表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢(壊)の楽しいエンドレス人生!  作者: りんねしん(邪神)
3180周目!
109/204

止まらぬ災厄。

未だ至らぬ、亡霊。

ッチ、私だよ、アンナだ!アンナちゃんだよ!


現在、モンスターと交戦中!


コイツ、一撃一撃が危険なのよ!


どれだけ斬っても再生するし!


交戦しながらコイツ移動しやがるし!


こっち、街の方向。


こいつ、たまに街の方向確認してるみたいなのよね!


このまま行ったら、街にぶつかって。


人が沢山死ぬわね。むしろ、喰われるかも。


「それはとても……ムカつくわね……!」


テメエが喰らう魂じゃあない……!


「さっさと止まってくれないかしら、コイツ!」


全体をそこら中攻撃しまくってるけどね!どんどん抉って、どんどん再生する!


キリがないわ!


「もういっそ、ド真ん中ブチ抜いてやろうかしらね!」


発動、コンセントレート!


さらに発動、コンセントレート!


そして発動!風の刃!回転させて、鏃のようにして!


「貫け、削れ、ぶち抜け風よっ!」


ド真ん中、風穴開けてやるわ!


「GARRRRRRRR!!!」


あ、おお?


腕で守った?右腕が肘から千切れたね!


「そこが弱点かしらっ!」


もう一回、いっくよー!


「って、あっぶなぁっ!?」


左腕、伸びたっ!?さっきまでいた所、抉れてーら。


「なんなのよも……っ!?」


右腕、目の前。生えて……っ!?


横薙ぎの一撃。


「ぐ、ぼぇっ……!」


いっ、たい……!


ぶっ飛ばされる。右の視界が赤く染まる。あー……骨色々逝った……。しばらく動けないかも……。


「GRRRRRR……。」


こっちを見る、化物。左腕を向け、見つめる。


「……ヤベェ、かしら……。」


魔術発動、リフレッシュ。ギリギリ、無理矢理、動かないと。


左腕が飛んでくる。右に避ける。……あー、これは、避けきれない、かな……。


「っぎ、アアアアアアッ!!」


左の脇腹を抉られる。


「クソ……テメェなんぞに……喰われるなんてゴメンよ……!」


乱れる思考、集中を!


「魔術発動……転移……。」


ひとまず、どこでもいい……!


「GRYOOOOO…………!」


左腕を開いて、何を……?


黒い何かを飛ばしてくる、化物。


私にまとわりつく、その寸前。


転移が発動。


少し被ったけど……撤退、成功かしらぁ……。




転移先。ここ、は。森?


黒い花……。黒い森……。


「誰ダ、オ前ハ。」


……そうかい、ここに来たのね。


「私を助けろ……ラディー……!」


螺旋のイメージ。今出来る限りの、力を込めて叫ぶ。


「……シャムシャラノ……!」


あ、だめ、今ので気力尽きた。


あー、視界がー……。がくっ。


「……イイデショウ。助ケテヤルワ。」


サンキュー……。


アンナちゃん!どうした、応答しろ!何があった!アンナちゃん!アンナちゃーーーーーーーんっ!!!!!でっでーでっでーれんれん!でれれっでっでれーん!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ