ジョジョパロディ、いわゆるジョジョリファレンスは適度にしないと作品が山に登っちまう
一方、事務所。
「あの人、人間なんですか……」
「ええ、驚くべきことに、一応私たちと同じ『種』ですよ、あの方は……」
「あぁ……やはり世界は広いですね……」
「あああ……社長が大切にしていたブランド服が……ああ……」
うちのシンデレラは、目の前で化け物たちが粉砕されたことより、以前『メシアの再臨』の襲격で社長の愛蔵品が壊れたことを心配していた。シンデレラよ!!こういう時は会社のことより、目の前の出来事をもう少し考えなさい!
「いやぁ~、改めて見てもあのお兄さんは本当にすごいわね~……」
「やはり屠殺人は違うな……俺たちとは……」
「おいライム、ビビるな。ハンターに気後れしたら負けだ。だが、あいつはもうハンターという基準値を超えた存在だからな……理解してやる……」
「クソったれ……あの兄貴の攻撃はいつ見てもイカしてやがるぜ……!」
「マジそれな(看板)」 「Meはあんな光景、見たことないyo……」
「フゥー……シェー……」 ギュッ。
「本当に……!うるさくて死にそう……!!あんたたち、喋るならよそでや……何よ、あれ。」 そう……あの性格のきついベアトリーチェでさえ当惑するほどの光景が、目の前に広がっていたのだ……!!!
「あ……ありがとうございます……助けていただいて……」
「わぁ、パンツ一丁のお兄さん、強いね!」
「何だ、こんなことで感心するな……。とにかく、姉さん、ガキをしっかり見てろ。見たところ、こいつは一癖あるぞ。まさか、こいつ父親がいないのか?」 (お前より癖のある奴がこの世にいるか、ニコライ!!!このおじさんはお前の図々しさに感服するばかりだぞ!!しかもパパ活ならぬ親父ディスりか!!!正気か!!??)
「うん!私、パパいないよ、お兄ちゃん!!どうしてわかったの?」 (マジだったのかよ!!!???)
「……あ、すまない……。姉さん、すまなかった。女手一つで育てている子だったか。ならば理解できる。だが、この子は『俺』みたいにならないよう、大事に育ててほしい」
「は……はいっ!」 (このおばさん……いや、この女性、もう調教されてる……!!!!やはり顔か……?やはり顔が重要なのか……!!????)
「俺は帰る。帰るべき場所があるからな。では、さらばだ」
彼は、先ほどモンスターを仕留める時に見せた速度はどこへやら、情けないほど遅い足取りで、まるで無駄にピコピコと音を鳴らしながら、猟奇的な歩き方で去っていった。
「リア……パパ、必要ないかしら……?」
「ママ、あのお兄さんのことなら嫌だよ!!あのお兄さん変だもん!!服着てないし!!!!いい人だけど、パパとしてはナシ!!」
「そ……そんな……」
あの母娘の会話はカオスすぎるので、そろそろ事務所に視点を戻すとしよう……。
一方、相変わらずめちゃくちゃな状態の事務所。その沈黙を破る男が登場した。
「よぉ、野郎ども!!!社長のお帰りだ!!!ガハハハ、最高に気分がいいぜ……。ミュンヘンが2-0で勝つなんて……!!いや、4-0で勝って当然の結果だったがなww~ひゃっふー!!これだからサッカー観戦はやめられねぇんだよ……。えっ、何だこれ。一体何が起きたんだ?」
「社長、やっとお帰りですか……」
「いや、コンラートさん、一体何があったんだ?」
「それが……」
「私がご説明します。私はエリアル・ド・マーメイド。今回、UNメナス特別管理部から派遣された職員です」
「あ、そう?それにしては、あそこで美人なお姉様方はたくさん見てきたが、お姉さんみたいなタイプは初めてだなぁ~。本当にそこの職員か?なぁ、コンラートさん。あんたも初めて見るだろ、このお姉さん」
「確かにそうですが……」
「私は最近赴任したばかりの職員です……」
「あぁ、左様で~!道理で見かけないと思った~!……まぁ、とにかく、うちの会社に来た理由は何かな?お姉さんのような綺麗な淑女が」
「先輩、私にはそんなこと言わないくせに~……。ひどい~、お客さんにだけ優しくするなんて~?♥」
「あー、失せろクソ女……。お前はしつこく言い寄ってくるから不快なんだよ……。消えろ、マジで……」
「そ……そうです……!!しゃ……社長……。私たちには普段、そ……そんなこと滅多に仰らないのに……。お客さんにだけそんなこと仰るなんて……ひどいです……」
「お前はまた何なんだ、シンデレラ?お前らに俺が綺麗だなんて言う理由がどこにある。それに、何を当たり前のことを聞いてるんだ。お前らは、こうやって客に媚びを売ってこそリピーターになるんだろうが、え?俺が適当に常連を作ってると思ってるのか?あぁ?俺がどれだけ媚びを売って金を稼いでると思ってるんだよ……。従業員なら社長の苦労を理解しろよ、な?」
エドワードは感じた。あぁ、この男、やはりタダ者ではないと……。
「コホン……。ともかく、私はヨハン局長の命令で、皆様にある団体を警戒するよう警告に参りました……」
「ん?何の団体だ?まさかあれか?あの中二病団体の集まりか???」
エリアルはデミアンのふざけた態度に呆れたような表情でため息をつき、言葉を続けた。 「……はい、そうです……。おそらくデミアン・デモニクス様が仰った中……二病集団、正確には『メシアの再臨』……。最近、活動を再開しています……。A.A団、ヒーロー、ヴィラン、キラー、傭兵、ハンター、世界の様々な国際機関、そして各国の著名人に至るまで襲撃を受けています……。すでに各国の首脳陣は……。警報措置を取って久しいです……。特に皆様は、A.A団、我がメナス特別管理部、そしてニコライ・ロマノフ12世、WHO事務総長を含む1級目標です……。ですから、注意を……」
デミアンは、まるで自分を過소評価するエリアルに飽きたように言葉を遮り、自分の言葉を続けた。 「お姉さん……。俺たち、いや俺が、そんな中二病をこじらせた出来損ないども相手にビビると思うか?いや、そもそも俺があんな連中にやられると思うかよ。あまり俺を安売りするなよ……。俺は『デミアン・デモニクス』だぞ。あんな奴ら、1トラック分……いや、組織丸ごと掛かってこいって言っとけ。二度と調子に乗れないようにぶちのめしてやるからよ」
デミアンの言葉は傲慢に見えるが、その場にいる全員が、この男の自信は根拠のないものではなく、あまりにも根拠がありすぎて、彼にとっては当然のことを言っているのだと感じていた。
「……やはり聞き及んでいた通り、傲慢さが過ぎますね……」
「何だ、悪口か?」
「いいえ……。根拠のある傲慢さなので、むしろ心強い限りです……。では、私はこれで……」
「電話番号くらい聞いときゃよかったかな……」
「先輩!!!社長!!!」
「こいつら、どうしたんだ……?」
「デミアン、この羨ましい野郎め!!!!!!!」
「Bossは時折、Girlsの心を知りながら弄ぶ楽しみを持っているようだ……」
「お前は男として失格だ……社長」
「いくら俺たちの社長でも、腹の立つ色男なのは間違いねぇな……」
「こいつら、俺に何を求めてるんだ?女たらしになれってか?」
その時、扉がピンポーンと鳴る音がした。
「デミアン、いるか?」
まさにこの3話の間、聞き覚えがありすぎて、聞くだけで笑いがこみ上げてくる、ある一人の男の声だった。
「おっ、この声は!?ニコライか?ニコライなのか!!」
「デミアン、いるようだな。扉を開けるぞ」
「ニコライ、久しぶりだな~おい!!!本当に会わない間に、何週間ぶりだ?」
「2週間ぶりだ。お前が俺のファミXンとメタルギX ソリッド スネークイーターを借りていってから、見ていなかった」
「で、何しに来たんだ?」
「ファミXンとメタギXを返しもらいに来た。だが、メタギXはお前が売ったそうだな……。白雪……デミアン、失望した……。俺たちは親友ではなかったのか?友達同士でこういうことがあるのか……?」
「あ……」 (ヤバい……。こいつ拗ねると、だいたい4日間は家に引きこもって泣くんだ……。どうにかしてなだめなきゃ……!と考える、姑息なデミアンであった~)
「ニ……ニコライ!!!実はだな~?そのゲーム、チップを見たら入ってなかったんだよ……。あの日○の店舗の奴らが、きっとお前に詐欺を働いたんだ……!だから俺はeBayで高く売りさばいた後、実は新品を買ってやろうと思ってたんだよ……!な?本当だ……。だから泣くな、ニコライ……」 (こいつが泣いたら、涙が洪水並みに溢れ出すんだ。食い止めなきゃうちの会社はこいつの涙に沈む……!!!)
「あ……そうだったのか。やはりデミアンは俺の親友だ」 (※嘘です。デミアンのデタラメです)
この二人の漫才を見守る面々は、呆れてものも言えない状態だった。
「コンラートさん……。一体、ニコライさんは社長のあんな見え透いた嘘を、なぜ……」
「あの方は、自分が友達だと思っている人には本当に寛大ですからね……。いや、あの方は元々ああいう方なんです……」
「情けない男ね……。チッ」
「マジ不憫ww(看板)」
ギュッ……。
「ニコライの兄貴、頼むから目を覚ましてくれよ!」
「Oh……Meはニコライの無知さに涙が出てくるyo……」
「あのバカは、まだあんな簡単なトリックに引っかかるのかよ……」
「全くだな……」
「ところで……俺の宝物1号であるポルXとラ・マルゾッX限定版コーヒーマシンは、なぜあそこに突っ伏して転がってるんだ?あれは911台しか生産されていない限定版なのだが……。それに、俺の服はなぜあんなことになってる?ニコライ、お前がやったのか?うちの事務所の奴らがこんなことするはずないし、お前しかいないんだが……?」
「違うぞ、デミアン。俺はモンスターどもを狩りに行っていた」
「そうです、社長。実はそれは『メシアの再臨』という団体が押し入って荒らしたんです、少しの間……」
「何だって?コンラートさん?まさかあいつら、あんな奴ら一人始末できなかったのか?」
「いいえ。始末は完璧にしましたが、エリアルさんが依頼をしに来られたので、少しの間、私たちが油断していたのです」
「ふぅ……。幸い、以前サツ(メナス特別管理部)が来た時と違って、何も壊れていなくてよかった……。ところでコンラートさん、俺が頼んだ中二病野郎どもと、あのサイビ宗教団の連中の調査はしてきたか?」
「はい、社長。調査は全て終わりました。今どこにいるのか、何を企んでいるのかも、調査を通じて判明しました」
「あ、そう?じゃあ、とりあえず休もうぜ。なぁニコライ、あのお前が好きな、何だっけ、大乱……?とにかくNintendoでやる、あれやろうぜ」
「大乱Xスマッシュブラザーズだ、デミアン。俺はちなみに、大乱Xスマッシュブラザーズを2万時間もプレイしているほどだぞ」
「何だよ、そんなことで自慢しやがって。悪いが、ニコライ。ゲームをどれだけやったかじゃなく、上手いかどうかが重要なんだ。そのくせ、お前俺にボコられてばっかじゃねぇか……。全く……」
「お前がソ○ックで卑怯にヒットアンドアウェイするからだ……!!今回は違うぞ。必ず勝つ……!!」
「全く……。ダンXとかバ○ネッ○みたいな、根源キャラもいないゲームの何がいいんだか。まぁ、やることないしやるか。シンデレラ、N○ntendo Switch 2はどこだ?」
「あ……。それですか?それ、たぶん爆発で……」
「はぁ!!??無事なのか、N○ntendo……!!!今回新しく買ったやつなんだぞ……!どれだけ高かったか……!(380.38ユーロ、米ドル基準$449.99、ウォン基準648,000ウォン、日本国内版基準49,980円、2026年1月24日 11時42分現在)。ゲームもろくにねぇのに、何でこんなに高いんだよ!!!これだからプ○ステがいいんだ……。デメ○もできるし……」
「貴様、だからダメなのだ、デミアン。毎日デビルメイク○イばかりして、ゲームの価値観が腐っている……。どうしてメタルギ○ライジング リベンジェンスが名作だと言えるのだ……?貴様は……!!!」
「え、名作だろ?ライ○ン、かっけーじゃん。考えてみたら、このクソゲーに何でライ○ンはいねぇんだ。変な段ボールでうろつく諜報おじさんはいるのに」
「スネー○だ……。とにかく大乱Xは名作だぞ……」
「はいはい」
エドワードは骨身に染みて感じた。この事務所、やはりおかしい……。
コンラートが、デミアンがゲームをしていた最中、急に何か言いたいことがあるといった風に言葉を続けた。
「ですが社長、今日私たちを襲撃した『メシアの再臨』と呼ばれていた集団は、おそらく本物ではなく偽物だと思われます」
「あ、そう?そうなんだ。あ、でもこの野郎、意外としぶといな。ほら死ねよ、早く」
「そう簡単にはやられんぞ」
「ちょっと話を聞いてください!!!」
「あ、ごめん」
「ともかく……。私たちを襲撃した団体は偽物で、おそらく本物が送った陽動だと思われます……」
「じゃあ、あの暴君級モンスター2匹も、本物が偽物たちに流して送ったんだろうな」
「はい……。そしておそらく『本物』も、すでに現場にいたと思われます……」
「あ、そう?俺はそれがどこの誰なのか、本っっっ当に心当たりがあるんだが、コンラートさんもそうだよな?」
「はい……。おそらく」
一方、路地裏。
エリアルは、いかにもといった路地を歩きながら、どこかへ向かっていた。彼女は、堅物そうに見せていた眼鏡を外し、結んでいた髪も解き、目つきも一変させて歩いていた。エリアルの到着とともに、長髪で長身の男がエリアルを迎え、共に歩き出した。
「……来ましたか、エリアル」
「はい……副総帥……。副総帥の命令通り、デミアン・デモニクスの居所に襲撃をかけました」
「結果は?」
「暴君級モンスター2匹と偽物たちを連れて行きましたが、ニコライ・ロマノフ12世という予期せぬ変数と、コンラート・ホフマンという大きな壁を突破できませんでした」
「ふむ……。構いません。我々の目標は、今はただ変数を見つけることのみ……。それで、『あれ』はそこから抜き出しましたか?」
「はい……幸いにも……」
「ならば、それでいいです」
彼らの対話が幕を閉じようとする頃、ある場所に到着した。
彼らは膝を突き、フードで顔全体を隠した一人の男に服従を誓っていた。
「仰せの通り、デミアン・デモニクスの居所での目標、確保完了いたしました」
「ルイ・ソードワードXII様」
申し訳ありません。不手際で第10.3話の投稿が遅れてしまいました。




