる。私よりもっといい娘がいるはずよ?」


「⋯⋯何故お前は自分を卑下する!」


「卑下なんてしてないわ。むしろ逆。私は貴方がいらないの。でも立場的に考えるとね、貴方から破棄してもらわないと後々貴方も面倒な事になるのよ?」


こいついらねえ、ってぶった斬ってやってもいいけどね。私にもコイツに対する情は残っていたみたいよ。ケッ。


「⋯⋯何故、だ。理由を教えてくれ。」


「私は貴方が嫌い。それで十分だと思うけど?」


「その理由を言えと!」


そうねぇ。


「貴方の心が嫌い。その純粋さ、コンプレックス、価値観、見聞の狭さ、性格、情熱、思想、理念、頭脳、気品さ、優雅さ、勤勉さが嫌い。」


「な⋯⋯。」


「ついでに言うと、遅い。遅いのよ。何よりも速さが足りないわ。」


行動の速さがね!


「⋯⋯⋯⋯そう、か。」


「ア、アンナ様!流石にそれは言い過ぎですっ!」


⋯⋯光神の。


「貴女に関係があるのかしら?貴女に、口出しする、権利があって?」


ニタリと嗤いながら。


「ひ、っ。」


「ねぇ、殿下。さっさと破棄してくれない?とっても動きづらいったらありゃしないわ。」


「⋯⋯。」


⋯⋯おい。聞いてんのか。


「しってる?私、今日はこの為だけにここにいるのよ。わざわざ面倒くさいここに来て。面倒くさい事に嫌いな奴と話して。それで、だんまりかしら?」


「⋯⋯アンナ。」


なにかしら。


「これから、どうするつもりだ。」


「そうねぇ⋯⋯。」


大サービスといこう。


「私を殺しかけたアレを⋯⋯。一ヶ月も止められたアノヤロウをブチ殺す。蠱毒ノ王をブチ殺ス。喰らうモノを喰らい尽してやる。私が、全てを喰らう。」


「っ⋯⋯!その道は、地獄へ行く様なものだ!」


「ッハ!地獄か、地獄!ハハハハハハハハ!!!」


「な、なにを笑って⋯⋯。」


忘れたのかい?


「忘れた?私はね、輪廻神の巫女なんだよ。地獄なんざ立ち寄らない。天国すらも通らない。」


出血大サービスっ!


「私が廻るのは世界のみ。同じ時を廻るのみ。同じ時を、永遠に廻り続ける亡霊。それが、私の輪廻だ。」


「な、なにを、言って。」


「詳しく聞きたかったら、私の親にでも聞いたら?かなり詳しく話しておいたもの。」


面倒くさい。


「さて、と。婚約破棄、しといてね。私は⋯⋯行くわ。」


魔術発動。隠蔽、無しにして。転移。


でっかい魔法陣が足元に出る。


「目標設定。⋯⋯彼方へと進まん。」


「ま、待て!アンナ!」


「ごきげんよう、皆様。そしてさようなら、サースリィル・グラスゴーラ。ッヒャハハハハハハ!サーヨウナラァーー!」


転移!


よし、ラディーちゃんとこ行こ。


バイパイ!














ようやく出てきた、第三王子の名前。

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