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黎明のアルカディア 設定資料  作者: 剣乃 和也
イメンアス人の次元
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イメンアス人の歴史

 ただ何となく生きてきたスペアティム人には歴史は無いが、イメンアス人は膨大な1000万年の歴史があり、数々の苦難を乗り越えた上での高い文明を持っている。


 最初イメンアス人は一つの星から生まれた。

 その時点で文明を築き上げたのは彼らだけで、様々な紆余曲折を経ていたが、その歴史は一言で言えば「《《統合と分離の歴史》》」に当たる。


 他の惑星に移住出来るようになった時点で統一、他の星系に行けるようになって統一、銀河系を制覇して統一……そして、メゥノンにたどり着いての統一である。


 と言うのも、彼らの歴史は……


 世界を統一 → 腐敗による圧政 → 辺境に追放された者が逃げ出す → 逃げ出した者たちが新しい星で大きな国を作る → そこから分岐して、多種多様な国が出来る → 元居た帝国は腐敗の果てに滅びる → 再び統一


 《《この繰り返しだった》》。


 そして、最初に惑星を統一して出来た国こそが「イメンアス界国」に当たる。

 これは皇帝を越える位として「界宰(かいさい)」という位をつくって、帝国を作ったことに由来するが、その後も国が出来るたびに「イメンアス界国」を作っていたので、《《自分たちのことをイメンアス人と名乗るようになった》》。


 特に重要なのは銀河系を統一した「銀河統一イメンアス界国」である。


 何度も統一国家を作った彼らは「これ以上大きくならないほどの国を作れば、統一国家もうまく行く」と思っていた。


 だが、そんな銀河イメンアス界国もすぐに腐敗し、彼らはヤバい化け物を廃棄しまくった異次元「牢獄(メゥノン)」に、《《反対派を追放して押し込めた》》。


 だが、それでも人々は生活して、そこで生まれた国を大きくしていった!


 一方、銀河イメンアス界国は「効率化」を進めて行った結果、何と「人口の縮小」が起きて、どんどんと寂れていった!


 効率化を進めると、結局「都市部に住めば良いや」という結論になり、《《辺境地はどんどん過疎化!

 そうやって集まった都市もやがては寂れていき、次々と都市を放棄する羽目に!

 挙句の果てにメゥノンから戻ってきた人たちからは、「メゥノンの方がよっぽど栄えている」と言われて、逆にメゥノンに人々が移住していった!


 結果、銀河イメンアス界国は霧散。残っていた住民は全てメゥノンに移行した。


 そして、かつては牢獄だったメゥノンがイメンアス人の第二の故郷となった。


 だが、それでも統一国家を諦めなかった。


 彼らは再びメゥノンにて、再び「カノヤ・イメンアス界国」を作った!

 ちなみにカノヤとは牢獄という意味のメゥノンでは具合が悪いので新たに作った世界の名前だった。


 だが、結果は同じことだった。


 同様に次の次元であるサーゼフに人々を追放して、同じような結末を辿るが、ここで今までと違うことが起きた。


 超次元通信網「ウルアーナ」に法石を介して扱う技術が出来た。


 元々は囚人を管理するためのもので、今までの歴史で懲りたのか、囚人を一つのネットワークに繋げて、次の次元の開拓にのみ従事させるのが目的だった。

 なので、サーゼフに居る人々は常に法石を身に着けていた。


 これにより、あらゆる人々の知識が共有化されることになった。


 のちにプライベートは隠蔽されるようにはなったものの、知識の共有が進むにつれて、知識レベルの平均化が進み、開拓が進みやすくなった。


 そして、それと同時にメゥノンでも過疎化が起き、また逆転現象が起きた。


 しかし、今までと違うのは「知識が共有」された点だ。

 これによって、統一は害悪とされて、今後はどれだけ発展しても、国を統一をしない方針に変わった。


 ただ、やはりカノヤ・イメンアス界国にとっては許されなかった。

 

 自分たちを否定するこの考えをシャットダウンして、回線を完全に切り、サーゼフに居るイメンアス人とは完全に断絶した。


 それ以降のカノヤ・イメンアス界国の記録はもう存在はしない。


 だが、崩壊して滅亡した模様で、かつての記録から、サーゼフに集団で移住してきた者たちの断片的な記録から、完全に崩壊したことがわかっており、残っている人間はいなかった。


 これにより、イメンアス人は三番目の次元「サーゼフ」にて、「エノモア楽園協会」を設立。

 これは集団で協議することはあっても、決して統一しないという考えからうまれたもので、ここからイメンアス人は超次元民族としての道を歩み始めており、現在は何億という国が存在している。


 ちなみに、地球のある銀河系に助け舟を出しているのも、エノモア楽園協会からの派遣で、あくまでも導くことを前提としている。


 また、彼らにとっては地球はかなり希少な存在になっており、彼らをもってしても「魔法技術を持つ異世界」にまでは行くことが出来なかった。


 超次元軌道社「九十九」を作ったり、超次元国家協会を作ったのは、異世界の情報収集の為でもある。

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