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初月給なんてのは、流した汗の量に比べりゃ、驚くほどスズメの涙なんだよ。

「あぁ、うるせーな。……お前はちょっと寝てろ。」

「な……何だと? 何て言った……この、ッ……!! がはっ!!!」

デミアンは手刀ネックスライスでライムを気絶させると、そのまま肩に担ぎ上げた。

「あぁ、クソ重てぇな……. 行くぞ、野郎ども。……ってか、お前、その手はどうした。」

「……お前の、妹が斬ったんだよ……fweah……!」

「あぁ……. それは、すまなかった……. とりあえず、トレダリーのところへ行こうぜ。」

デミアンはマテオ会長の前に立つと、普段の自堕落な態度を捨て、完璧なビジネススマイルで優しく問いかけた……! 何なのだ、デミアン!! お前、そんな風に喋れるくせに、普段は口に雑巾でも挟んでいるかのような汚い言葉を吐き散らしていたのか!?!?!?

「……会長、申し訳ございません。うちの社員たちがご迷惑をおかけしましたね。お怪我はございませんでしたか?」

「…………. いや……. 彼らは、立派に守ってくれた……。」

「あぁ、それは良かったです。ですが、もしこいつらが何か失礼を働いたのであれば、いつでもわたくしに仰ってください。」

「か……構わない。私は……。」

「では、依頼完了ですね。」

「社長、トレダリーは?」

「あいつか? コンサートでもやってるだろ。放っておけ。どうせ勝手に戻ってくる。お前も知ってるだろ、あいつの公演は一度始まれば10時間は続くってことを。」

「それもそうだが……. 新入りは?」

「あぁ、状態が最悪だったからシンデレラに任せて、お前らを見に来たんだ. だが、お前らも状態が良いとは言えないな……。」

一方、トレダリーの状況――

「It's Lit!!!!!!!!!」

彼はアイラ神父とA.A団の信徒たちを宙に吊るし、自身の空間である「Astro World」で公演を楽しんでいた……!!!

「むぐっ……むぐぐっ……!!!」

「Hey guys!!!!! あのピンク髪の(とにかくbで始まる悪い言葉^^)と、その(とにかくbで始まる悪い言葉^^)の下っ端どもがようやく静かになったから、今から本気で遊ぼうぜ!!!!」

「トレダリー!!!!!!!!!!」

「むぐっ……むぐうぅっ……!!!」

「神父様!!!!! 貴様!!! なぜ神父様にだけ猿ぐつわを噛ませているんだ!!!」

「なぜかって……? ファンたちがクソ喜ぶからだよ!!!! 貴様らはどうせカルトテロリスト団体!!! 犯罪者と変わらねぇんだよ。……じゃあ何だ? 犯罪者には何がねぇ?」

「人権がねぇ!!!!!!」

「その通りだ、お前ら!!!! だから俺は、俺のファンたちが一番喜んで想像するであろう、あの(とにかくbで始まる悪い言葉^^)の姿をプロデュースしてやったのさ!!!」

「そ……そうなのか……. 神父様……お姿が尋常ではない……. あぁ、ありがとうトレダリー!!!!」

「む……むむぅっ??????」

そうなのだ……. 信徒たちも、神父のあの姿を作り上げたトレダリーに拍手を送っていたのだ…….

「あぁ、さすがは俺たちのヒップホップ妖精トレダリー……. ファンが何を求めているのか、お前は分かっているんだな!!!!」

「お前ら!!!! 楽しむ準備はできてるか!!!」

「オォォォォォォォ!!!!!!!!!」

「野郎ども!!!! 楽しむ準備はできてんのか!!!」

「オオォォォッ!!!!!!!!!」

「なら、It's lit!!!!!!!!!!」

「ウ、ウウゥゥッ!!!!!!」

その瞬間、縄で艶めかしく縛られていたアイラ神父が、トレダリーの流した『ピーーhyne』に合わせて、妖艶なポーズでストリップダンスを踊り始めていた……!!!!

「ウォーオオオ!!!!!! さすがトレダリ!!!!!!!!! 俺たちのロマンを!! ロマンを!!!!!!!!」

「It's lit!!!!!!!」

「やはり、これが『lit』というものか!!!!!」

「んんーっ……! んんーっ……!!」

「あぁ? 何だって~? 聞こえねぇぞ、お姉ちゃん!!!!!」

「仕方ねぇなぁ……!! 野郎ども!! このピンク頭の(例のBから始まるヤバい言葉^^)、実は表ではあんな格好してても、中身はTバック穿いてる超絶エロい(例のBから始まるヤバい言葉^^)だってこと、知ってるかーっ!!」

「おお……おおおおおおおおおおお!!!!!」

「俺様が何をさせるか、分かってんだろぉな!!」

「おおおお!! まさかトレダリー!! あれをっ!!」

「そうだぜ!! テメェらぁ!!」

「おおおお!!!」

「ん……んんーっ……!?」

「アストロ・ワールド、第二のルール……. 俺様の言うことには絶対服従だ……!! さぁ!! 服を破いて下着を見せろぉ!!!」

「んぐ……んんっ!! ぺっ!! ……いい加減にしろ!! ほどがあるだろ!!」

「いくら何でも……!! ルシファーを崇拝するカルトテロ組織の神父である私より、あんたの方がよっぽど悪人じゃないのよ!!!」

「あーあ……ピンク頭の(例のBから始まるヤバい言葉^^)……. それはいけないな……. 勝手に俺様がハンドメイドした猿轡を外すんじゃねぇ……. また嵌めてろ!!」

「ん……んんんんーっ……!!!」

「さぁ、それじゃあ再開だ……!!!」

アイラ神父は涙を流してまで抵抗しようとしたが、体が言うことを聞かない……!! このままでは……!!!

「おおおおおおお!! 流石トレダリー!!」

驚いたことに、信徒たちまで合流してトレダリーを応援していた……!! もちろん、ナレーションであるわたしも応援しているがな!!!

「んんんーっ!!!」

「おおお!!!」

*※この先の展開は、15禁である『マジック・ザ・リバース:逆転された因果律』ではお見せできない審議対象のため、自主検閲いたしました。※

^^この作品、アダルト小説じゃないですからね^^

一方、エドワードの状況.

「……シンデレラ?」

「シンクレア君……. やっと目が覚めたんだね……. 君が死んでしまったんじゃないかって、すごく心配したんだよ…….」

「僕は……たしか……えっ!? ……! なぜ……両腕が……? それに、ここは一体どこなんだ……. 何だか、馬車の中にいるみたいだけど…….」

「馬車で合ってるよ. 今、君は私のメナーズ、『神秘のガラスのカボチャの馬車』の中にいるから.」

「……進歩……? でも、どうやって再生を…….」

わたしがやったんだよ、この小僧ガキめ!!」

「あいたっ……い、痛い……. えっ? ……妖精……?」

「シンデレラ、わたしが言ったじゃない. 男はできるだけここに入れちゃダメだって. 男なんて信じられないんだから……!! 特にあのデミアン・デモニクスっていう奴……、危険すぎるわ……. あなたがなぜ好意を持っているのか知らないけど、近づいちゃダメよ!!!!」

「そ……それは……. しゃ……社長は、良い人なんだもん…….」

「はぁ……分かったわよ……. 妖精であるわたしは、主人のあなたの言葉を信じるしかないからね…….」

「あの、妖精さんなら……. もしかして、あの有名な『フェアリー・ゴッドマザー(大母)』様……? でも、お若いですね……. いや、僕たちと同い年くらいに見えますよ……. 背も高いし……. 羽さえなければ、別に……。」

「あいたっ!!!! 痛いです!!!!」

(この人間、何でこんなにツッコミを入れてくるの……? それも、生まれて初めて感じるタイプのツッコミだわ……. 本来、ツッコミを入れてくる奴らはみんな騒がしく怒鳴り散らしてくるのに、こいつは違う……!! 礼儀正しくツッコミを入れてくる……!!!! いや、それが問題じゃないわ……. わたしまでついつい、こいつにツッコミを返してしまったじゃない……!! とにかく、ちょっと. わたしたち妖精とあんたたち人間を同じだと思わないでくれる? わたしたちは老いないの. メディアでの姿は、あんたたち人間が勝手に変えただけで、わたしたちは一生この姿のままなのよ……. ったく.)

「じゃあ、どうして『ゴッドマザー』なんて呼ばれているんですか……?」

「あぁ、それは単にわたしが妖精の中で一番年上だからよ、文句ある?」

「なるほど……. 意外と理由があまりにも直感的で一般的すぎて、逆に笑っちゃいますね.」

「ねぇ、シンデレラ. わたし、あのガキを殴り飛ばしてから、もう一度再生させてもいいかな?」

「ダメだよ……!! 」

デミアンとグラウンドがライムとマックスを担ぎ、デミアンは手ぶらでマテオ会長の手を取りながら歩いてきた.

「シンデレラ、小僧シンクレアの治療は終わったのか?」

「社長……. あ、はい……. シンクレア君の治療は全て終わりました.」

「デミアン……・デモニクス……!!」

「おぉ, 何だ. 若作りしてるクソババアじゃないか. 久しぶりだな.」

「馴れ馴れしくしないで……!!! わたしはあんたを見てるだけで反吐が出るんだから……!!!!」

「やれやれ……. 相変わらず男嫌いで、女にしか興味がないその性格は直ってないようだな.」

「な、何ですって!? この……っ! ああもう!!」

「とにかくババア、あんたが治療しなきゃいけない連中が山積みなんだ. まず、こいつから頼むぜ.」

デミアンは当然のように、妖精にライムを突き出しながら言葉を続けた.

「このマヌケが. 自分の面目を守るとか言って、敵からまともに攻撃を食らいやがってさぁ.」

「ライム・スワッガー……!! このノッポを……この吐き気がするほどデカいノッポを……!!」

「それと……」

おれもいるぞ fweah~!!!!!」

「こいつはまた、何で右腕が消えてるのよ……!!!!??」

「meもいるぞ、god mother…….」

わたしもだ……. この腐れババア、忘れるなよ…….」

「こいつも……っ! はぁ!!!!! だからわたしは……人間、特に男が嫌いなのよ……!!!!!」

「ち、治療してあげますよ…….」

「thank you……エリザベス…….」

「デミアンさん. ところで、シンデレラってマナがものすごく多いんですね……. たしか、補助系のメナーズは他のメナーズよりマナの消費が激しいと聞いたことがあったので.」

「こいつ、思ったより知識があるな. 驚いたぜ. あぁ、お前の言う通りだ. 補助系メナーズは他の系統より平均して2倍はマナを食う. それでもあぁやって使い続けられるのは、あいつのマナの器がとんでもないってことだ. 恐らくお前の4倍はあるぞ. 伊達に俺の事務所の専属ヒーラーやってねぇよ.」

「あ……そうなんですね.」

「そうだよ、このガキ.」

「デミアン・デモニクス……. あ……ありがとう……. わたしを守ってくれて…….」

「滅相もございません^^ 会長、今後またお困りごとがございましたら、今回のようにいつでもお呼びください.」

「デミアンさん……. 一体、あんな風に話せるなら……. 普段から……」

デミアンはエドワードの背後に回り込み、囁いた.

「あの女よりひどい目に遭いたくなきゃ、黙ってろ^^」

「はい…….」

「デミアンさん. これから僕たちは……?」

「もう帰るんだよ、事務所にな. 依頼は終わったんだから.」

「あの、僕のお給料は…….」

「はぁ~あ? 給料? 新入りのガキが生意気に給料を論じるのか? 後で適当にやるから黙ってろ. とにかく今は静かにしてろ.」


















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