「面接に受かる方法:ただ愉快に振る舞えばいい、それだけだ。」
「年齢、名前……ああ、クソ疲れるな」
「うーむ、18歳や。サミス・マッキン。まぁ、サムって呼び。それでええ」
「こいつの口調……おい、お前どこから来た?」
「アホ抜かせ! 当たり前にアメリカやろ、何を疑っとんねん。LAから来たんや。お前らドイツ人の言い方を借りれば、いわゆる『フッド』から来たっちゅうわけやな!」
「……やっぱりな……」
「何やねん」
「何やねんって……**俺たち(俺たち)**の事務所にも、お前と同じようにフッドから来たガキがいるんだよ。あいつもシカゴだったか……とにかく、そいつは8歳で大麻を吸って、ありとあらゆる迷惑をかけやがるから、ちょうどウンザリしてたところなんだ」
「ふざけんなや……ハッタリかますんやないで. いくらフッドでも、そこまでやないわ!」
「おや、お前、案外まともだな」
「当たり前のこと抜かすな。フッドやからって、みんながあの狂った黒人ども(ニガー)みたいやと思ったら大間違いやぞ!」
「そうか。で、何でここに来たんだ? お前」
「決まっとるやろ、地元のダチ(タマキン)どもに自慢するためや。お前ら(お前ら)、クソ有名やんけ」
「こいつ、めちゃくちゃ面白いな。面白すぎるから合格だ。おい、俺も退屈してたんだ、一緒に審査員をやれ。……ところで、今気づいたんだが、何で書類の写真は本人じゃなくてアッシャーが貼ってあるんだ?」
「やかましいわ……そんな細かいこと突っ込むんやない。カッコええやろが!」
「……でも、お前、めちゃくちゃブサイクだぞ」
「マジか……そこを攻撃してくるんか?」
「事実を言ったまでだ。……さあ、審査を始めるぞ。**俺たち(俺たち)**のレベルに合う奴がいるかどうか見極めてやる」
サムは毒づきながらデミアンの隣に椅子を引き寄せた。そして、ポケットからシワくちゃのアッシャーの写真を取り出し、もう一度見つめながら呟いた。
(クソッタレ……俺の魂はアッシャーやのに……あの社長の目は節穴か……)
デミアンが書類をめくりながら冷淡に言った。
「黙れ。サム、お前が(次を)呼べ。『に、行けよ(Ni, ikeyo)』」
「……ああっ??? 今、何て抜かした??? **『ニガ(Nigga)』**って言うたんか??? お前、今さら俺に差別用語吐いたんか!!!」
「違う、馬鹿……! **『(次に)行けよ(Ni, ikeyo)』**と言ったんだ! 言葉を勝手に変換して聞くな」
「……クソったれ……。紛らわしいんじゃ、その発音! **『ニ(Ni)』**から始めるんやない、マジで心臓に悪いわ!!!」
「はぁ……もういい、勝手にしろ。……次の方、お入りくださーい!」
スナップバック、ナイキのハーフパンツ、スキニーパンツ、ジョガーパンツ、カーゴパンツ、短いアンクルソックス、フェイクソックス、そしてポロシャツを着た、見るからに「若作りが痛々しいオヤジ」が入ってきた。
「年齢、名前を言えばいいんだろ」
「……うーん、でもこのガキ……見た目からしてガキなのに、何でタメ口なんだ?」
「What……?(すぅーっ……)とりあえず、名前と年齢を先に言うべきだ」
「はぁ、わかったよ……言えばいいんだろ。名前はデッキン・キム、年齢は45歳。デッキン兄貴って呼んでくれ。俺も年齢はこうだが、心はお前らと同じように若いからな!」
「社長、あの野郎……なんか、めっちゃ怪しいわ……クソッタレ……」
「いや……それでも一応、話は聞いてみよう。……えーと、書類には……うーん……(ちっ……)とりあえずアメリカで作家として活動していて……あー、Kim’s Radioをやっているんですね。韓国のXBCに勤務していて……。さらに趣味は……20代の女性社員と……カフェに行くこと……イデナム(20代男性)たちを説教すること……。さらに、えーと……風俗店に行って女たちと遊ぶこと……? ちょっと待ってください、これ何ですか?」
デミアンは吐き気をこらえながら言葉を続けた。
「そ、その……ずいぶん、趣味が……」
「何だよ? スウェディッシュ、キス部屋、テンプロ(高級風俗)……おい、俺はそこのVIPだぞ!」
「社長……あの野郎、**『ヨンフォーティ』**ちゃうんか?」
※ヨンフォーティ(Young Forty)とは? 2015年11月頃からマーケティング業界で、1990年代にX世代ブームを巻き起こした1970年代生まれがすべて40代以上になった際、彼らを新たな主要消費層として注目し流行させた造語。それから10年が経過した2026年現在は、40代・50代を中心とした世代集団の中で、その世代によく見られる一部の特性を否定的に評価する際に使われる。つまり、それらの特性を批判しながら、その特性を一つに統合して対象化した蔑称でありミームである。
当該用語が「若く生きる40代」を意味する言葉として、当初は否定的に使われていたわけではなかったが、流行した2020年代を基準に、20代と30代が「86世代」より下の世代である「X世代」とも呼ばれる1970年代生まれを区別して指称する視線を反映する用語として使用される傾向がある。現在は男性中心のネットコミュニティを中心に、2030の青年層が4050世代を否定的に言及する際に頻繁に使われる。ヨンフォーティがインターネット新造語であったり、当時の40代が自ら作った単語だと思っている人も多いが、上述の通り、実際には既成のメディアが製品を宣伝する際に先に使用した単語である。
2015年から2023年まで、メディア各社は新製品を4050代に広告するために「ヨンフォーティ」という単語を使用し、肯定的なイメージで報じた。「合理と常識を優先し、現在の幸せを重視する」と肯定的に報じて保険加入を勧誘する記事や、「貯めたお金で世界旅行に出かけたり、自分の好きなものを楽しんで消費できる世代だ」と肯定的に報じ、自然に老眼手術を勧誘する記事などがその例だ。
ヨンフォーティはインターネット上では否定的な意味で長らく使われていた単語であったが、保守傾向の強い男性青年層のコミュニティで卑下的なミームとして使用量が爆発的に増えると、メディアでも卑下的なイメージを報じるに至った。この時報じられたニュースを時系列で照会すると、およそ2025年6月の大選で李在明政府以後、「イデナム(20代男性)」世代が保守政党を最も多く支持した一方で、40~50代が共に民主党のような民主党系政党を圧倒的に支持した後、本格的に報じられ始めたことがわかる。政治の文脈で引用されたイメージもその時に出たものだ。
「ヨンフォーティ」自体も基本的には卑下的な意味を含んでいる単語だが、もっぱら年下の女性に対しては本人の高い地位を利用した利益を与えたり、親切で優しく振る舞い、良い人であるかのように装う二面性のある男性を指す表現が加わると「スウィート・ヨンフォーティ」(「スウィート」という発音すらまともにできない4050の女狂いだと皮肉るニュアンスで「ソウィート・ヨンフォーティ」「スウィート4050」とも呼ぶ)と呼び、年下女性にだけ過度に親切に振る舞い、ちょっかいを出す4050男性を揶揄する用途で使用されることもある。もちろん、これは「卑下表現」に該当する合成語であるため、良い意味で使われるケースは皆無である。
(ちなみにこれは、作者がナムウィキから分量の尺稼ぎのために引っ張ってきたものである)
「何……? 何だと??? ヨンフォーティだと!!? この野郎! 俺が! お前くらいの頃はもっと必死に生きてたし、今も10代や20代の女の子たちと必死にコミュニケーション取ってんだよ!!!」
「ちょっと待ちいな、社長……あの野郎、ついには10代にまで手出しとるんか……」
デミアンは囁くように言った。
「今はただ、見守ろう……今は……」
「クソったれ……」
「コホン。とにかく、何のためにここへ来たんですか……」
「まぁ~、うちのラジオのリスナーたちがだな、ここに出てお前らみたいな10代や20代のドイツの若者たちに、韓国の民主化精神を呼び覚ましてくれって言うから来たんだよ!」
「……ですが、キムさん。年齢は45歳だと言いましたよね? 確かに大韓民国の民主化運動の時期といえば、少なくとも……キムさんが子供時代だった80年代に……」
(※ここでナレーターのおじさんが解説:韓国の民主化運動といえば、直近でも全斗煥軍事政権時代の80年代。つまり、あのヨンフォーティがまだ幼い子供だった頃の話であることを、韓国の歴史に疎い日本の読者のために教えてあげよう)
「これこれ! 目上の人間がそうだと言えばそうなんだよ!!!」
(このオヤジ、殺していいか……?)
「落ち着け、社長!!!」
「ああ……このナレーターのおじさんも同じ40代だが、あいつはマジで本物だ!!!!! 何が40代だ、自分の娘みたいな年齢のガキに手出しやがって!!!! ああいう奴らのせいで、俺が外を歩くたびにヨンフォーティ(老害)って馬鹿にされるんだよ!!!!!」
「ゲホッ……とにかく話を聞きましょう。特技とか何かありますか……」
「当然あるぞ! とりあえずお前らにルームサロン(※とにかく遊ぶ場所^^)の行き方を教えてやろう!!!」
「……社長、ちょっとトイレ行ってくるわ……。クソったれ……! 吐かなやってられんわ……!!!!!」
「う、う、うげぇぇぇ……」
「お、おい、サム! この野郎……!!!」
「社長……アメリカーノをどうぞ……」
「ああ、ありがとう、シンデレラ」
「わあ、お嬢さん……本当にスタイルが……。……じゅるり……。やっぱり白人は最高だなぁ……~」
「あの……その子、17歳です……」
「……」
「ああ、クソ……。不合格だ、消えろ。このクソ野郎。これ以上は聞いてられん。おいサム、FAIL(不合格)を押せ」
「うむ(了解や)」
その瞬間、キム氏の周囲が火の海となった。
「何だ?? 何だ??? この……この『イデナム(20代男性)』野郎が!!!」
「俺は10代だ、このクソ野郎。……ああもういい。おいアロン、追い出せ。いや、沈めろ。ドラム缶に詰めて韓国に送り返してやれ」
「Yes Sir!!!!!!」
「来るな……来るな、この黒人野郎……!!!!!」
驚かれるかもしれませんが···99%実話です···




