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詩「透明の影」

作者: 有原悠二

愛しています。)

  私は

あなたをずっと

  ずっと?

いえ 違うのです

  秋のせいなのです

あ いまは

  冬のせいでした

(あなたの)「ずっと一緒にいたい」と

言う 声は

  わたしだったかしら

     手は雪

     あなたは水

「これで最後に」(なにを)

  いったい なにが終わったのでしょうか

わたしには なにも 終わるということなん

 て

細胞は ひとつひとつは

青春は (

  目。が覚めないまま

毎朝を迎える

  お姫さまのように

     これは愛 それは欲

あなたがただ欲しくて「もう少しだけ」いや

  約束が違うから…… 約束?(約束)

「待ってる」

わたしはそのためなら 言。葉を失ってもか

 まわない

あなたを失うぐらいなら 宇。宙のほんの点

 のような

こんなちっぽけな星。なんて はじめからな

 かったかのように

どうして?「どうして?」 髪の毛が ああ

雪国に生まれたい

  今度こそは

そうしてつららを光に透かしながら

  冷たくなった手を握ってくれる

透明な誰かを待ち焦がれ

  わたしは孤独を凍らすのです。

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