あの時出会った桜並木で
注意!
これを書いた人は本当にアニメオタクです。www
なので内容がギャルゲーっぽくなっています。w
それでもいいよ^^っていう人はどうぞ。
あの時出会った人
夢を見ている。
「ねぇ私の事・・・知ってる?孝介くん・・・」
「えっ・・・」
「私ずっと孝介くんの傍に居てあげるよ!」
「お前は・・・誰だ・・・?」
そうだこれはきっと夢だ。夢の話なんだ。
「にぃさん!にぃさん!」
「んぁ・・・?」
俺は妹に起こされ起床した。
「も~っ!いつまで寝てるんですかッ!もう学校へ行く時間ですよ!」
「だりぃ・・・まだ寝る。ぐぅ。」
「にいいいいいいいいいいさあああああああんッ!!??」
「あーもうわかったよっ!」
「さっさと制服着て朝ごはん食べてくださいッ!!」
俺は急ぎもせずマイペースに制服を着た。
俺の妹の佐々木夢は本当に世話焼きだ。
昔は俺があいつの面倒を見ていたのだが・・・
どうしてあんなにあいつは大人になったのだろう。
いつの間にかそういう事になっていた。
「夢。このメシ本当にお前が作ったのか?」
「じゃあ誰が作るんですか!あたししか居ないでしょ?」
「いや、最近お前料理上手いなと思って」
「ふふッ、兄さんったら。」
「さっ、急いで学校に行くか!」
「はいッッ!!」
俺達は坂道を小走りで駆け下りていく。
「じゃあ私の教室あっちだから行くね」
「おう、また後でな」
はぁ・・・・・・
俺は最近何か動機を感じている。
何かときめいたものを。
この気持ちは本当になんだろうか?
自分の中で新しい季節の移り変わりを感じていた。
「お前ら席につけーっ」
このクラスの担任の前田先生が一喝する。
「佐々木~お前また妹さんに起こされたんだってな~」
「なっなんで知ってるんですか!」
「実はそこで妹さんに会ったのだよ」
「はっ・・・?」
「今日も私が佐々木君を起こしたんですよ~ってな
全く、妹さんに迷惑をかけるなよ?」
「起きれなかったんです!」
「プッかーわいいッ」
「・・・・・・・・・。」
「でも今日は転校生がいるからな佐々木」
「えっ?そんなの聞いてな・・・」
「入っておいで谷本さん」
その谷本という転校生は、ツインテールで頭にリボンをつけた美少女だった。
「えっ可愛くね!?」「俺、ああいうの超タイプ~」
男子の目線が一気に注目する。
「あたしの名前は谷本奏よ。2回目は言わないわ。自分で思い出して頂戴。質問ある?」
「はいはーい!奏ちゃんの好きな男性のタイプはー!?」
「好きなタイプ?そうね・・・優しくて真面目でしっかりもので私の命令にもしっかりと従うやつね」
やっぱり美少女は男子を見る目がすげえんだな・・・
「じゃあさじゃあさ!このクラスの男子で誰がかっこいい!?」
「・・・・・・。」
転校生は黙る。
そして俺の方を・・・
指差す。
「あいつね」
ざわっと転校生が指差した人物を全員すばやく見る。
「さ~さ~き~~~~~~~・・・」
「ええええええええーーーー!?なんでーーーーーー!!??」
俺はクラス全員の男子から冷たい視線を浴びる。
俺は奈落の底へと落ちていった・・・
放課後・・・
「ねぇねぇ谷本さんシャンプーは何を使ってるの!?」
「外国製のReevesというシャンプーよ」
「へぇ~そんな高いの使ってるんだ!すっごいサラサラだよね!」
「そ、そうかしら・・・?」
「ねぇねぇいままで付き合ったことある?!」
「ないわね。今までに一回も。」
「よかったら僕が学校案内しようか?」
「いいわね。でも別の人がいいわ」
「えっ・・・?」
「佐々木君に学校案内してほしいわね」
「えっなんで俺?」
「いいから学校案内しなさいよ」
谷本さんは俺の腕にしがみついてくる。
こうなったらもう学校案内するしかないなと思った。
「ここが保健室で・・・ここから先は1年生の教室」
「ふぅん・・・結構複雑なつくりなのね」
「谷本さんはどんな学校にいたの?」
「普通のどこにでもある学校よ」
「へーそっか」
「あと、その谷本さんていうのやめてくんない?」
「えっじゃあなんて呼べば・・・」
「奏でいいわ」「おう、分かったよ奏」
晴天だった空に雨が降り続けていた。