第14話 激エロメイドが目の前に、俺の理性は限界化
俺は自分の目を疑った——
しかしこれは夢ではない。今まさに俺の目の前に立っている霞は、黒を基調にしたドレスに白いフリルが絶妙に映えるメイド服を纏っている。
それが彼女の美しい容姿、清楚な黒髪と完璧に調和してとんでもない破壊力の可愛さを放っていた。
「霞!?おまえっ!なっ…なんて格好してんだよ!?」
ただのメイド服なら100歩、いや1000歩譲って許容できる。むしろ最高だ。
しかし霞のメイド服姿はただのメイド服でないのだ、そこが大きな問題。ってか大問題。
何が問題って、そのメイド服の胸の部分。そこがハート型にくり抜かれて彼女の立派なおっぱいがギュッと詰まって深い谷間を作っている事。エロいとかの次元じゃない。童貞を殺すどころか細胞レベルで消し去れる。今すぐにでも埋もれたい欲望が脳内を駆け巡る。
俺……耐えるんだ!霞は好きでやってるわけじゃないんだ!……たぶん。これも彼女なりのサービス精神の表れなんだ!!
そして俺の思考を完全にフリーズさせたのは彼女の首元だった。
黒いレザーに銀の金具が煌めく首輪が巻かれているのだ。そして、そこからぶら下がっているのは……持ち手付きのチェーン。
はい、アウトです。美人巨乳生徒会長に首輪を付けて飼うとか、もう背徳感だけで頭おかしくなるシチュエーションだろ…
慌てふためく俺に向かって、満面の笑みで小走りで超至近距離まで近寄ってくる彼女。フワッと香るあの夜に似た彼女の香りに心と股間がざわめく。
「恭介?どう、似合うかしら?これあなたの為に用意したのよ?」
「俺の為にこれを!?ありがとう……じゃなくて!!ちょっちょっ!近い近い!霞!おっぱいが当たるって!」
「えっ?これは当てるためにやってるのよ?しかもこの穴はパイ○リしやすそうでしょ?試してみる?」
「はっ!?パイ○リ!?何言ってんだよ!?試さない!試さないって!!」
ああ、もういっそのことパイ○リしてもらおっかなぁ……じゃなくて耐えろ俺!!ダメだ……めちゃくちゃ可愛いしエロすぎる!!俺の理性が!?この生徒会長マジで何考えてるの!?
「感想くらい教えてくれてもいいんじゃないかしら?これ高かったのよ?」
「感想って……そっ……それは可愛いけど……」
「ふふっ♡気に入ってくれたのね?よかった。ほら、この首輪の奴隷の証よ、ご主人様。これを持ってくれないかしら?」
彼女はおもむろに首輪から伸びるチェーンの持ち手を俺に渡してくる。
「そんなの持てないって!お前は奴隷じゃないって!!」
「ハァハァ♡……いいじゃない持つくらい、一回だけ、一回だけだから!そういうプレイだと思って!後生だから!」
「いや先っぽだけの派生やめて!?ってかプレイってもう言っちゃってるけどお前そういう趣味あんの!?」
荒い息をしながらエロい視線をこちらに向けて迫ってくる彼女に身の危険を感じ始める。下手したらこれはヤッてしまう。明らかに何かしらのスイッチが入っている。それもよくない方の。
「恭介♡お願い♡」
上目遣いで少し照れくさそうにおっぱいを揺らしながらおねだりしてくる彼女。はいズルい。無理。どんな男でも断れないだろこれは。
俺は彼女のおねだりに堕ちた……
彼女からそっと手渡された首輪の持ち手を握った瞬間、彼女は全身をゾクッと震わせ光悦の笑みを浮かべながら、静かに宙を見上げる。
「ああっ♡……私、恭介に飼われちゃったわ……♡」
飼われたと買われたを掛けたのね、上手いわぁ、座布団一枚!じゃないんだよ!!
凄まじい背徳感と罪悪感に襲われて俺はすぐにその持ち手を手放す。そしてどうにか彼女を落ち着かせようと彼女の両肩に手を掛けて心の内をぶちまけた。
「霞!ちょっと落ち着こう!その服もめちゃくちゃ可愛いし似合ってるし大好きだけど、あまりにお前が可愛すぎて…俺緊張してお前のこと見れなくなっちゃうし……これから毎日少しづつ慣れていくから!今日は普通の部屋着にしないか?なっ?そのうちそれ着てもいいから!無いなら貸すから!」
俺の心からの説得に何故か顔を赤らめる彼女。理由はわからない。でもそんなのどうでもいい、今は彼女を止めないとヤバい。主に俺が。
「そっ…それもそうね………わかったわ」
思った以上に素直になる彼女に若干驚きながらも俺はホッと胸をなで下ろす。
正直な事を言おう。俺はもうあそこが限界突破していた。
これ以上彼女に攻められたら理性が崩壊する。
メイド服の彼女とエッチするなんて夢のようなんだが……せめて初めては普通にしたいと思う自分もいる。
というかちゃんと付き合ってからしたい、だって彼女は処女なんだぞ!?付き合っていない女子とメイド×首輪コスプレで処女を奪うとか鬼畜の所業だろ!?
そんな不貞な考えを巡らせている俺を横目に彼女が口を開く。
「じゃあ……恭介は今日、私に何かして欲しいことはないかしら?流石に何もしないで恭介のお宅にお邪魔するのは気が引けてしまうの……」
「なにって……うーん………」
俺は少し悩むがパッと思いつかない。そもそも彼女に何か頼もうなんて考えてもいなかったワケで。
「思い浮かばない?例えばおっぱい揉みたいとか、セッ……」
「ストッッップ!!はいそこまで!!そもそも一緒にいてくれるだけでも十分嬉しいから!!」
「えっ……」
「ん?霞?どした?」
何に驚いたのかは分からない。ただ、ふと彼女の顔を見た瞬間頬がみるみる赤く染まり、彼女は慌てて両手で顔を隠してしまった。
俺はそんな彼女を気にせず考える。すると一つだけだいぶ図々しいお願いが思い浮かぶ。それを意を決して彼女に伝えた。
「俺……ずっとまともな食事とってなくてさ、霞がよければ……お前の手料理が食べたい」
そしていつものように言ってから激しく後悔する。
これ彼氏ズラしてるキモい男じゃん!?なにお前の手料理が食べたい(キリッ)だよ!
「えっ?そんな事でいいの?そんなのお安いご用よ」
「えっ!?いいのか!?」
あまりにスムーズに快諾してくれた彼女にあっけにとられてしまい、既に気持ちが舞い上がって声がうわずってしまう俺。そんな俺を見ながら彼女は『ふふっ』と小さく笑った。
「もちろんよ、私料理は得意なの。何か食べたいものはある?」
「霞が得意なモノなら何でも嬉しい!好き嫌いないし!」
「そう。じゃあまず食材を買いに行かなきゃいけないわね。恭介、この辺りのスーパーを案内してもらえるかしら?」
「もちろん!霞…ありがとな!」
「恭介!ちょっと大げさに喜びすぎよ!恥ずかしいじゃない……」
「そうか?」
「そうと決まれば早く食材買いに行きましょうか」
俺は世界一幸せ者かもしれない。そう思えるくらい俺にとっては嬉しい事だったのだ。男の一人暮らしとはそういうもの。誰かの手料理が恋しくなる。
「ふふっ♪お買い物〜」
どこかウキウキしている彼女は鞄から財布を取り出すと、そのままスキップでもしそうな勢いで玄関へ向かっていった。俺はそんな彼女の後を全速力で追う。
そう、今のままではマズイ。
「霞!?おまえその格好でスーパーは流石にマズイ!」
おっぱいほぼ丸見えで首輪を付けたメイド服姿の女子高生がスーパーに行っていいわけがない。そもそも字ずらだけ見てもR15のラノベ的にギリギリだろ。
「あっ……ごめんなさい、忘れてたわ……ちょっと着替えてくるわね」
少しだけ動揺しながらリビングにとぼとぼ戻っていく彼女。
流石に彼女もそこはわかっているようだ。たぶん人目がある所では凜とした彼女に戻るのだろう。
数分後、カジュアルなパーカーに着替えた彼女が戻ってくると俺は心底安心した。
よかった……ちゃんとしたの持ってるじゃん……
「霞、じゃあ行こうか」
「ええ、恭介」
俺は明るい玄関の灯りの下、ドアを開けて彼女と並んで外に出る。
夕日が差すマンションの渡り廊下は彼女と歩くだけで不思議といつもより明るく感じられた。
これが俺たちの幸せだけどじれったい、波乱に満ちた同棲生活の幕開けだった——
次回:性癖の擦り合わせって…それ今必要?
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