2297話 カニタマとの交戦経験
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は【ロイス=キャメル】と海エリアから浸食してきているキモイザリガニエネミー軍団を倒しながら、今の状況を聞いていたな。
前と比べると悲観的な状況から一変していて、ようやく反攻の兆しが見えてきているから余裕が出てきているのがありがたい。
あとは海エリアのもう一つの戦線について確認しておかないとな……
というわけでやってきました海エリア!
【海図航海士】の船に乗せてもらっているぞ!
「【包丁戦士】さん、世界剣樹ダンジョンのレイドボス討伐おめでとうございます。
同じ様に世界剣樹ダンジョンに一度挑んでみたところ、こっちは惨敗。
水辺じゃないのが逆境」
ほぅ、【海図航海士】も一応挑んでいたんだな。
とはいえ、【海図航海士】のビルド的に世界剣樹ダンジョンで本領を発揮するのが難しいのは誰の目から見ても明らかだったので仕方ないよな……
やっぱりお前の活躍の場はここだろう。
「活躍できるエリアが限定されているトッププレイヤーというのも情けない話。
特に【包丁戦士】さんは何処でも活躍出来ているのが驚愕」
まぁ、俺は深淵にかなり偏っているが散らかったビルドだからな……
色々と潰しが利くわけだ。
世界剣樹の話はこれくらいでいいだろう。
俺もしばらく関われないし、【海図航海士】も挑むことはないだろうしな!
それよりも【カニタマ】攻略の進捗について聞かせてくれ。
「委細承知。
【カンバー=オクトパダ】を倒してからエネミーの妨害が減って、【カニタマ】との交戦は何度か成功することが出来た。
ただ、その全てで船が沈没させられて陸地ならもっと戦えていたはずなのに、海に落とされて死に戻りさせられたプレイヤーが多数発生。
深海種族へ種族転生している俺と他の数人で後は戦っても焼け石に水。
……無念」
船の沈没で不利になるわけか……
相手は【上位権限】レイドボスだからそれだけが強みってわけじゃないんだろうが、そもそも戦うための土台が足りてなさそうだな!
俺の魔海城船アンサンセならどうだ?
土台としてはこれ以上無いくらいの安定感があるはずだぞ!
「【包丁戦士】さんの魔海城船アンサンセなら期待大。
ただ、他のプレイヤーの船を【上位権限】レイドボス相手にいきなり上手く動かせる自身はない」
……つまり、練習さえ出来ればいいんだな?
だったら【カニタマ】討伐までの間貸し出してやろうか。
もちろん後で謝礼は用意しておけよ?
俺は手で謝礼を要求するジェスチャーを取りながら【海図航海士】へと迫っていく。
どうせ半分死蔵しているような船だからな。
ここで恩を売っておくために活用するのは悪い選択肢じゃないはずだ!
「あの船を借りられるなら百人力。
沈没させられる危険性が一気に低下するのは確定!」
それは良かった。
俺のクランの【ハリネズミ】たちに声をかけておいてくれ、基本的にはあいつらに管理を任せているからな!
操縦のための船員として使ってやってくれてもいいぞ?
「魔海城船アンサンセに慣れている船員まで借りられるのは僥倖!
まさに渡りに船!」
船に関する話で渡りに船っていう言葉を使ってくるの中々センスがあるな笑
まぁ、【ハリネズミ】たちも実戦経験を積みたいって言っていたし、レイドボスに何度も挑む機会があるならあいつらの成長にも繋がるだろう。
俺も多少は稽古をつけてやったから、戦力としても少なくとも足手まといにはならないはずだ。
「ご助力感謝!
これで沈没対策は無問題」
まだまだ課題はあると思いますけどね……
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




