2270話 拡張エリアの成長
【Raid Battle!】
【包丁戦士】
【包丁を冠する君主】
【深淵域の管理者】
【『sin』暴食大罪を司る悪魔】
【メイン】ー【深淵天子】【深淵使徒】【プレイヤー】【会者定離】
【サブ1】ー【次元天子】【ボーダー(妖怪)】【上位権限】
【サブ2】ー【暴食大罪魔】【デザイア】
【聖獣を担うが故に】
【深淵へ誘い】
【聖邪の境界を流転させる】
【責務放棄により】
【境界を見守り】
【管理することを強いられる】
【会うは別れの始め】
【合わせ物は離れ物】
【産声は死の始まり】
【この世の栄誉は去ってゆく】
【故に永遠なるものなど存在しない】
【瞳に宿る狂気に溺れたままいられることを祈るのみ】
【ああ……この世は無情である】
【ワールドアナウンス】
【【包丁戦士】がレイドボスとして顕現しました】
【レイドバトルを開始します】
はい、今日も元気にログイン!
昨日は【ロイス=キャメル】に会いに行っていたな。
俺が送り込んだ異常者たちを上手く使ってキモいザリガニ軍団の進行を押し返しているようだった。
想像以上の成果をあげていたので逆に俺が驚いてしまったな……
というわけでやって来ました新緑都市アネイブル!
ここの拡張エリアに来てみたぞ!
元々ここに復活させられていた機戒鮫レイドボスの【エヌレッド=シャーク】が砂漠を行き来するようになり、さらには【槌鍛冶士】の制御下に置かれるようになったこともありかなり安全性が増して急発展していると噂を聞いたから来てみたわけだな!
そして実際に足を運んでみるとかなり様変わりしていて、居住区が大きく増えていた。
やはり徘徊レイドボスがいなくなって安心して過ごせるようになったからだろうなぁ……
「ガハハ!!!
ワシらのお陰だな!!!
あの【荒野の自由】に一泡吹かせられて気分が清々したぞ!!!
ワシの森人種族は直接的な戦闘力でいえば全種族含めても底辺種族の次に低いからな!!!
あの陣営対戦も他の種族たちの見立てではワシらが敗北すると見られていただろう!!!」
俺の姿を見かけた【槌鍛冶士】が近寄って話しかけてきた。
こいつが自分の鍛冶場を離れて行動しているのは中々珍しいかもしれない。
それに、封印の森ダンサムントの復旧でも忙しかったはずだ。
「ガハハ!!!
完全ではないが、ある程度の復旧は出来たぞ!!!
リソースを大量に獲得できたから、そのリソースを使って元情報の操作をして読み取りと再現の権限で一部分を急速復旧させたからな!!!
これが森人種族の真髄だな!!!」
へー、そんなことも出来るのか。
森人種族……エルフといえば自然に生きる長命種というのがファンタジーものの定番だが、森人種族【槌鍛冶士】においては鍛冶をしていたり、ハイテクだったりなんだよなぁ。
その辺りのギャップがどうしても拭えないぞ……
「ガハハ!!!
無理して固定観念を拭い去る必要もないだろう!!!
それよりもこのエリアの発展をもっと見て欲しいぞ!!!
これだけ緑に囲まれた場所で過ごしていれば森人種族に種族転生するプレイヤーがそろそろ現れてもおかしくないだろう!!!
ワシとしては増えることにそこまで拘りはないが、この前の陣営対戦の時のように攻め込まれた時に確実に味方になる存在は増やしておきたいからな!!!」
森人種族プレイヤーに強制徴兵をかけられるようにするためってことか。
前はボトムダウンオンラインエターナルのパッチをインストールしている俺くらいしか該当者がいなかったからなぁ……
その辺りも充実させていくのが今後の保険になるならやった方がいいだろうよ。
それに通常時でも封印の森ダンサムントに入れるプレイヤーが俺だけっていうのも流石に手数が足りないだろうし。
あそこも攻略要素があるはずだし、それを進めれば森人種族としての解放されるギミックがあるよな?
「ガハハ!!!
今のお前では進めないがな!!!
同じボトムダウンオンラインエターナルのパッチを導入出来たプレイヤーがいれば、場合によっては一緒に攻略出来るかもしれないぞ!!!」
それが出来るプレイヤーがこの新緑都市アネイブルの拡張エリアで育ってくれたらありがたいな……
「自然との調和に適応したプレイヤーはそう簡単には現れないだろう!!!
でなければ既にワシと同じ種族のプレイヤーがいるはずだからな!!!」
それもそうだな……
ガハハ!!!
気長に待つとするわい!!!
【Bottom Down-Online The Abyss Now loading……】




