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100回死んで地獄を制覇したら、異世界がヌルゲーになっていた  作者: nekorovin2501


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6/12

第6話:阿鼻地獄の無間苦痛と、仲間との絆が深まる日々

ルミエルの街は、俺にとって少しずつ「ホーム」になりつつあった。Eランク冒険者として、リリアと組んでクエストをこなす日々が続く。今日は中級クエスト「洞窟の魔物討伐」。報酬は銀貨5枚。洞窟にはコボルトの群れが巣食ってるらしい。

朝、リリアとギルド前で待ち合わせ。彼女はいつものローブ姿で、杖を握ってる。

「太郎さん、今日もがんばりましょう! 私、回復魔法の精度上がってきたんですよ。」

「頼むな。俺は前衛だから。」

短剣と鉄の棍棒、地獄の鎧を着込んでる。耐性スキルがLv2以上になってるおかげで、防御力がバグってる。

洞窟に入る。湿った空気とコボルトの臭い。

最初は順調。コボルトを短剣で斬り、棍棒で叩く。リリアの火球が援護。レベル11に上がる。

「太郎さん、すごい! 動きが速すぎて見えないよ!」

「地獄で鍛えられたからな……って、冗談。」

でも、奥でボス級のコボルトキングが現れる。体長3メートル、棍棒が巨大。

戦闘開始。俺が正面から受け、リリアが魔法で削る。

キングの棍棒が俺を直撃。【衆合耐性Lv1】で耐えるが、衝撃で壁に叩きつけられる。

HP半分。リリアが回復をかける。

「太郎さん、大丈夫!?」

「平気だ!」

短剣を投げて目を潰し、棍棒で頭を叩く。キングが倒れる。

【経験値獲得。レベルアップ!】

レベル12。クエスト完了。

街に戻って報酬ゲット。リリアと酒場で祝杯。

「太郎さん、最近本当に強くなったよね。最初会った頃は、ちょっと頼りなかったのに……。」

彼女の青い瞳が優しい。

「リリアのおかげだよ。回復がなかったら死んでた。」

本当は地獄ループのおかげだけど。

リリアが少し照れくさそうに言う。「私も、太郎さんと一緒だと怖くない。……これからも、ずっと仲間でいてね?」

「当たり前だろ。」

心が温かくなる。地獄の冷たい記憶が、少し溶ける気がした。

夜、宿でステータス確認。

【名前:佐藤太郎】

【レベル:12】

【スキル:地獄周回者(7/100)】

【業ポイント:2800】

【業火耐性Lv2】

【黒縄耐性Lv1】

【衆合耐性Lv2(強化)】

【叫喚耐性Lv1】

【大叫喚耐性Lv1】

【焦熱耐性Lv1】

【大焦熱耐性Lv1】

交換所でスキル強化。【黒縄耐性Lv2】に上げる。

「次は……阿鼻地獄か。八大地獄の最後。最悪の無間苦痛。」

翌日、新クエスト「街道の盗賊団討伐」。5人組。

リリアと街道へ。盗賊を見つける。

戦闘。俺が前衛、リリア援護。

短剣で一人斬り、棍棒で二人目。リリアの魔法で三人目。

でも、残りの二人が弓で狙う。矢が俺の胸に刺さる。

【業火耐性Lv2】で火矢じゃなかったから耐えたが、HP急減。

リリアが回復しようとするが、盗賊の一人が彼女を狙う。

「リリア!」

咄嗟に盾になる。矢が肩に。痛い。

反撃で盗賊を倒すが、最後の一人がナイフで俺の腹を刺す。

【HP:0】

八度目の死。

暗転。

今度の地獄は、真っ暗な空間。無限の闇と、絶え間ない苦痛。

「阿鼻地獄……八番目、無間地獄。」

ここは苦しみにがない。焼かれる、斬られる、潰される、煮られる、全てが同時に、永遠に。

鬼が現れずとも、業の力で体が勝手に引き裂かれる。皮膚が剥がれ、骨が砕け、内臓が溶ける。

「うあああああ!」

叫びが止まらない。再生しても即苦痛。

前世の全ての罪が一気に蘇る気がする。社畜の残業? いや、そんな生易しいもんじゃない。

魂そのものが削られる感覚。

でも、耐える。耐え抜く。ポイントボーナスを最大限に。

心で叫ぶ。「まだだ……まだ終わらせねえ!」

時間感覚がなくなる。永遠のように感じるが、耐え続けた。

ようやく、光が差す。

【地獄周回:8回目完了。業ポイント+800(ボーナス+400)。】

【異世界に戻ります。】

戻ると、盗賊の前に。

今度は圧倒的。短剣で瞬殺、棍棒で全員粉砕。

リリアが震える声で。「太郎さん……また、死んだの?」

「いや、生きてるよ。」

彼女を抱き寄せる。「心配かけたな。」

リリアが涙目。「もう、死なないで……約束して。」

「約束する。100回まで、耐え抜くから。」

ギルドに戻り、報酬。レベル13。

夜、リリアと宿の屋上で話す。

「太郎さん、私……好きだよ。地獄みたいな苦しみを背負ってるみたいだけど、一緒に乗り越えたい。」

俺は頷く。「俺もだ。リリアがいるから、地獄も耐えられる。」

ステータスに変化。

【地獄の覇王】スキルが少しずつ近づいてる気配。

八大地獄クリア。次は八寒地獄か?

「まだ92回……。でも、もうヌルゲーだ。」

異世界が、完全に俺の庭になった。

(つづく)

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