普段はポンコツな奴らが、チーム課題になった途端にガチ勢になる件。
前回のあらすじ――。 ついに依頼人と対面したカモワード!!
だが驚くべきことに、依頼人であるマテオ会長は、メディアで見せていたあのカリスマ溢れる中年の姿はどこへやら……。ライムが「あー、もうっ!」と発狂しそうなほどドンピシャな、ロリ美少女だったのだ……!!!
「さっさと吐け……。俺たちの堪忍袋はすでに空っぽなんだよ……」グラウンドが低く唸るように言った。
「ふんっ……」
「全力で私を守れ。」
「Let's lit.........」
「ふむ……。OK。それで、誰から『YOU』を守ればいいんだ?」
「貴様らも耳にしたことがあるだろう。『A.A団』という狂信的なカルト教団だ……」
『A.A団』という名を聞いた瞬間、エドワードを除く全員が凍りついた。
「失礼ですが……A.A団とは……どのような組織なのですか? 僕はあまり詳しくなくて……」 エドワードが問いかけると、ライムが激昂した。「おい、黙ってろよクソガキ……!」
「構わん。まあ、こいつも知らぬのは無理はない……。教えてやろう。A.A団――その所行には似つかわしくない純白の修道服を纏い、紀元前、ルシファーの血を引くという『モーニングスター家』によって創設された、ただルシファーのために、ルシファーによって存在する宗教だ。モーニングスター家が統制していた当時は『欧州の闇』と呼ばれ、全欧州を恐怖に陥れた団体よ。だが18年前、フランスの皇帝シャルル・ソードワード14世によって、家門も団体も根こそぎ滅ぼされ、幸いにもこの世からは消え去った。
だが、中心であるモーニングスター家が消えたとて、残った根は常に蠢くもの。3年前、『傲慢の仮面』と称する存在が再び組織を立て直し、第二次魔法大戦を引き起こした。幸いにも終戦後に奴は死んだが……。ところが最近、突如として『2代目・傲慢の仮面』を名乗る男が現れ、A.A団を率いている。すでに欧州全土に悪影響を及ぼしておるよ。最近起きたドイツの米国大使館爆破、民間人の虐殺、フランス大使館の惨劇……すべてあそこの幹部の仕業だと言われている。……よく知っているのではないか? エドワード・シンクレア。その罪をすべて着せられたことのある貴様なら、特にな。」
「……っ……あ……そういう、ことですか……」
「最近ではその団体が、世界中の企業を相手に服従と経営権を要求している。我らとて、例外ではなかった。だが、私は断った。我が先祖、ヨーゼフ・シュヴァルツビンガーが築き上げたこの伝統と誇りを、たかがカルト宗教に明け渡せると思うか。
ゆえに拒絶した。すると奴らは、今日にでも刺客を送り込むと宣いおった……。全くなめられたものだ。それで貴様らを呼んだわけだが……貴様らの『社長』を期待していたというのに、来たのはこれか……。はぁ……」
「そう安っぽく見られても困るんだがな……。あのアホみたいに潔癖で、反吐が出るほど完璧主義な野郎が、俺たちを送り込んだ意味を考えな。あいつは、俺たちが使えねえ駒だったら、一人で乗り込んでくるような男だ。顧客の安全と依頼の完遂、それだけにしか興味がねえ男だからな」 グラウンドが言葉を継ぐ。「それに、俺たちがいくら見掛け倒しに見えたとしても、この新人を除けば、数十万を超えるA級傭兵の中でも全員10位以内にランクインしているトップランカーだ。あの狂信者どもがプロだと言うなら、俺たちはそのプロを赤子同然に扱う『超一流』だという意味だよ」
「まあ……あの男が寄こした連中なら、性能は保証済みということか……」 マテオは顔を赤らめながら、言葉を絞り出した。
「待てよ……. なんだ、今の反応は……. おい、社長の名前が出た途端に、あのガキ、照れてやがんぞ……!! It's not lit!!!!」
「ちょ、ちょっと待て……。ってことは、まさか……」
「ズゴゴ……シュルッ……. 何って、決まってんだろ。あのお子様お嬢様、うちの社長に一目惚れしてやがんだよ……」
「だ、黙れ……っ!」
ライムはマテオの表情を見て、開いた口が塞がらない。「は……? マジかよ……. デミアン、あの野郎……!! ついにこんな子供まで誑かしやがったのかよぉぉ!!!」
「ああ……ああ……カモワードよ、見よ! 全世界の傭兵の中でも0.001%に数えられ、一国家を音も立てずに地図から消し去ることすら可能な奴らが、大切な依頼人の前でカッコつけ放題! あげくの果てには、依頼人と社長のスキャンダルを暴こうとする超絶ポンコツっぷりを……!! おい、作者! これは異能バトル物だろ? なんでラブコメになってんだよ! カモワード、お前の目から流れるその涙はトラウマのせいじゃない! 『あ、僕、本当に変な奴らに捕まっちゃったんだな』っていう、深い賢者タイムの証拠なんだよ!」
「……とにかく、からかうのはそのくらいにしろ……! お前たちは、自分の仕事に集中していればいいんだ……っ!!!」
「ったく、可愛いお嬢様だぜ……. あのサングラスのサイコ野郎のどこがいいんだか。顔だけはいいが、中身は空っぽだろ」
「確かに……. うちの社長、顔だけはIs real handsome guyだけど……性格はSo disgustingだよね……」
「社長の性格の悪さ、It's so lit!!!!!!!!」
「Hell nah.... 社長のツラ(面構え)、It's so scwheyah~!....」
「まあ……サングラスで顔が見えなくても、あの反吐が出るほど、どうしてか分からねえのに『整いすぎてる顔面』が透けて見える男ではあるが……. なんでいいんだよ! 一体全体、どこが……っ!!」と、ライムがついに爆発した。
「……顔がいいからだ。……とてつもなく。」
「やっぱりそれかよ!! 不公平だ! クソ不公平すぎるだろ、この世の中……!! ああ、神よ……!! なぜあのゴミ野郎にはあんな最高なツラを授け、俺にはこの救いようのない面を与えたもうたのか……!!」と咆哮するライム。
「ああ、ライムの言う通りだ……. 神はどうしてこうも不公平なのか……. 心根の真っ直ぐな正しい漢であるこの私と、真に子供たちを守りたいと願うライムには四角いツラを授け、金に汚いソシオパスには、千年に一度のルックスを授けるとは……. おお、主よ…….」
その時!!!
「会長!!! ロビー1階に白い修道服を着た不審者たちが……!!!!」
「全員、非常警報コードネーム『孔雀』発令!! すべての警備員は武装し、迎撃態勢を整えなさい!!!」
「Hey hey.... いくらなんでも早すぎるだろ…… So fast....... Its so..............」
「It’s lit!!!!!!!!!!!! Let's lit!!!!!!!!!」 ついに自分のショータイムが来たとばかりに立ち上がるトラダリー。
「Schwyeah~.......。ようやく遊べそうだな……. 退屈してたんだよ……」 まるで相手の血をすべて吸い尽くしてやるかのような眼光を放っている……!!!
「それで、どうやら『ME』たちの舞台は整ったようだな……」 そう叫ぶマックス。 ついにあのスマホを置いた……!!!
「さあ、それじゃあ『ROCK』を始めようぜ……. おい、ロリコン。 てめえはその新人と一緒に、あのお嬢様を守れ。」
「はぁ!?」
「てめえのメナスには特別な制約があるだろ。 万が一『あの条件』が満たされちまったらマズい。 戦うなという意味だ。」
「チッ……. 分かったよ、クソ野郎!!! 行けばいいんだろ……!!! おい新入り!!!! VIPを連れて来い、付いてこい!!!」
「は……はいっ!!」
「ま、待て! 私をどこへ連れて行くつもりだ! 私は会長だぞ!! この事態を最後まで見届ける義務があるんだ……っ!!」
「会長、申し訳ありませんが……今は退きましょう。 あいつらは、絶対に負けるような奴らじゃありません。 あいつらを信じてください。」
二人と会長を送り出した残りの四人は、「俺たちに任せな」と言わんばかりの頼もしい表情で、最上階まで迫った敵と対峙する!!!
「見よ! これこそが『入金完了』した傭兵たちの頼もしさだ! さっきまで社長のツラを嫉妬して泣き叫んでいた奴らはどこへ行った! 最上階の廊下を埋め尽くす白い『孔雀』の波を前にしても、あの四人組の口元には余裕の笑みが浮かんでいる! あいつらの面構えを見てみろ! あれは依頼人を守ろうとする正義感なんかじゃない、**『合法的に暴れられる』**という殺人鬼どもの歓喜じゃねえか!!」
「Youたちは……誰だ……?」
「迷える子羊よ……. 我らをご存じないのですか……」
「いや……ただのクリシェ(お約束)で聞いてみただけだぜ..」
「仕方がありませんね……. 我らがどのような団体であり、何を成そうとしているのか、親切に教えてさしあげましょう。」
「いや、MEはYouたちが何をしてるか知ってるってば……」 と言おうとしたが、マックスの言葉は無慈悲にも遮られた……!!
「我らはA.A団。 モーニングスター家の威光の下、ルシファー様の光明が降臨せし時……我らが神を現世に再び降臨させることが究極の目標であり、我らは地球上のすべての迷える子羊たちを、歪められ操作された現実から救済する活動を行っております。 皆様は騙されているのです。 少数の特権階級が作り上げた偽りの神と、歪んだ枷に囚われ生きている。 我らはそんな皆様を……」
「あーあ、つまんねえな……. YouのVerse, MEにはあまりに退屈すぎだぜ……. 何? 歪んだ枷? What is that? 世界はYouたちが考えてるほど腐っちゃいねえんだよ……. それにYouの声、あまりにLow toneすぎるだろ……. それも需要のあるLow toneじゃなくて、聞けば聞くほどSleepが欲しくなるLow toneだ。 さらに言えば、MEは敬虔なReal Christianなんだ。 Youたちの信じてるルシファーなんてのは、ただのHe's just God's haterだろ? 神にReachin(反抗)したせいで天国のVIPルームから追い出され、どん底でブツブツ文句垂れてるただのDumbassじゃねえか。 なんであんなLoserに従ってるのか、MEには理解不能だね……. いっそYouたちも、このMeezusに従った方が、Youたちが目指す世界を成し遂げられるんじゃないか……?」
「もはや聞いてはおれん……! 貴様は子羊などではない……. あのような不浄な者たちに飼い慣らされた『犬』に成り果てたか!!! よくも我が主を……!!」
「この無礼者が……! 畏れ多くもその聖なる御名を侮辱するとは!! 貴様のその傲慢な舌、我が主への生贄として捧げてくれようぞおおお!!!!!!!!!!」
「Oh.... 今のYouのRhyme, flowとVerse, 完璧すぎたぜ……. 怒りに満ちて震えるそのHigh-pitch, そして抑えきれない感情のDelivery……. これこそがMEの求めていた『Raw』な感性だ。 It’s beautiful.................」




