2283話 JavaJava強化
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は世界剣樹ダンジョンで種モンスターの瞬間移動にひたすら付き合わされていたな……
慣れたとはいえ、正直相手にしたく無さすぎる……
今日は気分転換に別のことをしようということで解散となったため、フリータイムを楽しませてもらうとしようじゃないか!
というわけでやって来ました新緑都市アネイブルの拡張エリアにある【槌鍛冶士】の鍛冶場!
ここで【槌鍛冶士】にとある物の加工を任せていたわけだが、それが終わったと聞いたのでいつ受け取りに行くか悩んでいてようやくその時が来たわけだ。
「ガハハ!!!
お前が渡してきた鉱石は包丁次元で見つかっていないものだ!!!
ガーデンバトル中に見つけたものを持ち帰ってくるとはな!!!」
そう、【石動故智】が採掘して俺に渡してくれた鉱石だな!
中々珍しそうだし何かに使えるかなと思って【槌鍛冶士】に渡してみたんだが、何が完成したのやら……
「ガハハ!!!
お前の持つ【失伝秘具】の【恋慕戦場の怪物ー蛇馬魚鬼】が強化出来たぞ!!!
異形の力を強化する性能のある鉱石だったようだからな!!!」
その強化は予想外だったな!?
異形の力か……
確かにガーデンバトルの相手の天昇箱庭は全員モンスターの姿をしているし、あの戦闘エリア……【Battle Garden 天動戯場 不偽鉱山イスルギ】は舞台を天昇箱庭側が用意したんだから性質もそっちに寄った素材が手に入るのも全然あり得る話だな。
「ガハハ!!!
異なる環境の対戦相手がいる戦場で素材を持ち帰るのは困難だが、その分得られるものも特殊になるということだ!!!
多く持ち帰ろうとすれば重量や幅で戦闘の邪魔になるだろうから、どの塩梅で持ち帰るのかも技量の一つとして数えられるな!!!」
それはそうだが……
俺は一応料理系生産プレイヤーだぞ?
現地で料理を作る方が本当はやりやすいプレイスタイルではあるが……
一方で俺はトレジャーハンターでもある。
持ち帰りの取捨選択は職業柄かなり得意だし、経験もそこらのプレイヤーよりは積んでいる自負はあるぞ!
……それはそうと、【恋慕戦場の怪物ー蛇馬魚鬼】の強化はどんな風になったんだ?
肝心なところを聞いていないんだが……
「ガハハ!!!
そうだったな!!!
強化内容は純粋な攻撃力や強度の上昇だな!!!
チュートリアル武器と同じ感覚で使うといつか壊れてしまう可能性もあったから、その部分にまずリソースを割いて強化しておいた!!!
お前の使い方が思っていたよりも荒くて、かなり傷んでいたぞ!!!
壊れるのも時間の問題だったな!!!」
うげぇっ!?
全く気づいてなかったが、そんな酷い状態だったのか……?
見た目の上ではそこまで破損したように見えなかったんだが……
「ガハハ!!!
それはこの【失伝秘具】の特徴かもしれないな!!!
弱さを他に対して見せないようにするいわゆる偽装のような性質を兼ね備えているようだ!!!
ワシも触れてみるまで気づけなかったくらいだ!!!
よほどの強がりだな!!!」
情報を取り扱う【上位権限】レイドボスである【槌鍛冶士】を軽くとはいえ欺けるレベルって強がりで済ましていいんだろうか……?
ある意味ではそれが一番【恋慕戦場の怪物ー蛇馬魚鬼】の持つ性能の中でも長けているって言ってもいい気がしてきたな……
ただ、使い道は全く思いつかないけどな!
「それと、非常時に使える最終手段としての機能をアンロックしておいたぞ!!!
ただし、お前が起動するのではなくて【恋慕戦場の怪物ー蛇馬魚鬼】が自発的に判断して起動する類いのものだがな!!!」
くっ、自我を持つ【失伝秘具】だからこその制約がついてしまったか。
これが難点なんだよなぁ……
私からしてみれば劣化天子も似たようなものですよ。
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




