テロリスト共、テロする暇があるなら親孝行でもしてろ
すみませんが、建物を壊したこと……弁償していただきますよ。」 コンラートの答えに、一人の男が嘲笑うように言葉を継いだ。 「なぜそんな心配を? あなた方はどうせここで死ぬというのに。」
「ふむ……。本当に情けないですね、あなた方を送り込んだ方は……。」 「何だと……?」
「情けないと言ったんです。一体何の自信があって、世界最高峰の傭兵集団である私たちの元にあなた方を配置したのか……。あなた方は本当に哀れです。私に言わせれば、その方が無能でない限り、あなた方はただ私たちの情報を探るための捨て駒に過ぎなかったのでしょう。」
「流石はコンラート・ホフマン……事務所の『隠れた戦力』そのものと呼ばれる男だ。社長のデミアン・デモニクスがほぼ一人体制を志向し、会社の体系を好き勝手に振り回して放置しているのに、この事務所が恐ろしいほど緻密に構成された組織構造を持っている理由……。あなたがいるからではないですか。一言で言えば、デミアン・デモニクスが独裁的に振る舞っても会社が回るのは、あなたがいるからだ。我々は知っています。デミアン・デモニクスがここの柱ではなく、あなたこそが真의『柱』だということを。だから、あなたを処理しに来たのです。」
「…………。」 「どうしました? まさか怯えたのですか?」
「まさか。あなた方のような雑魚に恐怖を感じるほど、私は落ちぶれていません。ただ、あなた方があまりにも情けなくて言葉が出なかっただけです……。一体なぜそんな浅はかな考えを……。なぜ虫ケラが分不相応にも私を捕らえようとするのか……。あまりにも情けない。」
「流石は『鉄の数式』と呼ばれるだけはありますな。前マナーズ特別管理部総括参謀殿。」 「……それを知りながら私に挑むとは……。夢が大きいのか、ただ前後不覚の愚か者なのか……。もちろん、あなた方は後者のようですが……。」
「噂に聞くより口先ばかりの御方のようですな……」 一人の男の言葉が終わるより早く、グラウンドの冷徹な弾丸がその男の眉間を貫いた。コンラートはまるで何事もなかったかのように、顔に飛んだ返り血をハンカチで拭いながら言葉を続けた。
「……グラウンドさん、ここは私たちの事務所です。殺すならもう少し汚さないように殺してください。」 「……けっ、こんな連中を片付けるのに綺麗さが必要か?」
「殺……!! ぐはっ!! 一体何が……!?」 刺客たちが手を出す前に、ライムのギターの音波が彼らを麻痺させた。 「心配すんな. どのみちお前らは植物人間になるか, そのまま死ぬだけだからな.」
「どうしたんですか? 皆さん、まさか私たちがあなた方のような不審者を相手にする備えもしていないとお思いで?」 「皆さん、早く掃除しましょう。社長が戻ってくる前に。」 「分かってるって。」 「あのスカした連中をシバけばええんやな?」 「ハァ……meたちはさっき戻ってきたばっかりなんだぜ……あの地獄から……。」 「fweah……! homicide……homicide!!!!!!!!!!」 (ギュッ) 『あいつらボコるわ。おk。』(看板)
「あら……本当に面倒ね……. もうさっさと死んじゃいなさい〜^^」 「……両腕がついたばかりだけど……戦わなきゃ……!!」
「まずあのガキから仕留めるぞ!」 そう言って刺客3人がエドワードに襲いかかった。 「また僕かよ……!! でも過去の僕とは違う……!!」 教わったばかりの念動力を使い……!! 「ぐわあああっ!!」 「できた……!!」
エドワードが敵を処理する間、もう一方では驚いたことに、敵がたった一羽のアヒルに苦戦していた。 「クソッ……!! あのアヒル、一体正体は何なんだ……!!」 「アヒルが日本刀を持って戦うなんて……!? しかも強いぞ!!」 (ギュッ:未開な人間ども、貴様らはただ死ね)
「このド阿呆どもが……. 武蔵はただのアヒルやない. 日本から来たサムライ・アヒルや!!」
事務所を埋め尽くしていた数十人が消えるのに、そう長い時間はかからなかった。『メシアの再臨』の侵攻は、何事もなかったかのようにわずか4分で終わってしまったのだ。
コンラートはただ一人だけを殺さず縛り上げ、言葉を続けた。 「……ご覧の通り、あなた方は単なる捨て駒に過ぎませんでした。あの方の性格上、あなた方のような虫ケラだけでなく、何か別のものも送り込んでいるはず。お話しいただけますか?」
「……やはり敵わぬか……. ああ、貴様の言う通りだ. 我々は単なる捨て駒に過ぎん……. だが今, 暴君級モンスター『降り注ぐ翼』『揺れ動く牙』が向かっている……!! 貴様らを含め、ドイツは終わりだ……!!」
「……これは困りましたね……. モンスター相手となれば、処理はできても周辺被害は避けられないでしょう。もちろん、我々だけだったらの話ですが。そうですよね、ニコライさん?」
「あ、すまんコンラート。聞き逃した。ゲームしててな。デミアンに持っていかれた後、久しぶりにやるペXコムだったから興奮しちまったようだ。ところで、なんで見知らぬ連中が倒れているんだ?」
「に……ニコライさん……? まさか私たちが刺客を処理している間、あなたは社長の部屋でゲームをしていたんですか……?」 「何か問題か? 敵を相手にするのは社員である君たちの仕事だろう。俺は君たちの社長の友人として、社長に会いに来た客だ。社内の問題を客にまで解決しろと言う会社がどこにある。俺だって人間だ。無報酬の労働はしたくない。」
「あ……あなたという人は……!!」 (さっきまでマジでシリアスだったのに、ニコライ一人が出ただけでジャンルが様変わりしやがった!! ああ……ニコライ〜!! おじさんは君にもっと空気を読んでほしいと思うぞ〜っ!!)
「今ドイツに暴君級モンスターが2体も向かっているんですよ!? 2체も来てるんです!! え!? ええっ!!? 1体だけでも国家壊滅の危機なのに、2体だなんて……!! あなたハンターでしょ!! ああいうのを狩るのがハンターでしょ!!」
「あ、そうか? 確かに。だが俺は依頼を受けて動く。あいつらを狩っても俺の懐に入る金はない。結局俺が汚れるだけだ。損だな。」
「もしあの怪物たちが、あなたの持っているその大切なゲーム機をぶっ壊すとしたら!!!」 コンラートの叫びに、ニコライはさっきまでの「仕事したくない〜自分らでやって〜」という態度はどこへやら、凄まじく真剣な表情を浮かべ、エドワード一行に向かってグッジョブの親指を立てていた。
「それはいかん。今すぐ狩りに行く。安心しろコンラート。ドイツとここにいるケルン市民の安全は、この俺、ニコライ・ロマノフ12世が守ってやる。」
エドワードは感じた。 どう考えても、あの男、扱いやすすぎる。




