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私と彼と幼馴染

作者: YUI
掲載日:2013/04/06


私は木野奏。

ごく普通の女子高校生です。

私には彼氏がいます。


「おはよー!」


「おはよう!」


この子は斎藤由香。

小学校のころからの友達。

由香は私にとてもよくしてくれる。


「最近圭とはどうなの?」


由香がいう「圭」とは日野圭。

私の彼氏です。

圭はこの学校の女の子達にとても人気。

それにくらべて私なんて・・・・・・。


「どうって?」


「どこまですすんでんの?」


「そんなこといいません」


「あれれ~?顔赤いよ?」


「なっ!赤くないもん!」


耳が熱い・・・・。

きっと私の顔は赤いことだろう・・・・。


ガラガラ・・・。


「おはよう圭くん!」


「あぁ・・・。おはよう」


「(あれ?なんか圭元気ない・・・。)」


「ほーらっ!奏の王子様が来たよ~♫」


「うるさいなぁ」


「奏は照れ屋さんなんだからっ!」


「照れてません」


圭は自分の席に着いた。

系の席は私の左隣だ。


「圭?どうしたの?元気ないみたいだけど・・・・。」


「なんでもないよっ!」


圭が無理をしているようにみえた・・・・。


「嘘はダメだよ?」


「嘘じゃないって」


圭は笑った。

でもいつもの圭と違う・・・・・。


ガラガラ


「おーい。席着けー。」


センセが来た。


「はぁー・・・」


「佐藤」


「はい」


「前田」


「はい」


「鈴木」


「はい」


先生が出席確認をしている。


「一条。」


「・・・・・・」


「一条?」


「一条はまーた遅刻かぁ・・・・」


その時―――――


ダダダダダダダダダダダダっ!!


ガラッっ!!!


「はぁ・・・はぁ・・・・・。すみません・・・遅れました!」


先生は彼をみてすぐ。


「よし。一条遅刻・・・っと」


「そんなぁぁぁ・・・せんせぇぇぇ・・・・」


「ははははははは」


クラスのみんなが笑った。


彼は一条蓮。

私の右隣に座っている。


「うぅ・・・・。」


「大丈夫?」


私はハンカチを差し出した。


「うわぁ・・・ありがとー!奏ちゃんだけだよぉぉ~」


「あぁぁ。もぉー。遅刻しちゃダメだよ?」


「うんっ!俺頑張る!」


「よしよし」


私は蓮の頭を撫でた。


「奏ちゃぁ~ん・・・・」


私と圭と連は幼馴染。

私の家の両サイドに二人が住んでいる。

まぁよくある設定だ。


「そうだ!」


「どうしたの?奏ちゃん。」


「勉強教えてくれない?」


「いいよー!」


「やったぁ」


「えへへっ」


「じゃあ今日いつでもいいからうち来て!」


「はーい」


「バーカ・・・・・。」


ん?

今バカって言われたような気が・・・・。

さっきの声は・・・・!


「圭ぃぃ!」


「なんだよ」


「今バカって言ったでしょー!」


「言ってないよーだ」


そういって圭はべーっと舌を出す。


「私はバカじゃないぞっ!」


「蓮なんかに勉強教えてもらわなきゃいけないなんてバカじゃん」


「なんだとぉぉ!聞捨てならんな圭!!」


横から蓮が入ってきた。


「なんだよ・・・。」


「「蓮なんかに」とはなんだぁぁぁ!!」


「だって蓮バカじゃん」


圭は少しニヤっとして蓮を見た。


「くそぉぉ!その目がムカツクーっっ!」


「ほーら!そこうるさいぞー。なんだお前ら木野の取り合いかー?」


先生は面白そうに言った。


「「「ちがいます!!」」」


私と圭と蓮。

ハモってしまいました・・・・。


「ははははははは」


クラスのみんなが笑う。


「お前ら本当に仲がいいなぁ!」


私達三人は顔を見合わせた。

そしてみんなで笑った。

そんなこんなで、学校は終わった。

そして帰り道――――――


「圭ー。本当に今日はどうしたの?」


「なんでもねぇって」


「うっそだぁー」


「っていうかさぁ・・・・。」


「私も思ってたんだけど・・・・」


「「なんで蓮がいんの?」」


「えー?だって俺たち方向一緒だから?」


「だからってお前なぁ・・・」


「まぁいいんじゃない?たまにわさっ」


「おっ!奏ちゃんいいこと言う!!」


「ありがとー」


圭は帰り道ずっとムスっとしていた。


「じゃあバイバーイ」


「おう。じゃあな」


「バイバーイ奏ちゃーん」


そして私は制服から部屋着に着替え始めた。


私の両親は事故で亡くなっている。

だから一人暮らしだ。

蓮も同じ。

連の両親も亡くなっている。

連の両親は昔、車にひかれそうになった蓮を庇ったため事故死。


ピンポーン


「(蓮来たかな?)はーい!」


ガチャッ


「よぉ・・・。」


「なんで圭?」


「お前が心配だったからだよっ・・・・。言わせんなバーカ」


あ・・・・。

圭可愛い・・・・。


「っていうか奏・・・・。」


「ん?」


「なにその格好・・・・。」


圭は赤い顔で言った。

私は自分の格好を見た。


「・・・・・・」


ダダダダダダダダダダダっ!


私は自室に戻った。

この格好・・・・。

スカート脱いだため下は下着で、上はYシャツのボタンを外したままだった。

悲しい事に私はキャミソールを着用しない派だったぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・。

下着丸見え・・・・。


私は急いで着替えて圭のいる玄関まで歩いていった。


「ごめんねぇ」


「いや・・・別にいいけど・・・。奏さぁ・・・さっきの俺じゃなかったらどうすんの・・・・?」


「えっ?」


「襲われてたかもしんねぇんだぞ?」


「ないないないない」


「さっきのが蓮だったら・・・・確実に襲われてた・・・・・」


「れっ!蓮!?ないないないないないないないない!!」


蓮が私なんかを襲うわけない!!

絶対ない!

圭はなにを根拠に言っているんだ!!


「本当・・・・奏って鈍いのな・・・・・」


「鈍くないもんっ」


「はいはい」


圭は呆れたように言った。

圭私のこと子供扱いしてるな・・・・・。


「かーなっでちゃぁーんっ♫」


「あぁ!蓮!」


「はいコレっ!奏ちゃんの好きなショートケーキっ♫」


「わぁー!ありがとー!」


「どういたしましてー!」


「どうぞあがってあがってー♫」


「はーいっ」


「おう」


「二階の私の部屋ねー♫」


「「わかったぁ~/わかった」」


そして私は連にもらったケーキをお皿にのせて紅茶をいれた。

あれ・・・・?

ちょっと待てよ?

なんでケーキ三つあるんだ・・・・?

蓮は圭が来てるの知らないはずだぞ?

っていうか圭がくる予定はなかったのに・・・・・?

まぁいっか!


「はーい!蓮がもってきてくれたケーキと奏特製の美味しい紅茶だよぉ~」


「ありがと奏ちゃんっ」


「奏。ありがと。」


「よーっし!勉強会START!」


「おう!」


「はぁ~い」


「あ・・・・。ねぇ蓮~」


「ん?」


「ここ教えて~?」


「はいは~い」


「えっとここが・・・・・」


「奏。こっちこい」


グイッ


「うわっ!」


私は圭に腕を引っ張られた。


「奏。俺が教えてやる。」


「え・・・。あ・・・。蓮は・・・・?」


「蓮はいいから。」


「いいのっ?」


「じゃあ俺も奏ちゃんといっしょに教わろーかなー?」


「そうだねっ!おいで蓮!」


「(奏本当にわかってねぇ・・・・。)」


「圭?」


「ん?あっ・・・あぁ・・・。えっと、ここの式を代入して・・・・」


「そういうことか!」


「圭。ここってこうしたほうがやりやすいんじゃない?」


「そういうやり方もあるけどこっちの方がやりやすいだろ。」


「いや~。こっちもいけるよ?」


「こっちでいいんだよ」


「じゃあこっちは?」


「それは今俺がやったやつの元の形。さっき俺がやったのがそれの短縮した式」


「(なんか二人難しい話してるなぁ・・・・。私にはわからないや。私バカだし・・・・。)」


「じゃあこっちは?」


「それにはこっちの短縮した式があるだろ?」


「あぁそっか!」


「(なんか眠くなってきちゃった・・・・・。)」


「奏ちゃん。どっちがやりやすい?」


「こっちだよな?」


「・・・・・(圭と蓮の声がきこえる・・・・。)」


「寝ちゃった・・・・・。」


「奏のバカ・・・・。」


「ベッドに寝かせよっか!」


「あぁ」


「っしょっと」


ドサッ


「んん・・・っ・・・・」


「起きちゃった・・・・?」


「Zzzz・・・」


「大丈夫そうだな」


そのまま私は深い眠りについた。


「Zzzzz・・・・」


「二人とも寝ちゃった・・・・か・・・・。」


「(圭・・・・?)」


「圭の奴・・・・。分かってるくせに・・・・・。」


「(圭・・・なに言ってるんだろう・・・・。)」


「奏も全然気づかないし・・・・。本当鈍感な奴だな・・・・。」


「(気づいてない・・・・?)」


「連は奏の事が・・・・なんだよ・・・・・」


「(よく聞こえない・・・・・・。なんて言ったんだろう・・・・・。)」


「気づけよバーカ。奏は無防備すぎる・・・・・。」


「圭・・・・・。」


「か!奏!起きてたのか!?」


「今起きた・・・・。ごめんね寝ちゃって・・・・・。」


「大丈夫だよ・・・・。」


チュッ


「んっ・・・・」


「ははっ。奏顔赤い」


「うっさい・・・・・」


「(まったく・・・・ここでイチャつかないでよね・・・・)」


「じゃあ勉強会第二ラウンドやろ?」


「えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!??」


「蓮!?起きてたの!?」


「あ・・・。うん・・・・。」


「あぁぁぁぁぁぁ・・・・・」


「奏ちゃんっ!大丈夫っ♫」


「うぅ・・・」


「ちゃーんと聞いてたからっ」


蓮は小声で言った。


「うぁぁぁぁぁ・・・・・」


私は顔に手をあてその場にしゃがみこんだ。


「?」


「~♪~♪~」


「(恥ずかしいぃぃぃぃ)」


勉強会も終わりやがて夜になった。

私は夕飯を食べて、お風呂に入って、歯を磨いて、パジャマに着替えて布団に入った。


「(蓮は私のことを・・・・・なんだろう・・・・)」


さっきの圭の言っていたことが気になる・・・・・。

まぁ考えてもしかたない。

寝よう!


――翌日――


いつもと同じように学校に行くと・・・・・


「圭くぅん」


「日野くぅぅん」


「ねぇ?メアド交換しよ?」


「あぁ。いいよ」


圭が女の子達に囲まれていた。

それに見たことのない笑顔・・・・・。


ガタッ


「ちょっとちょっと~。圭と喧嘩でもしたの?」


「してないけど・・・・・。」


「なんか見せつけられてるみたいで嫌じゃない?」


「うん・・・・。いいの別に・・・・。」


「いいの~?」


「こっちにも手があるから・・・・」


「なんか怖いなぁ・・・・」


ガラッ


「あぁ~!蓮~!今日は遅刻しなかったんだねっ」


「奏・・・・。そういうことね・・・・。」


「うん!早く奏ちゃんに会いたくて」


「冗談でしょ~?」


「本当だよぉ~」


「はははははっ」


先生が来て出席確認が終わり授業が始まった。

圭の事が気になってボーっとしていたらもう帰りの時間になっていた。


「ねぇ圭くん」


「今日一緒に帰ろ~?」


「あぁ。いいよ」


圭はニッコリと微笑んだ。

圭が女の子達と教室を出ていこうとした。


「あ・・・・圭・・・・」


圭は一瞬私を見てこう言った。


「行こう。めぐみ。」


「めぐみ」とは圭の事が好きな女の子だ。

圭はめぐみちゃんの肩を抱いて歩きだした。


「・・・・・。」


「奏ちゃ~ん!一緒に帰ろ~?」


「うんっ!」


「じゃあ行こっか!」


「うんっ!」


蓮と帰っていると前に圭とめぐみちゃんが見えた。

圭は私たちの方を見た。

私は気づかないふりをして蓮にこう言った。


「蓮~」


「なぁに~?」


「手・・・・繋ごう・・・・・?」


「いいよ」


蓮は微笑んだ。


ギュッ


私と蓮は指を絡ませた。


チュッ


「奏ちゃん!?」


私は蓮の頬にキスをした。


「顔真っ赤だよ?」


「奏ちゃん・・・・」


チュッ


「!?!?」


「奏ちゃんだって顔真っ赤♪」


蓮は私の唇にキスをした。

それを見た圭は目を見開いた。

私は気にせず家に帰った。


「バイバイ蓮!」


「バイバイ奏ちゃん♪」


そして私は昨日と同じようにしてベッドにはいった。


「(圭のバーカ・・・・。)」


――翌日――


ピンポーン


「はーい」


「奏ちゃんっ♪一緒に行こっ?」


「うんっ♪」


そして私と蓮は一緒に学校に行った。


ガラガラっ


「だよねー!」


「そうそう♪」


「奏すごいなぁ・・・・」


由香が言った。


「仕返しだもーん」


「そうかい」


由香は笑った。

圭はもう学校に来ていた。

すると圭は私に気づいたのか、早足で私の方へ来た。


グイッ


「わっ」


圭は私を階段の陰まで引っ張っていった。


ドンッ


なんだこの状況は・・・・・。

私壁においつめられて逃げられないんですけど・・・・・。


「奏のバカ・・・。」


「?」


「蓮よ一緒に居て楽しかったか?蓮と一緒に帰って楽しかったか?蓮とキスして気持ちよかったか?蓮と手つないでドキドキしたか?」


「何言ってるの?」


「昨日帰り道に蓮と奏がしてたことだろ?」


「それはっ・・・・」


「なんでそんなに蓮と一緒にいるの?今日の朝だって二人で仲良く教室入ってきて・・・・・」


「圭が他の女の子達と一緒にいるから・・・・。」


「へぇ・・・・・。それだけで蓮と手つないだり、キスしちゃったりするの?」


「圭だってめぐみちゃんの肩抱いてたじゃん!」


「それはっ・・・・」


「圭が他の子のところばっかり行くから寂しかったんだよっ!」


ヤバい・・・・・

泣きそう・・・・・・。


「なっ・・・・」


「もぅ・・・・もういいよ・・・・・。」


「・・・・・?」


「もう別れよう・・・・?」


私の目からは涙が溢れていた。


「!?」


「私なんかよりめぐみちゃんの方が圭に合ってる・・・・・。」


「お前・・・・。まだわかんねぇのか?」


「・・・・・?」


「俺もっ・・・・俺も奏が蓮とばっか話してるから寂しかったんだよっ!」


「ぇ・・・・・?」


「気づけよバカ・・・・・!」


「・・・・・・」


「別れよう。とかめぐみちゃんの方が合ってるとか、もうやめろ!」


「っ・・・・・」


「別れようなんて・・・・言わないでくれよ・・・・・」


「ごめんね・・・・ごめんね圭・・・・・」


「あぁ・・・・。」


ちゅっ


「奏・・・蓮とキスしてただろ・・・・。」


「あぁ。あれは口の端っこにされただけだよ?」


「本当か・・・・?」


「本当だよ。多分蓮は気づいてたんだと思う(ありがとう・・・蓮・・・・。)」


「じゃあ今からお仕置きな?」


「えっ?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


そして私はこのあとみっちり圭にお仕置きされました・・・・。


「世話やかせないでよね・・・・・。

ホントっ・・・・残酷だよね・・・・奏ちゃんは・・・・・。

(好きだよ・・・・。奏・・・・・。)」



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― 新着の感想 ―
[一言] 青春いいですねー 幼馴染みが異性だとやっぱそういう感じになるんですかね? 圭の「言わせるなばか…」とかツボです(笑) ただ三人での会話中、圭と蓮のがどっちか分かりにくかったです(^^; …
2013/04/06 19:27 退会済み
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