片親と親なし
「つまり、やったのは私ですよ?でも私も裸になりたくないですもん!」
「そうねぇ。でもあの建物にいた人達みんな死んでるんだもんね。」
「そ、そんな…。。。私はそんなつもりじゃなかったんですけど…。」
私は先頭にいた女性に取り調べを受けていた。
そこで知ったのは、あの建物にいた人は私の付けた小さな火によって中にいた人達が亡くなっていたらしい。
「ついうっかり、で人の人生をめちゃくちゃにされたくないないでしょう?」
それはそうだ。私は本当に先のことを何も考えていない。だめだめだ。
「本当にそうですよね。」
「そうですね、じゃないのよ。まぁ聞きたいことはそこじゃないの。」
彼女は気を取り直し、質問をする。
「貴方と男の人、どこに住んでいるのか聞きたくて。」
「え?そんなことなんですか?」
まぁよくよく考えたら、そんなことも分からないんだけどね…。
あの人も出身どこかもわからないし。
仕方ない。抽象的に濁そう。。。
「地球です。」
「地球のどこよ。」
「日本です。」
「日本のどこ?」
詰んだ!!!!
「すみません、どこか分からないんです…。」
「そう、まぁそういう人もいるだろうしね。」
あれ?納得してくれた?
「一緒にいた男の人も仲良さそうにしていたけれど、どういう仲なの?」
「えーと、最初から話しますと、彼はまず盗賊なんです。で、人のものを盗もうとしましてケンカになって、なんやかんやありましてこうなりました。」
さすがにワープしたことは言えないし…。こう言うしかないのかなぁ。
「ケンカになって、こうなりました。ねぇ。まぁ何となくわかったからいいわ。」
なんか謎の納得をされた!?
こんな説明でいいのか…。
「貴方からは以上です。あとは外にいるものの指示に従ってください。」
私は礼をして取り調べ室を出ようとする。
「あ そうそう。私の名前はシルファよ。これからよろしくね。」
シルファさんは、舐め回した目線で私にそう伝えた。
私は部屋をでた。
「とんでもない、問題児2人が現れたわね…。でも、丁度いい人材になりそうだわ。」
なんだったんだろう。あの取り調べ。
特に何か聞かれたわけでもないだろうし。
あの後、私は牢獄に入れられた。
ただ、最初ということもあって配慮をしてくれていたみたいで、彼と一緒の部屋になった。
「それにしても、男女一緒に牢獄って基本ないシチュエーションじゃないか?」
彼は言う。
確かに言われてみれば、牢獄って基本男女に分けられるよね?
「何かあったらどうするつもりなんだ…。あいつらは。」
「別にあっても問題ないんじゃないですか?だって私たち仲間に思われてるみたいですし。」
「まぁ、それもそうだな。」
彼は私の方を見る。
「とりあえず何を聞かれたんだ?。」
とても真剣な眼差しだ。
「えーと出身地とか?ですかね?後わたしがやりましたと白状したり。」
「バカが。そういうのは嘘をつくものだ。知りません。これを貫くんだよ。」
そ、そうなの!?でもあの時シルファという人、お前が犯人だろ感出してたじゃん!!!
「でも、聞きたかったのは出身地みたいですし。」
私は和んだ顔でそう言った。
「お前の情報を知りたいだけだろう。あ、そうだ、出身地は嘘をついてるよな?」
「嘘はついていないですよ。日本といいました!」
「まぁそれでいい。最悪の事故は防げた。」
最悪の事故とはなんだろう?
まぁ、こうなっているのも私のせいだしな…。
「そういえば出身地はどこなんですか?」
私は彼に問う。
「嗚呼。知らないんだよなぁ。」
そうなんだ。私と一緒だ。
「ちなみに、本当に知らないぞ。」
「私も分からないんです。仲間ですね。」
「なんか嫌だな…。お前と一緒なのが。」
そんなに嫌なの?めっちゃ私のこと嫌いじゃん。
でも私と同じで出身地がわからない人なんて存在するんだ。意外。
「出身地を知りたいとかは思わないんですか?」
「どうでもいいな。オレはお前と違って親すらも分からないし、今さら親ですと言われてきてもだからなんだとしか思えない。」
親もわからないんだ。でも私もお父さんがわからない状態だしやっぱ少し境遇は似てるのかも…。
「まあでも人間だからおそらく出身地は地球で間違いはないだろうな。」
「あ、そうですよね。私も人間なのでおそらく地球だと思うんですけど。。。」
私の予想も地球の何処かだと思う。
「お前、人間の皮を被った悪魔だから地球じゃないぞ。」
「えぇ!?」
めちゃくちゃ否定された。




