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しるし3(詩集)

ストロベリーフェア

作者: さゆみ



太陽がまんまるで紅緋で夕暮れで僕の目線で

まるで同化したように感じたんだ


それでも僕はすぐに時間に追われて歩き出して

太陽のことなんて忘れてしまう


大半は這いずってる湿気を吸ってる

誰にもぶつからない孤独のレールが欲しい


意図なんてないよ

なのに絡みあうマリオネット

操ってると思ってるアイツをまた別の誰かが

操ってそいつもまた誰かに操られてる

そんなふうにみんなで糸遊び

なんて仲良し

別に微笑ましくないスマイル


もう月の出る頃になると

使いすぎた目玉は劣化している

優しいお薬はいらないよ


それより

ストロベリーフェアに逝こう

赤黒い激甘の潰れたストロベリーのうみ






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