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第1話 入学式

「わぁ…」



初めてみる古く伝統のある建物をみて感嘆の声を漏らしてしまう。



「ここが、シュウ゛ァリース学園かぁ…」


約100年の歴史と伝統を誇る、この学園は代々力のある騎士を輩出している。




「えっと…入学式はどこでやるんだっけ?」


少年は、案内書らしきものを広げ、目的地を探している。


すると、


「あの…新入生のかたですか?」


後ろから優しい女の子の声がした。


「えっ…と、そうだけど…っ」


そこには、ショートカットが似合う茶髪掛かった可愛い女の子がいた。


「…」


思わず魅とれてしまっていると、


「入学式始まりますよ?」

そうだった。と手で相槌を打つと、


「こっちです。」


そういうと、俺の手を握って走り出した。


「なっ…ちょっ…」


「いいから、早く。」


恥ずかしいから手を離そうとしたら彼女は握りしめ、また走り出した。


「着きましたよ。」


そういうと俺の手を離して指を差した。


俺は、彼女が指を差した方角を見ると、そこには凄く広くてでかい、大聖堂みたいな建物があった。


「さっ、行こ?」


「う、うん。」


二人は大聖堂に向かい歩きだした。

自分の席を探しながら歩く二人。それぞれの手には、番号らしきものが書いてある紙を持っている。


「そういえば、あなたの名前聞いてなかったよね?」

彼女が俺に聞いてくる。


「そうだな。」


「私は、ルーシェ。ルーシェ・フォンルーツ。よろしくね。」


そう名乗った彼女はニコっと微笑んでそういった。


「俺は、カイム。カイム・アーウェンルクス。こちらこそよろしくな。」


軽い自己紹介が終わると、二人は自分の席を見つけ、

「また後でね。」


手を振ってそういうと、俺は席に着いた。


(あの子…可愛いな。)


そんなこと考えていると、入学式が始まった。

振り返ってみると

「えっ…と、そうだけど…っ」


そこには、ショートカットが似合う茶髪掛かった可愛い女の子がいた。


「…」


思わずみとれてしまっていると、


「入学式始まりますよ?」

そうだった。と手で相槌を打つと、


「こっちです。」


そういうと、俺の手を握って走り出した。


「なっ…ちょっ…」


「いいから、早く。」


恥ずかしいから手を離そうとしたら彼女は握りしめ、また走り出した。


「着きましたよ。」


そういうと俺の手を離して指を差した。


俺は、彼女が指を差した方角を見ると、そこには凄く広くてでかい、大聖堂みたいな建物があった。


「さっ、行こ?」


「う、うん。」


二人は大聖堂に向かい歩きだした。


自分の席を探しながら歩く二人。それぞれの手には、番号らしきものが書いてある紙を持っている。


「そういえば、あなたの名前聞いてなかったよね?」

彼女が俺に聞いてくる。


「そうだな。」


「私は、ルーシェ。ルーシェ・フォンルーツ。よろしくね。」


そう名乗った彼女はニコっと微笑んでそういった。


「俺は、カイム。カイム・アーウェンルクス。こちらこそよろしくな。」


軽い自己紹介が終わると、二人は自分の席を見つけ、

「また後でね。」


手を振ってそういうと、俺は席に着いた。


(あの子…可愛いな。)


そんなこと考えていると、入学式が始まった。


「―静粛に。」


女性らしき人の声が大聖堂に響き渡ると、生徒は静かになった。


「それでは、これより第100期生の入学式を挙行する。」


そう告げると、在校生は拍手をした。



「では、校長から一言。」

後ろから、威圧感のある年配の男性が出てきた。



「―諸君、ご機嫌はいかがかな?」


微笑みながらそう言うと、

「もっと楽にしてよいのだぞ。」


はぁ〜

と新入生から安堵の声が聞こえた。



「儂は、この学園の校長のルシフォード・ヴァエルだ。」


先の大戦の四英雄と称された実力者だ。


「君達は、騎士を夢にこの学園に入学してきたと思う。この学園では、辛いことや楽しいこと、色々な試練か待ち受けていると思う。それを乗り越え、立派な騎士になってもらいたいと思う。諸君らの健闘を祈る。」


そう長々しく告げると入学式わ幕を閉じた。


(ったくジジイは話しが長いぜ。)


校長はカイムの義理の叔父なのだ。




こうして長い入学式は終わった。

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