第九章「《神の右手》と《魔王の左手》」その4
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「さぁ、最期です。ご安心なさい。一瞬で心臓を凍らせて差し上げますよ」
ゴブの呪文の詠唱が始まった。
(こ……ここまでか……)
ヒョウが無念の思いで目をつむる。その脳裏を走馬燈のようにこれまで関係してきた女性たちの姿が浮かんでは消えていった。
(畜生……まだまだ色んな女の子を口説きたかったぜ……)
「とどめです!」
ゴブの手の平から、凍てつく銀色の光芒がほとばしろうとした--まさにその時!
ゴオオオン! 突如、凄まじい振動が、《竜王の間》全体を揺るがした!
「なんだっ!?」
バリバリバリーン! そしてその瞬間、天井をぶち破って一頭の赤竜が《竜王の間》に飛び込んでくる!
「え、《炎魔竜》だと!? まさかフレイか……!?」
驚愕のあまり精神集中が乱れたゴブに、《炎魔竜》の放つ業火のブレスが直撃した!
「ぐぎゃぁぁぁぁ!?」
ゴブの全身が紅蓮の炎に包まれる!
「おのれぇぇ! しかしたかが『《炎魔竜》見習い』のブレス如きでこの《智魔竜》がやられるものか……!」
炎に焼かれながらも再び呪文の詠唱を再開しようとするゴブの目が、ハッと見開かれた。
その視線の先--ヒョウが唯一無事な右手を天にかざしている。
そしてその指先に、電光が集う!
「し、しまった!」
慌てて防御魔法に切り替えようとしたゴブより一瞬早く--ヒョウの指先から雷光がほとばしった!
「《雷弾》!」
カッ! 闇を引き裂くヒョウの最強呪文が、過たずゴブの心臓を刺し貫く!
「うぎゃぁぁぁぁぁ!!」
そして断末魔の絶叫とともに、《智魔竜》ゴブの身体は、炎の中へと沈んでいった。
※ ※
「な……何だっ!?」
突然、壁をぶち破って現れた緑色の魔竜の姿に、ガロウの左手が一瞬止まる!
そんなガロウ目がけて、《風魔竜》の口から竜巻のブレスが放たれるが、しかしそれはガロウのヴォルザードの一閃によって易々と振り払われてしまう。
「……クッ!」
続けて第二撃を放とうとする《風魔竜》に、ガロウが一喝した。
「この痴れ者めが! 魔竜の分際で《竜の支配者》たるこのオレに逆らうか!」
瞬間、ガロウの手にしたヴォルザードから、魔竜を服従させる強烈な音波が発せられ、《風魔竜》、そして加勢に来ようとしていた《炎魔竜》は、共に苦痛に顔を歪めて動きを止めてしまう。
(……緑の竜と赤い竜……? ま、まさか……!?)
かすむ視線で二頭の魔竜を見つめるジークの目が、思わずハッと見開かれる。
〈さぁガロウ、ぐずぐずせずに早くこいつを殺してしまえ!〉
思わぬ邪魔が入ったことに苛立ったヴォルザードが叫ぶ。その叫びに押されたようにして、ガロウはジークの心臓目がけ、飢えた魔剣を突き出した!
「死ねっ! ジーク・アルザード!」
だがその時、何者かがジークの前に立ち塞がった!
「だめぇぇっ!」
(……女!?)
その姿を見て、思わず剣を止めようとするガロウ。
だが、ヴォルザードはその意志に反して突き進み、そのままうなりをあげてクリスの胸に突き刺さった!
「ク、クリス!?」
目の前の光景が信じられず、ジークが呆然と叫ぶ。ヒョウも、フレイも、ウインも、ティアナも、そしてガロウでさえも、その場にいる全員が凍り付いたように動きを止める。
「ジ……イ……ク……」
クリスの身体からヴォルザードが抜けた。
血が傷口からあふれ、クリスはそのままゆっくりとジークに倒れかかる。
「クリスッ!」
崩れるクリスの身体を抱きしめると、ジークは叫んだ。
「何でだよ、何でここにお前がいるんだよ! あれほど来るなって……!」
その瞬間、ジークは思わず絶句した。
クリスは笑っていた。激痛をこらえ、弱々しく微笑んでいた。
「……今まで……ずっと……お荷物だった……けど……」
クリスはジークを見つめたまま、嬉しそうにささやいた
「……でも……最後に……役に……立った……でしょ?」
「バ……バカ野郎!」
そんなクリスに向かって、ジークが怒鳴る!
そのとき、朦朧とする意識の中で、クリスは冷たいものが自分の顔に落ちてくるのを感じ、閉じかけていた目を開いた。
ジークが泣いていた。まるで途方に暮れた子どものように、目から大粒の涙をあふれさせて、その顔はぐしゃぐしゃに歪んでいた。
「死ぬな! クリスッ! 俺は……俺は……おまえを失いたくない!」
「ジィ……ク……」
そんなジークの悲痛な叫びに、クリスの目元がかすかに光る。
「ありがとう……ボク……嬉しい……よ☆」
クリスはもう一度だけ健気に微笑んで見せると、絞り出すような声でささやいた。
「さ……よ……な……ら……」
スッ……つぶらな瞳が閉じられ、そこから一筋の涙がこぼれ落ちると、
クリスはそれっきり--動かなくなった。
「クリス……バカ野郎……」
ジークはうめくようにつぶやくと、震える手でクリスの小さな身体を抱き起こした。
「何で俺の言った事を聞いてくれなかったんだよ……邪魔だったからじゃない……好きだから……大切だったから残してきたんじゃねぇか……俺は……俺は……」
あふれる涙がクリスの頬に伝わり、少女の涙と一つになって、シェルザードの刀身へとこぼれ落ちる。
そしてジークは物言わぬクリスの身体を抱きしめて絶叫した!
「もうお前が傷付くのだけは、見たくなかったんだ-----っ!!」
ピカッ!! その瞬間、いきなりシェルザードがまばゆい光を放って輝いた!
凄まじいまでの緑光が、シェルザードの刃身からあふれ出し、辺りを包み込む!!
「な、何だと!? シェルザードの刃がっ!?」
ガロウが我が目を疑って叫ぶ。
神秘的な緑光の輝きの中、もはやボロボロだったはずのシェルザードには刃こぼれ一つ無く、しかも以前より鋭さを増したかのように煌めいている!
「クリス……さみしいだろうけど、すぐに終わらせるから、少しの間ここで見ておいてくれよな」
ジークはクリスの亡きがらをそっとその場に横たえると、再びシェルザードを握りしめてすっくと立ち上がった。
シェルザードの緑光の輝きに照らされるその身体には傷一つ無く、いつの間にか完全に回復をとげている!
「バカな……持ち主の傷まで癒やしたというのか!?」
愕然とするガロウに向かって、ジークがゆっくりとシェルザードを構えた。
「……行くぜガロウ、最後の勝負だ。クリスの仇……」
ジークの瞳に、激しい怒りの炎が燃え上がる!
「絶対に、討たせてもらう!」
〈僕もですよ、ヴォルザード……〉
意識を取り戻したシェルザードは、もう震えてはいなかった。恐怖を超えた正義の怒りが《神の右手》を包み込み、まばゆい緑光となって辺りを煌々と照らし出す。
〈僕が……僕がだらしなかったから……僕さえしっかりしていたら……こんな事にはならなかったんだ!〉
強烈な自責の念がシェルザードをさいなみ、そしてそれがヴォルザードへの怒りをかき立てていく。
〈だからもう僕は逃げない! ヴォルザード、必ずお前を倒す!〉
シェルザードの心の奥に残っていた、それはほんの一欠片の勇気だったかも知れない。だが、クリスの、そしてジークの想いは、確かにシェルザードに眠っていた真の力を呼び覚ましたのだ!
〈ほ、ほざけっ! 貴様ごとき出来損ないに何ができる!〉
ヴォルザードが吠える。そして黒き魔剣は、年端の行かぬ少女を刺し殺してしまった衝撃から未だ回復しきれぬガロウの心に、再び《闇》の波動を送り込んだ!
ドクン! ガロウの全身が激しく震え、その真紅の瞳が再び憎悪と殺意に燃え上がる!
〈殺れっ! ガロウ! あの娘の二の舞にしてやるのだ!〉
まるでヴォルザードに操られるかのごとく、ガロウはその声と同時にジーク目がけて襲いかかった!
ガキイィ! だがジークはヴォルザードの一撃をかわすことなく、逆にシェルザードを真っ向から叩き付けた!
「なっ!?」
凄まじい衝撃を受け、ガロウの身体が押し戻される。
「ウガァァァァァッ!」
瞬間、ジークは野獣のような雄叫びをあげると、続けてシェルザードを横殴りになぎ払った!
「がはっ!?」
受けたヴォルザードごとガロウは大きく吹き飛ばされ、そのまま地面に叩き付けられるられる!
「バ……バカな……何だこの凄まじい力は……!?」
信じられぬ……といった表情で立ち上がるガロウに、ジークが無言で歩み寄る。
その全身からは《闘気》があふれ出し、まるで炎のように燃え上がっていた!
「ば、《バーサーク》してやがる……! それもこれまでの比じゃない!」
竜魔人形態に戻ったフレイに抱き起こされた状態で、二人の死闘を見つめていたヒョウが、その凄まじさに思わず息を飲む。
(「怒り」……女性への恐怖じゃなく、「怒り」が奴の力を限界まで引き出したんだ……)
「ウガァァァァァァ!!」
《バーサーク》したジークが吠える! そして次の瞬間、怒りに燃える一匹の獣が、その力の全てを解放し、宿敵に向けて襲いかかった!
「……ぐっ!!」
一合、二合、三合、四合! 怒濤の勢いで繰り出されるシェルザードの連撃を、ガロウが必死に受け止める。だが、ガロウとて並の剣士ではない。すかさず態勢を立て直すと、今度は逆にヴォルザードによる反撃をしかける。そしてそれをシェルザードの一閃で弾き返すと、今度は再びジークの斬撃が間髪入れずに襲いかかる!
攻守をめまぐるしく入れ替えながら、互いの剣技の限りを尽くして、激しく斬り結ぶジークとガロウ!
「……す、すごい……」
あまりの闘いの激しさにフレイとウインが呆然とつぶやいた。
神剣と魔剣が激突する度に、まるでスパークするかのように火花が飛び散り、二人の超戦士の姿を照らし出す!
それはまるで伝説の《神魔戦争》でのルーマ神とバドウ神の闘いが再現されたかのような、そんな神話じみた光景だった!!
だが、互いに斬り結ぶこと数十合--ついにシェルザードの袈裟斬りの一撃が、受けたヴォルザードごとガロウの身体を吹き飛ばした!
「やった!」「きゃああっ!」
ヒョウたちの歓声と、ティアナの悲鳴が同時に響く。
〈バカな……このオレ様が……あんなナマクラに……押されているだとぉぉ!?〉
ガロウの左手に握られたヴォルザードが、歯がみをするかのようにうめく。激しく重いシェルザードの連撃により、いつしかヴォルザードの刀身には無数の亀裂が走っていた。
〈おのれぇぇぇぇぇ!! シェルザァァァド!!〉
憎悪に満ちた声で、ヴォルザードが叫ぶ。瞬間、その刀身から今までに倍する真紅のオーラがあふれ出し、ガロウの身体を包み込んだ!
〈ガロウ! 何をやっている! さっさと殺せ! 殺すのだ!〉
「わかっている……! これで終わりだっ!」
《闇》の力を注入され力を取り戻したガロウは、赤き魔光を放つ大剣を大きく振りかぶると、凄まじい勢いでジーク目がけて斬りかかった!
「喰らえっ! 我が奥義、《鬼哭・魔斬剣》!」
ガロウの必殺の一撃が、うなりを上げてジークに迫る!
「……遅ぇっ!」
だが、ジークはガロウの必殺剣をあっさり弾き飛ばすと、続けてカウンターの一撃を叩き込んだ!
「がはっ!?」
ヴォルザードの破片が飛び散り、ガロウの身体が再び床に叩き付けられる!
「無駄だ。てめぇの太刀筋はもう見切った」
うめくガロウを見下ろして、ジークが静かにつぶやく。
「ガロウ……てめぇの負けだ」
「だ、黙れっ! このオレが……ガロウ伯爵が貴様などに……負けてたまるかっ!」
ガロウはヴォルザードを強く握ると、全身から憎悪の《魔闘気》を放ちつつ、幽鬼のごとく立ち上がった。
「やめてっ、ガロウ! もう立たないで!」
涙をあふれさせて、ティアナ姫が絶叫する!
「ティアナ……」
その叫びに一瞬動きを止めるガロウに向かって、ヴォルザードが苛立たしげに叫ぶ!
〈バカが! 貴様それでもこの《魔王の左手》の《所有者》か! 女の戯言など放っておけ! それともここで負けてまた全てを失う気か!?〉
「……わかった」
その言葉に、再びガロウの瞳に憎しみの力が宿る。ガロウはヴォルザードを大上段に構えると、全身の《魔闘気》を高めつつジークをにらみ据えた。
「フフフ……太刀筋が見切られたとあらば、後はオレとヴォルザードの《闇》の力の全てを貴様にぶつけるのみよ」
その冷たい美貌に凄絶な笑みを浮かべて、ガロウが叫ぶ。
「いくぞ、ジーク! これが最後の勝負だ。《神の右手》が勝つか……《魔王の左手》が勝つか……二つに一つだ!」
「いいだろう……決着をつけようぜ、ガロウ」
ジークもまたシェルザードの刃を寝かせた状態で左脇に構えると、力をためるべく下半身をぐっと沈みこませた。
「あ、あの構えは……《浄魔光斬》!」
ジークの構えが《魔竜戦隊》戦で見せた最強剣のものであることに気付いたヒョウが、思わず息を飲む。
「ふ、二人ともすごい《闘気》ですぅ、フレイ!」
「うん……しかもその《気》を集中させ、練り上げている。次の一撃で……間違いなくケリがつくわ……!」
フレイの額を汗が一筋流れ落ちる。
「やめてぇぇ、お願いだから!」
破滅の予感を感じてティアナは必死で叫んだが、二人の戦士は身じろぎ一つしない。
ただ二人の構える神の剣から立ち上る赤の魔光と緑の霊光だけが、次第にその輝きを増していく。
--ジークの《神の右手》か?
--ガロウの《魔王の左手》か?
そして、その輝きが限界に達した時、それまでピクリともしなかった二人の身体が……同時に動いた!
〈ゆくぞ! 再び貴様を粉々の塵に変えてくれる!〉
ヴォルザードが吠えるのに合わせて、ガロウが電光の速さで超魔剣を打ち下ろす!
「魂を喰らえヴォルザード!! 《煉獄魔光斬》!!」
〈僕は負けない……! 砕け散るのはお前の方だ!〉
シェルザードの叫びと共に、ジークもまたその力の全てを込めて、超神剣をなぎ払う!
「うなれシェルザード!! 《浄魔……光斬》!!」
カッ……!! 二つの神の剣から放たれた凄まじいまでのエネルギーの奔流が、真っ向からぶつかり合った!
二つの相反する巨大なエネルギーが互いに激しくせめぎ合い、限界まで膨れあがった--その瞬間!!
赤と緑、二つの光のスパークが、一瞬超新星のように光り輝くと、轟音と共に爆発した!!
「なっ!?」
「きゃああ??」
「いやああああああ!!」
凄まじい爆発とともに、まばゆい光が洪水のように広がっていく!
〈うぎゃぁぁぁぁぁ!!〉
その光の奔流の中で、ヴォルザードの絶叫が轟いた!
そして、その圧倒的な光が収まった、その後に残されていたのは--!
「バ、バカな……オレが……ヴォルザードが……」
はるか奥の壁にたたきつけられたガロウが呆然とうめく。
そしてその左手のヴォルザードの刃は、跡形も無く消し飛んでいた。
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「バカな……何故だ……」
ガロウは血を吐くと、床に力無く崩れ落ちた。黒いマントはズタズタに裂け、血塗れの身体は弱々しく引きつるように動いている。
ジークもほぼ完全に鎧が砕け、身体のいたる所から血を流していたが、倒れることなく立っていた。
そしてジークはそんなガロウを見下ろすと、ボソッとつぶやいた。
「……あんたは《闇》になりきれなかった。そしてあんたと違って俺は……」
ジークはそこで一旦言葉を切ると、横たわるクリスの亡きがらに視線をやった。
「一人で闘ってたわけじゃないからな」
「な、何だと!?」
うめくガロウに向かって、シェルザードが諭すように語りかけた。
〈《闇》の力は確かに強大かもしれませんが、《闇》は誰も救えません。憎しみは人を不幸にするだけです〉
シェルザードもまた、所々に亀裂が走っていたが、刀身の放つ緑光はいささか衰えを見せていない。その光はまるでガロウの心の闇を照らすかのように、明るく輝いていた。
〈でも、《光》は人を憎む心をも……《闇》をも照らすことができる。一つ一つの光は小さくても、ジークさん、クリスさん、ヒョウさん、ニャーゴロさん、フレイさん、ウインさん、そしてティアナさん……そのみんなの想いが一つになったとき、僕の力はヴォルザードを超えたんです〉
「だ……黙れっ!」
だが、ガロウは耳をふせぐかのようにして絶叫した!
「オレは……オレはそんなことは信じんぞ! 人を思いやる心だと……《光》だと!?」
ガロウの瞳に再び憎悪の炎が燃え上がる!
「……オレはもうそんなものは信じぬと誓ったのだ!」
「ガロウ!?」
ティアナの悲痛な叫びも聞かず、ガロウは血塗れの身体を引きずって床を這い始めた。
その目が執念の光を放って、玉座の後ろの魔神像を見据えている。
「バドウよ……」
ガロウの口から、うめくような狂気に近い叫びが漏れる!
「頼む……バドウ……オレに今一度力を……!」
「もうやめてっ! ガロウ!」
妄執に満ちたガロウの姿に、ティアナがたまらず泣き叫ぶ。
だが、それを振り捨てるかのように、ガロウは最後の力を振り絞って絶叫した!
「《闇の魔神》よ! 我に……力を!!」
その瞬間--まさにその瞬間であった!!
--ハハハハハハハ!!
突如、《竜王の間》に何者かの笑い声が、雷鳴のようにこだました!
「何っ!?」
〈えっ!?〉
「ま、まさか!?」
愕然とするジーク達の前で、ガロウの瞳が生気を取り戻す。
「バ、バドウなのか!?」
--ハハハハハハハハハ!!
ガロウの叫びに答えるかのように、笑い声はなおけたたましさを増して響き渡る。
だが、その笑いにあったのは、彼を信じる者に対する祝福などではない。
それはまさにあざけりに充ち満ちた--邪悪なる哄笑であった!!
(終章『魔を退ける光の剣』に続く!)
ベタで何が悪いー!(Φ∀Φ)
ということで次章で完結デス(笑)
ただちょっとだけ引っ張りたいので、
終章は10/17(水)と21(日)の2回に分けて掲載します!
なお九章のこぼれ話はこちらから☆
http://yuya2001.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-2487.html




