ストロベリーフェア
太陽がまんまるで紅緋で夕暮れで僕の目線で
まるで同化したように感じたんだ
それでも僕はすぐに時間に追われて歩き出して
太陽のことなんて忘れてしまう
大半は這いずってる湿気を吸ってる
誰にもぶつからない孤独のレールが欲しい
意図なんてないよ
なのに絡みあうマリオネット
操ってると思ってるアイツをまた別の誰かが
操ってそいつもまた誰かに操られてる
そんなふうにみんなで糸遊び
なんて仲良し
別に微笑ましくないスマイル
もう月の出る頃になると
使いすぎた目玉は劣化している
優しいお薬はいらないよ
それより
ストロベリーフェアに逝こう
赤黒い激甘の潰れたストロベリーのうみ




