2368話 罪の考え
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は公式イベントでも何でもない包丁次元VSステッキ次元の感想戦を【ロイス=キャメル】としていたな。
結局のところ、【ロイス=キャメル】に自信を持たせるという目的は達成できたので戦いには負けたが、実質的には俺の勝ちと言ってもいいだろうな!
【エラ=サンドレラ】からの依頼も無事達成できたし、俺としても後腐れが無くなって肩の荷が降りたってものだ!
あー、清々した!
やっぱり慣れないことはするもんじゃないなぁ……
とはいえ、ステッキ次元のモブプレイヤーたちを大量にキルする機会が得られたこと自体はよかった。
さくさく倒せるが、ほどよい初見感もあって随分と楽しませてもらったぞ!
(悪食だったり、飽食だったりする……
【暴食】は見境がないの!)
俺がジャンクフードの如くモブプレイヤーたちを倒したことに関して想いを馳せていたら、【大罪魔】が思念を飛ばしてきた。
……こいつ、俺に大罪が烙印されているからかいつも唐突に話しかけてくるんだよなぁ。
というわけでやって来ました堅牢剣山ソイングレストの地下にある罪魔種族用のエリア……【屍山血河城塞アンデッド】。
ここにある魔王城で【大罪魔】は着々とリソース回収をして自己修復に努めているぞ!
「集めてたり、集めてなかったりする……
【色欲】がこの次元に来てからどんどんリソースが集まってくるの!
欲望が漏れ出てたりする……」
【色欲】……つまり【ロイス=キャメル】のことだな。
そりゃ【ロイス=キャメル】の極まった大罪の欲望が常時存在するなら【大罪魔】のお気に召すだろうな。
俺のようなジャンクフードを食べまくるだけのプレイスタイルだと【大罪魔】としての満足度は低いだろうし、ステッキ次元が参入して一番恩恵を受けたのは間違いなく【大罪魔】だろうよ。
「お陰でかなり身体が回復してきたり、してなかったりする……
能力も多少戻ってきたから自己防衛は出来るようになったの!」
自己防衛出来るようになったのは何よりだ。
他の種族たちから狙われてしまって死んだら、せっかく俺が復活させて育ててきたのが水の泡になってしまうし。
……とはいえ、この【屍山血河城塞アンデッド】の城の外側には俺が呼び寄せた罪魔種族レイドボスの【『sin』正義を司る大罪騎士】が徘徊している。
そこらのやつらならこいつで迎撃できるだろうよ。
「充分だったり、充分じゃなかったりする……
陣営対戦になったときにプレイヤーたちの相手をするのは任せられるの。
でも、【上位権限】レイドボスが攻めてきたら相手にならなかったりする……
それでは困るの!」
……直近であったやつだと【荒野の自由】VS【鉄血森林の森人君主】……つまり【槌鍛冶士】のやつだな。
「そうなの!
プレイヤーが味方に少なかったり、自由に動ける【上位権限】レイドボスだったら負け濃厚なの!
だからもっと力を取り戻したかったりする……」
備えあれば憂いなしって言うもんな。
そりゃ力なんてあればあるほど困るものじゃないから、俺としても蓄えてもらった方が助かる。
どうせお前が参戦する陣営対戦ならよほどのことがない限りお前側で俺が参加することになるしな。
その時に力を発揮出来ずに負けられても困るぞ!
「頑張ったり、頑張らなかったりする……
ここにいても出来ることは限られてるの!
それよりも【暴食】にがんばってもらった方が早いの!」
うぐっ、痛いところ突いてきたな……
そりゃそうなんだろうけど、難しいんだって!
暴食だったり、正義だったりする……
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




