表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2291/2317

2291話 マヒクの能力分析

 【Raid Battle!】


 【包丁戦士】


 【包丁を冠する君主】

 【深淵域の管理者】

 【『sin』暴食大罪を司る悪魔】


【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】

【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】

【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】



 【聖獣を担うが故に】


 【深淵へ誘い】


 【聖邪の境界を流転させる】


 【責務放棄により】


 【境界を見守り】


 【管理することを強いられる】


 【会うは別れの始め】


 【合わせ物は離れ物】


 【産声は死の始まり】


 【この世の栄誉は去ってゆく】


 【故に永遠なるものなど存在しない】


 【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】


 【ああ……この世は無情である】




 【ワールドアナウンス】


 【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】


 【レイドバトルを開始します】



 はい、今日も元気にログイン!

 昨日は世界剣獣【マヒク】に挑んでいたんだが急に身体が重くなり、突撃攻撃を避けることが出来ずに死に戻りさせられてしまったな。

 途中までは結構いい流れを作れていたと思うんだが、その土台を急に崩されてしまうとは……

 悔しいなぁ……っ!








 というわけでやって来ました新緑都市アネイブルにある樹木をくり貫いて作られた建物……メッテルニヒ!

 ここの一階にある受付にいる人を横目に勝手に二階へ続く階段を登っていく。

 顔パスだからな!



 そして二階にいくと【ペグ忍者】と【検証班長】が議論している最中だった。



 「【包丁戦士】しゃん、来たのらね!

 待ってたのらよ~!」

 「あっ、ちょっ!?

 それはボクのセリフですよ!?

 言いたかったのに……」



 俺を見て歓迎に手を振って招いてくれた二人の方へと近寄っていくと、世界剣獣【マヒク】について纏めた書類が机の上に置かれていた。

 


 「その書類を見るのはいいけれど、それよりもボクは【包丁戦士】さんから世界剣種の方の【マヒク】の性能について聞いておきたいかな。

 【ペグ忍者】と【包丁戦士】さんがやられたことはそこに鍵があると思っているよ」



 やっぱりそうだよな……

 俺の推測からして、あれはデバフだな。

 【封地剣マヒク】は突き刺した地面に関する相手にデバフを与えられるものだ。

 一番効果があるのはその土地を管理しているレイドボス相手だが、影響力が落ちることを前提にするなら対峙している対戦相手にも使えるぞ!



 「その能力は厄介なのらね……

 でも、【ペグ忍者】たちは世界剣樹を管理しているわけじゃないから、そこまで影響力はないはずなのらね?

 でも、かなり強力なデバフだったのら!」



 それは……世界剣獣【マヒク】が世界剣種【マヒク】を扱うのに特化したレイドボスだから、俺が扱うよりも最低限の性能保証の時点で強力な力を発揮しているんじゃないか?



 「その線が強いですね。

 それにしてもデバフを使用してくるレイドボスですか……

 特殊な状態異常にしてくるレイドボスは何体かいましたが、能力低下系はかなり少ないですからサンプルケースが少なくて困りますね……」



 それは仕方ない。

 いないものは俺たちプレイヤーではどうしようもないからな!



 「ちなみにですが、土地が関係あるということは空を飛んでいる相手には効かないのですか?」



 【検証班長】はそう質問してきた。

 打開策を考えたいんだろうが……

 残念ながら、空を飛んでいてもデバフの対象にはなるな。

 ちょっと理解できないかもしれないが、【封地剣マヒク】の範囲は空へもきっちり伸びているんだ。

 俺に有利な性能だったから別に理屈を考えて検証したことはないんだが……



 「ここから検証してもいいのですが、今回はしたところであまり影響力は無さそうですね。

 それくらいでしたら空へ逃げる以外の対策を講じた方が良さそうです」



 そうだなぁ……

 どうしたものか……



 「そういえば【包丁戦士】はデバフを防げるんでしたよね?

 アルベーの深淵細胞を励起した時にはデバフへの強力な耐性を得られると聞いた記憶があります」



 確かにアルベーの力を借りたらあのデバフは突破できるかもしれない。

 だが、チェーンバとシシャーの力を既に借りていてリソースはそこでカツカツだ。

 そこにアルベーのものまで使おうとしたらどれかを抜かないといけない。

 

 ここまでの道のりを考えるとスロットに余裕はないぞ……?

 


 「そこは任せてください。

 不測の事態さえ起きなければ、ボクの本領を発揮できます!

 今ある条件を纏めて、アルベーの力を使う余力が捩じ込めるチャートを作ってみせましょう!」



 ちゃーんとね?ってな!

 俺は媚び媚びのポーズと声を作って【検証班長】をからかってみた。


 すると【検証班長】はみるみるうちに顔を赤らめていき、顔を背けてしまった。



 「ヴッ……

 きゅっ、急に可愛い素振りを見せないでくださいよ……

 反則ですよ……」

 「【検証班長】しゃん、流石にウブ過ぎるのら……

 【包丁戦士】しゃんもからかい過ぎないようにして欲しいのらよ!」



 いや、だって面白いし止められないだろ!






 おもちゃ扱いですか……?

 全く、これだから劣化天子は……




 【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
何が面白いかって自主的な媚び媚びを【包丁戦士】は基本的にしない人間なので【検証班長】が慣れる事は一生無いであろう事。
これは称号天邪鬼の出番かな……?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ