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存在証明
君の代わりになってもいい
そんな僕らの存在
儚き夢や空想の
これはノンフィクション
怒りとか悲しみ
優しさや幼さ
全てを捨てた君だから
こんなにも空っぽなんだね
何も感じないように
ぐっと唇噛み締めて
さよならと僕は呟いた
もう会わないと呟いた
僕が生きている為に
選び続けなきゃいけない
正しさは求めてないけれど
ただ今は正しいと信じて
見栄とか虚勢とか
そんな僕らの存在
虚しいのはこの世界が
あまりにも残酷だから
甘えとか苦しみ
弱さや思い出
全てを捨てた君だから
こんなにも空っぽなんだね
何かを掴めるように
手を伸ばしていたけれど
さよならと僕は呟いた
もう会わないと呟いた
僕がありのままでいるように
走り続けなきゃいけない
正しさは求めてないけれど
ただ今は正しいと信じて
悲しいはずなのに悲しくない
苦しいはずなのに苦しくない
虚しいはずなのに虚しくない
心とはどこにある物なのか
手を繋げるように
差し出していたけれど
さよならと僕は呟いた
もう会えないと呟いた
僕が生きている為に
選び続けなきゃいけない
正しさは求めてないけれど
ただ今は正しいと信じて